【KIRIN（キリン）の就職難易度は？】企業研究からES・面接対策まで徹底解説！！

2025年11月16日

本記事では、KIRINの経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、KIRINから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

また、KIRINのような飲料・食品メーカーで難易度が同じぐらいの企業からオファーがくる、Offer Boxを利用してみましょう。

企業概要

今回は、ビール業界のリーディングカンパニーである「キリンビール株式会社」を子会社として持つ「キリンホールディングス株式会社(以下　キリン」について解説していきます。

キリンは、酒類・清涼飲料水を中心とした食領域事業、医領域、ヘルスケア領域を展開する企業です。
　
企業の柱である、食領域ではキリンがビール市場シェア率1位に11年ぶりに返り咲きました。

また、医領域、ヘルスケア領域にも多角化経営をおこなっています。

そんなキリンの基本情報は以下のようになっています。

経営理念

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、

「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します

キリンホールディングス　企業情報

上記の企業理念は、次のようなことを伝えています。

自然のもつ力を最大限引き出し、確かなかたちにするモノづくりの技術によって、お客様の期待に応える高い品質を追及。

そして世界の人々の健康・楽しさ・快適さに貢献するということです。

将来性

キリンホールディングスとしては、3つの成長シナリオと事業領域を掲げており、事業拡大を目指しています。ヘルスサイエンス領域や医領域にも多角化経営しています。

もう1つが食領域の収益力強化があります。

食領域には、キリンホールディングスの主力商品であるキリンビールも含まれています。

11年ぶりにビール市場シェア率1位に返り咲いたことからも分かるように、コロナ禍により変化したお客さまのニーズにあった商品を展開しています。

過去の栄光に囚われずに、時代に合わせて変化を続けていく企業は強いと思います。

ビール市場の縮小が起こり、将来を不安視する見方もありますが、ホールディングス全体としてはヘルスケア領域や医領域に多角化しており、キリンビールとしても時代にあった商品を提供し、市場シェア率1位を確固たるものにできれば今後も安泰でしょう。

求めている人物像

「熱意・誠意・多様性」を共通の価値観として、

リーダーシップを発揮し、成長・発展し続けられる人財その行動の全てに宿る、

キリンの大切な価値観をご紹介します。

“One KIRIN” Values

Passion（熱意）、Integrity（誠意）、Diversity（多様性）

キリンホールディングス　採用HP

キリンホールディングス全体で求める人材はこといらです。キリングループの共通の価値観である「Passion・Integrity・Diversity」の３つに共感できる人材を求めています。

また、ブランドに誇りを持ち、目標をやりきる熱い気持ちを持ちながら、自由な発想で新しい価値を提供する。謙虚な気持ちで価値を提供し、ステークホルダーに貢献するという誠実さを持つ。

社内外を問わず互いを尊重し、｢違い｣が世界を変えるという信念を持つ人材を求めています。

就職難易度（採用・選考状況）

ここまでキリンの経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、キリンの採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

25年４月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

【大学院】
<文系>
東京大学、早稲田大学
<理系>
北海道大学、東北大学、東京大学、京都大学、千葉大学、大阪大学、慶應義塾大学、東京農工大学、東京理科大学、名古屋大学、立命館大学

【大学】
<文系>
早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、東京大学、一橋大学、筑波大学、法政大学、日本大学、立教大学、横浜国立大学、近畿大学、立命館大学、他
<理系>
明治大学、京都大学、神戸大学、同志社大学、日本大学、他

参考：就職四季報2026/2027年版

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

配属勤務地

25年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
（地名の横の数字は人数）

【総合職】
北海道2、東北3、関信越3、首都圏36、中部圏6、近畿圏12、中四国3、九州4

【技術職】
北海道2、東北2、関信越1、首都圏21、中部圏3、近畿圏5、中四国8、九州2

参考：就職四季報2026/2027年版

配属部署

24年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
（部署名の横の数字は人数）

【総合職】
営業33、マーケティング4、SCM(需給・物流)9、人事10、財務4、法務1、デジタルICT戦略6、コーポレートコミュニケーション1、CSV戦略1

【技術職】
生産・品質保証・技術開発20、エンジニアリング8、応用研究5、基礎研究10、薬事1

参考： 就職四季報2026/2027年版

採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

採用倍率

〇 25度の採用人数(見込)：121名

〇推定ES提出者数：50,694名

キリンの採用倍率は約419倍と算出できます。

これは、就活サイトにおけるプレエントリー人数の推移データと、全国求人情報協会のデータをもとに、独自に推定したES提出者数を参考に算出した数値です。

実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。

キリンの新卒採用の選考フロー

エントリーシート
　↓

適性検査（一部動画選考あり）
　↓

面接3回（対面またはオンライン）
　↓

内々定

WEBテストの形式はSPIで、内容は言語・計数・性格です。
SPIは、様々な企業で採用されているテスト形式のためしっかりと対策をしておくと良いでしょう。

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

無料で就活コンサルタントにESの添削や面接の対策を依頼することができます。

以下の記事では、各サービスの特徴とおすすめ点をまとめてありますので、こちらから自分に合ったサービスに登録してみましょう。

内定獲得のための必須対策

ここまでキリンの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、キリンから内定を得るためにすべき３つの対策事項を紹介します。

論理的思考力を身に付けよう

入社して多くの人は、まずはじめに営業を行うそうですが、その時に必要不可欠とされる能力が論理的思考です。

販売コンサルのようなことも行うので、論理的思考が身に付けられているかを見られます。

ESを書くときには十分な時間をかけて書くため、論理的な文章ができていることが多いです。

しかし、面接でも論理的思考力が見られているので、面接の受け答えのなかでも論理的な話し方ができるようにしておきましょう。

ロジカルシンキングの基本的な要素は分解と具体・抽象の行き来です。

面接において、「それはなぜなのか？」「結論としてどうなったのか？」という整合性と、問いに対して「結論は〜〜です」「理由としては〜〜と〜〜です」という様に構造化した話し方を意識しましょう。

動画選考で埋もれない

人気企業で、受ける人の多いキリンで内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることのできる機会はエントリーシートだけではありません。
それは動画面接です。

近年キリンの採用フローには動画選考があります。

この選考ではキリンに対する熱意や誠意などを見られるほか、なんとなくで受けてみた層をふるい落とすため相当な倍率になります。

そのため、他の就活生との差別化が重要になってきます。
この際に、悪目立ちをするのではなく個性を存分に発揮できるものを提出しましょう。

動画選考は、一発本番では十分に力が発揮できないと思います。

他の就活生も同じだと思いますので、動画選考をしっかり対策することで、内定にグッと近づくことができるでしょう。

「オンライン選考の練習をしたい！」といった方には、JOBTVがオススメです。

スキマ時間に動画で情報収集できたり、オンライン選考は練習しているだけで、企業からの逆オファーもきちゃいます。

以下の記事で、JOBTVについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

キリンが第一志望であるという確固たる信念

きっとキリンを受ける就活生の方は他の清涼飲料水メーカーも受けることでしょう。
しかし、キリンの面接を受ける際は、絶対にキリンが第一志望だというマインドにしておくことが重要です。

面接時にキリンの志望度を聞かれ、即答で第一志望だということを伝えられなかった人は落とされたという話もあります。

キリンが第一志望だという気持ちに切り替えて面接に望みましょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜキリンを選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分がキリンで働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

その他の気になる情報

キリンの年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和6年度(2024年4月1日～2025年3月31日)の平均年収は1,000万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

キリンの初任給

令和7年(2025年)におけるキリンの初任給は以下のとおりです。

・4年生大学卒：月給27万円
・修士卒：月給28万8,500円
・博士卒：月給32万7,500円

令和5年賃金構造基本統計調査によると、新規学卒者の平均初任給は「大卒：23万7300円、大学院卒：27万6000円」となっている。

そのため、キリンの初任給は平均よりも高いといえます。

キリンの評価

実際にキリンで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

キリンは、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました！

今回は、キリンの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。