【住友生命の就職難易度は？】企業研究からES・面接対策まで徹底解説！！

2025年10月20日2025年11月15日

本記事では、住友生命の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、住友生命から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

また、住友生命のような保険業界で難易度が同じぐらいの企業からオファーがくる、Offer Boxを利用してみましょう。

企業概要

今回は、4大生命保険会社の一つである「住友生命保険相互会社(以下住友生命)」について解説していきます。

住友生命は、日本三大財閥の一角を担う住友グループに属する生命保険会社です。

介護・死亡・病気に備える一生涯総合保険の「1up」や「バラ色人生」などの生命保険商品を主力としています。

そんな住友生命の基本情報は以下のようになっております。

経営理念

一, 我社の事業は共存共栄相互扶助の理念に基づいてその強固隆盛を図り社會公共の福祉に貢献することと期する

二, 我社の事業は信用を重んじて確実を旨とする

三, 我社の事業は時勢の変遷事態の緩急を計り弛緩興替するも冷静克く進取不屈の精神を堅持し大局を誤ることなきを期する

お客様の信頼をあらゆる事業活動の原点におき、「安心と安全」の提供を通じて、豊かで快適な社会生活と経済の発展に貢献します。

引用：住友生命HP 経営理念

上記の経営理念は、次のようなことを伝えています。

お客様からの信頼を事業活動の起点として、一人一人に最適なサービスを提供する。

また事業活動においては、ビジネスパートナーの信頼を得て、ともに公共性の高い保険事業を運営していくことを通じて、社会的責任を果たすということです。

将来性

これまでの生命保険は「死亡」「病気」「老い（介護・貯蓄）」といった人生のリスクに備えることが主な役割でしたが、「人生100年時代」と言われている現代では更なる役割が求められています。

長い人生を生きていく中で、どのように「生きる」かについての関心が非常に高まっています。

こうした価値観の変化に対応していくには、従来のようにリスクへの備えを提供するだけでなく、身体的、精神的、社会的、経済的に満たされた人生の実現に貢献することが重要になってきます。

そこで、住友生命が始めた取り組みの一つが、健康増進プログラムをプラスした保険「Vitality」です。

「Vitality」は、健康診断の受診や日々の運動など、保険加入者の健康への取り組みをポイント化して、保険料の割引や特典が受けられる仕組みの保険です。

これまでなにかと後回しにされてきたヘルスケアにインセンティブを付与することで健康の価値を再認識してもらうことで、健康リスクそのものを減少させることを目的としています。

また「Vitality」で蓄積された加入者の健康状態やヘルスデータのようなビッグデータの活用も期待されています。

例えば、加入者の運動習慣や健康診断の結果から一人ひとりのニーズに合わせた商品や、健康予測の提供など、様々なサービスの開発にも役立っています。

こうしたビッグデータとお客様とのつながりを活用して、WaaS（Well-being as a Service) という価値ネットワークの構築も考えています。

保険だけではなく、様々な事業者をつないでWell-being(健康で安心なこと、満足できる生活状態) 実現に向けたサービス提供のためのネットワークです。

また生命保険会社だけではできることに限界があるため、提携企業を増やしながら大きな価値が生み出そうと挑戦しています。

「Vitality」の持つ可能性を最大限に活かして、サステナブルな社会の実現のために貢献していくことが大いに考えられます。

求めている人物像

住友生命は、伝統的に「横並び」ではなく「独自の路線」にこだわってきた会社、先進の価値に挑戦し続けてきた会社です。その原動力として新しい人たちの力を大切にしています。ぜひ「理想の保険会社を実現しよう」という志を持った方々、そして我々と一緒に新たな取り組みにチャレンジいただける方々に入社していただき、社長室でともに未来の話ができることを楽しみにしています。

引用：住友生命採用ページ(トップメッセージ)

「人生100年時代」の到来や、コロナの流行によるお客さま・社会の生活様式の変化などにより、生命保険に対するニーズはますます多様化しています。

そんな中で、お客さま・社会の変化に対応し、本当に役立つ商品・サービスを提供を目指している住友生命では、『新しいアイデアを考え、周りを巻き込みながら挑戦する』人材が求められています。

様々な事柄にアンテナを高く持ち、問題やニーズに気付き、そのニーズに応えるために挑戦した経験や、周りの人を巻き込んで挑戦した経験などが活きてきそうです。

就職難易度（採用・選考状況）

ここまで住友生命の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、住友生命の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

25年卒４月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
(大学名の横の数字は採用人数)

【大学院】
<文系>
東京大学1、一橋大学1、慶應義塾大学1、立命館大学1
<理系>
京都大学5、東京大学3、東京科学大学1、慶應義塾大学1

【大学】
<文系>
同志社大学14、早稲田大学11、青山学院大学10、関西学院大学10、中央大学10、関西大学9、明治大学8、慶應義塾大学8、法政大学6、東京大学5、小樽商科大学5、立命館大学4、横浜市立大学4、立教大学3、東北大学3、甲南大学3、大阪大学3、大阪公立大学3、学習院大学3、一橋大学2、和歌山大学2、日本大学2、上智大学2、神戸大学2、山口大学2、京都産業大学1、兵庫県立大学1、九州大学1、滋賀大学1、中京大学1、西南学院大学1、北海道大学1、専修大学1、南山大学1、埼玉大学1、立命館APU1、鹿屋体育大学1、京都大学1、名古屋大学1、都立大学1、武蔵大学1、成蹊大学1
<理系>
京都大学1、明治大学1、関西学院大学1、明治大学1

参考：就職四季報2026/2027年版

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

採用予定学科

法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、水産系、畜産・酪農系、薬学系（４年制）、薬学系（６年制）、商船系、医学・歯学系、獣医系、衛生医療・介護系、その他理系

引用：リクナビ2026「 住友生命保険相互会社 ：採用情報」

配属勤務地

24年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。

全都道府県

参考：就職四季報2026/2027年版

配属部署

24年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。

全国支社および本社（大阪　東京）

参考： 就職四季報2026/2027年版

多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

一方で採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

採用倍率

〇 総合キャリアの25年度採用予定人数：270名

〇プレエントリー候補リスト登録人数：2,214名

住友生命の採用倍率は約8.2倍と算出できます。

これは、就活サイトにおけるプレエントリー人数の推移データと、全国求人情報協会のデータをもとに、独自に推定したES提出者数を参考に算出した数値です。

実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。

住友生命の新卒採用の選考フロー

エントリーシート
　↓

筆記試験
　↓

1次面接
　↓

2次面接
　↓
3次面接
　↓
最終面接
　↓

内々定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

筆記試験の形式は、テストセンターで行われるSPIになっております。

ボーダーも高くないため、しっかりとSPIの勉強をしておけば心配はないです。

また、「面接対策をしたい！」「ESのクオリティをあげたい！」という方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

就活コンサルタントによるES添削や模擬面接などのサービスをすべて無料で受けることができます。

また、「大手企業からの逆オファー」や「１週間での早期内定」など様々なメリットもあります。

以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。

こちらの記事を参考にして自分に合ったサービスに登録してみましょう。

内定獲得のための必須対策

ここまで住友生命の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、住友生命から内定を得るためにすべき３つの対策事項を紹介します。

住友生命でなければダメだという明確な志望理由を示そう

他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは？」と思われる可能性が高いです。

そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。

志望理由を考える際は「なぜ生保業界なのか」「なぜ住友生命なのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ住友生命を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が住友生命で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

基本的な面接対策を行う。

住友生命の面接では、志望動機や自己PR、長所や短所といった基本的な質問を聞かれることが多いです。

また、学生時代に力を入れたことは、深堀りされることもあるため、何に取り組んだかだけではなく、その時どのように考えていたのか、今後どうしていきたいと思っていたのかなど、具体的な回答内容を考えておきましょう。

入社後に関する質問では、住友生命で実現したいことも聞かれやすいため、就職してからのビジョンは明確に考えておきましょう。

このような質問に答えるためには、自分自身のことをしっかり理解し、ズレのない一貫した価値観を把握する必要があります。

面接の対策だけではなく、魅力的なESを書くうえでも自己分析は必要になってくるものなので、しっかり行いましょう。

また、基本的な質問が多いため面接に必要なマナーや、話し方など面接の基本対策も頭に身につけておくといいと思います。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多い住友生命で内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、住友生命の求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

住友生命では、『新しいアイデアを考え、周りを巻き込みながら挑戦する』人材が求められています。

相手のニーズを把握して、それに応えるために自ら動いた経験や、チームやバイト先の問題点に気づき、それを解決するために自ら動いた経験を書けるといいでしょう。

また、その解決の際に周囲の人を巻き込んで挑戦していると、さらにアピールできるかもしれません。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単４ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

その他の気になる情報

住友生命の年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

住友生命は非上場企業のため、有価証券報告書が公表されていません。

そのためここでは社員の口コミを参考にしたものを平均年収として紹介します。

クチコミサイトopenworkの情報によると、住友生命の平均年収は、436万円です。

しかし、この数字は全社員の平均年収となっており、総合職の平均年収は667万円となっております。

また、総合職の年収は30代後半で1000万円を超えるそうです。

住友生命の初任給

令和7年(2025年)における住友生命の初任給は以下のとおりです。

・【総合職(Gコース)】月給26万円
・【総合職(Aコース)】月給24万円
・【総合職(Rコース)】月給23万円

令和8年(2026年)は令和7年比で引き上げ幅が公表されており、令和8年の初任給は以下のとおりです。

・【総合職(Gコース)】月給33万5000円(＋7万5000円)
・【総合職(Aコース)】月給30万円(＋6万円)
・【総合職(Rコース)】月給27万7000円(＋4万7000円)

令和5年賃金構造基本統計調査によると、新規学卒者の平均初任給は「大卒：23万7300円、大学院卒：27万6000円」となっています。

住友生命の初任給は平均より高いといえます。

住友生命の評価

実際に住友生命で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

住友生命は、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました！

今回は、住友生命の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

また選考に向けて、「企業や採用情報を効率的に知りたい！」「オンライン選考の練習をしたい！」といった方には、JOBTVがオススメです。

スキマ時間に動画で情報収集できたり、オンライン選考は練習しているだけで、企業からの逆オファーもきちゃいます。

以下の記事で、JOBTVについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。