【コスパ重視】効果的な自己分析 目的と方法を解説!

2022年2月9日

自己分析サムネイル

就活というのは「正確な情報のインプット」がとても大切です。
本記事を通して、僕の知っている情報をみなさんにお伝えしていきたいと思います。

就職活動を始めるにあたっては、自己分析から入ることが一般的ですが、
なぜ就活で自己分析が必要であるかを、しっかりと理解している人とそうでない人では、その内容と成果に差が出てしまいます。

目的をしっかり理解しておけば、より効率的な自己分析が可能なはずです。

今回は、就職活動をする上では避けては通れない自己分析について、目的、方法を紹介していきます。
この記事を読んだ後にはみなさんが、選考において効果のある自己分析ができるようになっている、という状態になっています。
また、かなりシンプルな方法を紹介していますので、読んだ後にすぐ実践して見ましょう。

自己分析とは

自己分析とは、「過去の経験、成長過程を整理し言語化することで、現在の自分の能力、性質、強みや弱みなどを理解する」ことです。

みなさん20数年間生きてきた過程で、様々な経験をしてきているはずです。
そして、この経験が今のあなたの能力や価値観を形成していると思います

この「過去の経験」と「今の自分」という2点が繋がっていることを、しっかりと言語化していくことが自己分析であるということです。

自己分析をする目的とは

なぜ、就職活動をするにあたって自己分析をする必要があるのでしょうか。
自己分析をする目的を理解することで、本質的な自己分析をできるようにしましょう。

自己分析をする目的は、「自身のことを理解するそして「仕事選びの軸」を明確にし、選考を突破するためです。

企業の選考では、あなたという人間を知るための質問が設けられています。
「あなたの強みや弱みを教えて下さい」「なぜ〇〇業界を志望するのか」という質問です。
これらの質問に答えるためには、選考を受ける側が、事前に答えを整理し、他人に分かりやすく言語化してく必要があります。

自己分析をするメリット

自己分析は、しない人も相当数いることで知られています。
つまり、自己分析の就職活動においての位置付けは、「必ずしも必要ではないが、やるとお得」というものであると言えます。

であるならば、自己分析のメリットは何かを理解しておくことが重要ですよね。
自己分析をするメリットは2つあると考えます。
ES・面接での回答の説得力が上がる」そして「企業とのミスマッチを防げる」という2点です。

それぞれについて説明します。

ES・面接での回答の説得力が上がる

自己分析をすることで、各選考段階での回答の質が上がるということです。

自己分析をせずに選考に臨んだ場合を想像してみましょう。
「あなたの強みはなんですか」と聞かれ、なんとなくで「論理的思考力です」と答えたとします。

ここで、面接官からは「論理的思考力(強み)を用いて課題を解決したなどの経験を教えてください」
といったような深掘りがくるでしょう。
自己分析をしていないあなたは「、、、ちょっと思いつかないです笑」みたいな回答をしかねません。

いかに自分で強みは論理的思考力であると考えていても、面接官を納得させなくてはいけないのが面接です。
そして、この納得のためには説得力が必要です。

自己分析をしていたならば、しっかりと回答を裏付ける経験を答えることができ、面接官も納得してくれます

企業とのミスマッチを防げる

企業とのミスマッチを防ぐには、受ける・入る企業のことを知る(企業分析)と、
その企業を受ける自分自身のことを理解すること(自己分析)の2つが必要です。

自分の志向が分かっていない人は、正確にあなたが入りたい企業の業界や文化、あるいは属する職種を把握できません。
仮に自己分析をせず、自分の志向に合っていない企業に入ったとしても、後でミスマッチが発覚してしまいます。
ミスマッチは、企業はもちろんあなたにとっても無益です。
自分の今後のキャリアのためにも、自己分析をすることで企業とのミスマッチを防ぐことをオススメします。

自己分析の方法

自己分析の方法は一つではありません。
ここでは、オススメしたい方法に絞って紹介します。

自分史を作成する

生まれてから現在のあなたの経験を全て書き出し、それぞれについて解析していくことが可能なのがこの自分史です。
さっそく作り方を紹介します。

自分史を作成するには4つのステップがあります。

自分史の作り方

それぞれのステップを説明します。

①切り口を複数選択する

「切り口」とは、後で書き出す経験に対する「見方」のことです。
例としては、「テンションが上がった」「下がった」「長く続いた」「すぐに飽きた」などです。

小学校の時にサッカーをした経験について、ただ「サッカーをした」で終わらすのではなく、ここに切り口を設ける事で、多角的に事実を整理することができます。

多角的に整理するということは、より正確に事実を認識し、選考での説得力の増強に繋がります。

②経験を時系列で①に沿って書き出す

「保育園・幼稚園」「小学校」「中学校」「高校」「大学」という順序で、思い出せる限りの経験を書き出してみましょう。
横軸にこの時系列をとり、縦軸に①で選択した複数の切り口をとった表を作ることで、それぞれの経験について各切り口で評価することができます。

③「なぜ」で深ぼる

経験を書き出し、複数の切り口から見ると、あなたがどの経験についてどう考えているか、が整理できています。
次は、それぞれの経験について深ぼっていきましょう。
選考同様に、この深掘りはかなり重要なステップです。

深掘りにも方法は多数ありますが、ここでは「なぜ」という見方で進めることをオススメします。

例を出します。
切り口の「テンションが上がった」「長く続いた」という軸に該当した高校時代の「サッカー部で都大会に出場した」経験について、深ぼっていきましょう。

まず、「なぜテンションが上がったのか」「なぜ長く続いたのか」について考えます。
理由が「仲間と練習する中で、技術が向上していくのが楽しかったから」であるとしましょう。

次は「なぜ技術向上が楽しいと感じたのか」といったように、深掘ります。
すると「自己成長が喜びである」、「工夫や考えることが好き」という結論になるでしょう。

このように、それぞれの経験について「なぜ」を繰り返していくことで、あなたの能力や性質が見えてくるはずです。

④選考を意識してまとめる

最後は、選考でどのように聞かれるかを意識して言語化するステップです。
いかに、さっきまでのステップで上手に経験を整理することができても、選考という本番で面接官という相手にこれを伝達できていなくては、意味がありませんよね。

選考においては、あなたについて様々な質問が用意されており、当然企業によって異なります。
現時点で受けてきた企業での質問、あるいはよく聞かれる質問を想定して、相手に対してあなたの整理した内容が正確に伝わるような言葉にしましょう。

モチベーショングラフを作成する

モチベーショングラフとは、今までの人生についてあなたのモチベーションがどう動いたかを視覚化するためのグラフです。

さっそく作り方を紹介します。

モチベーショングラフの作り方

①グラフの土台を作る

縦軸にモチベーション、横軸に時間をとり、グラフの土台を作ります。
そして、そのグラフの下に後に使う「環境」「思考」「その他」のボックスを用意しましょう。

この時、横軸の時間については自分史同様に「保育園・幼稚園」「小学校」「中学校」「高校」「大学」というふうに、属する機関ごとにガイドラインを引くのが良いでしょう。

また、「大学」については現在のあなたに直接的に関係・影響している可能性が高いので、学年ごとにラインを引くのもオススメです。

②経験についてモチベーションの上下動を再現する

各経験に対応させて、どのように当時のモチベーションが上下したのかを書き込むことで可視化します。
上下の折り返し地点で、「何があったか」と「上下の理由」を記入していきましょう。

③環境、思考、その他の要素で整理する

モチベーションのターニングポイントとなっている経験について、深ぼるための過程です。
「環境」=外部の要因、「思考」=内部の要因、「その他」=いずれにも属さない理由、という3つの切り分け方をして、より詳細かつ明確に経験を整理しましょう。

就活エージェントを使用する

以上の2つの方法は自分で自己分析をするというものですが、就活のプロフェッショナルと一緒に進めるという方法もあります。

以下の就活サービスを利用すると、自己分析はもちろん、その後のES作成や面接対策などについて、あなたと共に内定まで走ってくれる就活のプロが付いてくれます。

本当に自己分析ができているか不安、客観的な意見が欲しい、そんな方は、JobSpringを利用してみるのもいいかもしれません。

まとめ

今回は自己分析の目的、そして方法を重点的に紹介してきました。
いろんな方法があるからこそ、自己分析は難しく感じる人も多いと思います。

自己分析は、自身の就職活動の出来を大きく左右するものです。

この記事を読んだみなさんは、正確な自己分析をして選考を突破できると思います。

最後までありがとうございました。