【もう落とされない!】魅力的なガクチカの簡単4ステップ作成術 

2022年1月17日

就活というのは「正確な情報のインプット」がとても大切です。
本記事を通して、僕の知っている情報をみなさんにお伝えしていきたいと思います。

「みんなが言ってるガクチカってそもそも何?」
「評価されるガクチカってどんなもの?」
「書ける学生時代の活動がない」

就活を始めてみると、このような不安が出てくると思います。

今回は、就職活動をする上では避けては通れない「ガクチカ」について、「そもそもガクチカとは何か」「ガクチカの評価基準」「ガクチカの作り方」を紹介してきます。

この記事で紹介する簡単4ステップを忠実に再現していけば、「落とされない」ガクチカが描けるようになりますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

ガクチカが就職活動で聞かれる理由や、採用担当の評価の基準を知りたい方、また「ガクチカの内容が薄い」「エントリーシートで落とされてしまうか不安」という方には最適な記事となっていますので、ぜひ参考にして下さい。

ガクチカとは

そもそもガクチカとはどんなものか分からない方も多いと思います。
そのため、まずはガクチカについて解説します。

ガクチカとは「学生時代力を入れたこと」の略語です。
詳しく言い換えるのならば、あなたが大学生活の3~4年間で「時間や労力を割いた」活動です。

エントリシート(以下ES)はもちろん、面接など、他の選考フェーズでも殆どの場合で質問されるのが、このガクチカです。
ESで書いたガクチカの内容について、一次面接で聞かれることが多くあります。
また、最終面接で再度深堀をする企業も見受けられます。

つまり、ESの段階でガクチカがしっかりしたものであれば、選考全体として優位に進めることが可能という事になります。
もし、ESの選考を通過できたとしても、その後の面接でボロが出てしまってはもったいないですよね。
このような事態を避けるためにも、ぜひ書き方を押さえておきましょう。

なぜガクチカは就活で聞かれるのか

ESや面接において、さまざまな質問がされます。
これらの質問には必ず何かしら、企業側が「知りたいこと」があります。

この前提を理解しているのと、理解していないのでは、就活生としてのレベルが大きく違います。
ガクチカにおいても、この質問を通して何かしらの「知りたいこと」があります。

この「知りたいこと」を理解するために、ガクチカが就職活動で聞かれる理由を説明します。
ガクチカが就職活動で必ずと言っていいほど聞かれる理由は、大きく以下の2つあると考えています。

それぞれの理由について詳しく説明していきます。

学生の関心や性質を知りたいから

そもそもの話ですが、就職活動の中で学生がエントリー(選考に参加すること)をして、企業がESや面接を通して選考を行うのは何故でしょうか。

これは、学生と企業がお互いに納得できる内定を出すためです。
そうでなければ、くじ引きで決めれば良いことになってしまいます。

企業はあなたの人間性を知ることで、将来的に自社で活躍してくれる人材なのかを判断しようとしています。
そしてこの人間性を知るには、あなた自身が頑張れることを聞くのが良いと判断しているわけです。

一方、この「関心や性質」に対してはESの段階ですべてを盛り込むことは難しいです。
その後の面接などの質問でアピールできるように準備をしておきましょう。

学生の論理的思考力を知りたいから

企業がガクチカを聞く理由は、単純にあなたの学生時代に力を入れたことに興味があるからではありません。
この質問の背景には、あなたに会社で求められる論理的思考力があるかどうかを見極めるという目的があります。

ガクチカのエピソードを読む相手に分かりすく、かつ正確に伝えるという事は、意外と難しかったりします。
そして、自分のエピソードを分かりやすく正確に伝えるには、論理的に物事を考え、整理することが必要です。つまり、これができる人というのは、論理的思考力がある人と判断できるというわけです。 

企業が選考を通して知りたいことは、先ほど述べた学生の関心、趣味の他にもあります。
それは、「あなたが会社に入ったときに、活躍してくれそうか」です。

企業があなたを採用する目的は、あなたの活躍で企業の利益を生んでほしいからです。
忘れてはならないことは、あなたを採用することもビジネスの一環であるということです。
選考の中で出てくる質問のほとんどは、これを確かめるものだと思って良いです。

ガクチカの評価基準

「実際にガクチカのESでどこが評価されているか」
当然気になるところですよね。

私は「論理が深いかと「伝わる言葉かどうかの2つの軸があると考えています。
多くの人が、自分のガクチカはエピソードとして弱く、他の人のガクチカの中で埋もれるのではないかと考えてしまいがちです。

留学や大手企業でのインターンシップなどのエピソードは確かに強いですが、弱いからといってダメというわけではありません。
あなたがガクチカについて、きちんと考えた論理をアピールできれば、強いエピソードは必要ではありません。

そして、これらのエピソードを今度は採用担当者に読んでもらうわけですが、その時に「伝わる文章」「伝わる言葉」でないと意味がありません。

この2つの軸について説明していきます。

論理が深いか

ESは面接官と直接話すわけではなく、人事の人に文章であなたが学生時代頑張ったことを伝えなくてはなりません。

文面だけで、あなたが言いたいことを正確にもれなく他人に対して伝えるには、論理的な文章を書くことを意識することが大切です。

論理的な文章とは、どんな文章でしょうか。
次の例を見てみましょう。

私は利害関係の調整が重要であると考え、部長としてチームを率先しました。

確かに意味は通っているように感じます。
では、次の文章はどうでしょう。

私は利害関係の調整をすることは、メンバー間のコミュニケーションやチームとしての一体感を保つために重要であると考えたため、部長としてこれを意識してチームを率先しました。

一つ目の文章に比べて明らかに説得力があります。
この差は、「利害関係の調整が重要である」「部長として率先した」という文章の因果関係が記されていることです。
このような文章を論理的な文章といいます。

論理的な文章を理解したところで、「深さ」についても説明します。
これは、「理由を突き詰められているか」と言い換えることができます。
「▲▲という課題に対して、〇〇という施策を打った」として、なぜこの〇〇をしたかを考え、またその理由を考え、、、 といった思考を繰り返すことです。

こうして「なぜ」を繰り返すことで、エピソードは整理され構造化が可能になります。
そして、整理され構造化されたエピソードを、採用担当者は必ず評価してくれます。
なぜならESはあなたの論理的思考力を知りたくてこの質問をしているからです。

そのため論理性をアピールできれば、この質問はクリアということになります。
自分のエピソードに自信をもって、論理が深いガクチカを作っていきましょう。

伝わる言葉かどうか

以上で、論理的な文章について理解できたところで忘れてはいけないポイントが、「伝わる言葉かどうか」ということです。
どれだけ論理的な文章であっても相手に伝わらなくては元も子もないですよね。

正確にエピソードを伝えようとしすぎるがあまり、専門的な用語を使ってしまったり、詳細すぎて分かりづらい表現になったりしていませんか?

確かに、正確に伝えることも重要ですが、それ以上に自分がアピールしたい部分を抽出して分かってもらうことが大切です。

ガクチカ作成 4ステップ

ガクチカの重要性と評価の基準を理解したところで、実際にどうやって「落とされないガクチカ」を作っていくかを見ていきましょう。
先ほどの評価基準を意識しながら、次の4つのステップで作っていくと、論理的でかつ伝わる文章が作れます。

課題を見つけ出す

まず学生時代の活動で、課題を見つけ出しましょう。
ちなみに、このステップは最も重要なので、きちんと理解して実践してみましょう。

ところでなぜ、課題を見つけ出す必要があるのでしょうか。
その理由は、「仕事に応用できるから」です。
会社は、社会の課題を解決するために存在しており、社員は課題の発見や解決をしていかなくてはなりません。

では、課題とは何でしょうか。
以下では、具体的な例を挙げて説明します。

塾講のアルバイトで、夏期講習の体験入校の生徒が20人来たが、実際に入塾したのは10人だった。翌年は35人体験者がきたところ、入塾人数を25人に増やすことができた。

このエピソードにおける課題とは、「入塾人数が少ない」ではありません
これはどちらかというと「問題」です。

課題とは、「問題」を細かく分析したときの具体的なポイントのことを言います。

つまり、このエピソードの課題とは「入塾人数が少ない」理由を細分化してみると、「体験人数に対しての入塾人数が少ない」や「体験人数自体が少ない」といったポイントが挙げられます。
このような課題を考えられるかぎり列挙してみましょう。

そして「体験人数に対しての入塾人数が少ない」というポイントに対しても、なぜ?を考えます。
たとえば、「体験講座の質が悪い」「体験講座の環境が悪い」などと、考えられる理由があったはずです。

「体験人数自体が少ない」というポイントに対しては、「塾講の生徒に対する態度の評判が良くない」や「広報が機能していない」などがあるかもしれません。

こうして何回も原因、理由を考えていくことで、論理の深さが出てきます

アルバイトは分かりやすいですが、他にもゼミや部活、サークルでもなにか課題があったはずです。
どんなに些細なことでも、そこに論理の深さがあれば大丈夫です。

背景を整理する

課題を見つけることができたら、これの解決に取り組もうとした背景を考えましょう。

この背景については、ESの段階では書く必要がない場合が多いと考えています。
理由は、あなたの人間性を知るための部分だからです。

ですが、この4ステップで紹介している理由は、ES後の面接を視野に入れているからです。

内定を獲得するためには、ESの通過が目的になってはいけません
その後の面接を全て通過して、内定を獲得することが目的であり、その面接はESを軸にして構成されます。
つまり、このESの段階で、背景を整理することは、今後の選考を通過するために必要になる工程となります。

解決策やアプローチを導き出す

原因が分かったら、次にこれをどのように解決したかについて考えましょう。
問題を突き詰めて辿り着いた課題に対して、あなたが行ったことを考えます。
実際はたくさんのアクションを起こしているかもしれません。

先ほどの例で説明します。
課題として、「広報が機能していなかった」ことにたどり着いたとしましょう。
そして、あなたはインスタグラムやTwitterなどのSNSのアカウントを開設し、現状の塾生のフォロワーなどを通じて知名度を上げ、結果広報が機能したとします。

ここで重要なのは、きちんと先ほどの課題に対してのアプローチであることです。
初めてガクチカを読んだ相手が、「明確に課題に対してアプローチできている」と分かってもらえるような解決策を選択しましょう。

そこからの学びを抽出する

最後は、あなたがこの経験で吸収できた「学び」を整理しましょう。

課題を洗い出し、これに対して何かしらのアクションを起こす過程で、以前にはなかった気づきがあるはずです。
あなたの成長の幅、潜在能力を示すチャンスでなので、最後までしっかりと考え抜いていきましょう。

学びを抽出する切り口としては、色々あるあると思いますが、私のオススメは「周りとの関係」、「現在で生かされている」という切り口で考えるというものです。

周りとの関係

そもそも、ガクチカで得た学びを聞かれる理由は、この記事の中でも何度も説明している「仕事での応用が効くか」もそうですが、もっと具体的にいうならば「その企業で学びが活かされるか」です。

企業とは多くのコミュニティで形成されており、決して自分一人で事業を動かしているのではありません。
つまり、組織においての活躍の仕方が重要になってくるわけです。
このため、ガクチカにおいても組織においての学びを得ていることは、企業としても魅力的に映るはずです。

自分のエピソードを通して、「周りに対してどのような立ち振る舞いをしたか」、「自分なりのリーダーシップの発揮の仕方」、「関係者との信頼関係の構築方法」など、さまざまな学びがあるはずです。

現在でも生かされている

ESでも聞かれる場合がありますが、その後の面接でも「その学びはどのように生かされていますか」という質問がされる場合が多いです。
これは、書いている内容が本当に学びとなっているかが知りたいから、聞かれているものです。

つまり、現在でも生かされている学びであることは、説得力があり、その後の選考でも一貫性を持って対応することができるというわけです。
できるだけ、今の自分が教訓として大切にしているものを採用すると良いと思います。

まとめ

以上が、「落とされないガクチカ」を作成するための4つのステップです。
なかなか、この4つに落とし込んで書いていくのは難しいかもしれません。
そんな方は、JobSpringを利用してみるのもいいかもしれません。

なぜなら、企業のことを深く理解することは、志望動機を明確にし、ライバルとの差別化が出来る事に繋がり、就活を有利に進められるからです。

また、企業の理念や、将来性を知ることで、「入社後のミスマッチを無くす」ことができます。
お互いにWin-Winな関係を築くことができるので、企業側も自社のことをよく知って欲しいのです。

そして、企業研究においても、プロの手を借りることで対策がグッと進みます。
僕が内定を取ることのできたサービスの解説をしていますので、ぜひ読んでみてください!

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ESで浅い論理の文章を書いてしまったがために、その後の面接で深堀をされて落とされてしまうことはよくある話です
この記事を読んでくださったみなさんは、そんなことがないえよう作りこんだガクチカを書いておきましょう。