【三菱商事の就職難易度は？】企業研究からES・面接対策まで徹底解説！！

2025年10月20日2025年11月15日

本記事では、三菱商事の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、三菱商事から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

また、三菱商事のような総合商社で難易度が同じぐらいの企業からオファーがくる、Offer Boxを利用してみましょう。

企業概要

今回は、日本の5大商社のリーディングカンパニーである「三菱商事株式会社(以下　三菱商事)」について解説していきます。

三菱商事は、五大商社のうちの一つに数えられ、日本を代表する有名商社です。

天然ガス、総合素材、石油・化学ソリューション、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループ体制で、幅広い産業を事業領域とする総合商社です。

そんな三菱商事の基本情報は以下のようになっています。

経営理念

・所期奉公
事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。

・処事光明
公明正大で品格のある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する。

・立業貿易
全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。

https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/

携わる事業の規模の大きさから、社員一人ひとりにもかなり高い視座を求めていることがわかります。

三菱商事の企業理念は上記「三綱領」と呼ばれる行動指針に現れています。

「三綱領」は、1920年の三菱第四代社長岩崎小彌太の訓諭をもとに、1934年に旧三菱商事の行動指針として制定されたものです。旧三菱商事は1947年に解散しましたが、三菱商事においてもこの三綱領は企業理念となり、その精神は役職員一人一人の心の中に息づいています。

三菱商事 経営理念ページ

将来性

総合商社といえば就活について調べていなくとも聞いたことのある業界なのではないでしょうか？

5大商社と呼ばれる商社にも、扱っている分野にそれぞれ強みとしている分野が存在します。

三菱商事は資源やエネルギー分野の強みを持ち、これまでそのメリットを活かし日本の商社のトップに君臨していましたが、

近年の世界的な脱化石燃料の流れの影響を受け、主力である原料炭による収益が落ち込んでいます。

また、各業界で浸透しているデジタル化に際して勢いのあるサービス事業は、現時点では参加を見定めている段階です。

もちろん、今後の経営方針によっては何かしらの形で参入することは十分考えられます。

あくまで、現在は「様子見」です。

ただ、得意とする領域の天然ガスや、モビリティ事業での復活は見込まれており、業界の雄としての復活が待ち望まれます。

ここまでの将来性を見てみると、かなり腰の据わった経営であると感じますが、成長戦略の一環で事業の新陳代謝には積極的です。

現時点の収益の柱であっても、三菱商事全体の事業ポートフォリオ全体から俯瞰し、将来的な展開の限界であると判断した場合には、事業の入れ替え、抜本的な見直しをするとしています。

また、プラットフォーマー（楽天・Amazonなど）の影響力の増大や、電子決済、５Gなどの技術革新に伴い、

三菱商事も「成長の芽」、つまり新たな収益の柱を開発するべく、チーフ・デジタル・オフィサーというポストを新たに設けました。

「デジタル戦略本部」を設置し、連結事業会社のビジネスモデル改変や「サービス」とサプライチェーンの川下での新規事業の開発を目的として、環境を整備しています。

求めている人物像

これまでの知識や経験だけにとらわれず、自分の可能性を広く信じ、自分にとって本当に大切なことを見つけていただきたいと思います。
私たちは、みなさんが三菱商事の社員とのコミュニケーションを通じて、三菱商事で働く自分を想像できる機会を最大限にご提供します。

その中で、みなさんそれぞれの「三菱商事だからこそ、できること」を見つけていただけますように。

三菱商事 新卒採用サイト

三菱商事では、『自分自身の可能性を信じ、三菱商事という膨大なリソースがある環境をフル活用し、自分にとって一番大切なことを実現するために努力できる』人材が求められているといえます。

就職難易度（採用・選考状況）

ここまで三菱商事の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、三菱商事の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

25年卒４月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

非開示

参考：マイナビ2026

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

配属勤務地

24年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。

東京

参考：就職四季報2026/2027年版

配属部署

24年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
（部署名の横の数字は人数）

【総合職】
コーポレートスタッフ部門35、地球環境エネルギーグループ11、SLCグループ13、マテリアルソリューション18、自動車・モビリティグループ15、金属資源グループ11、社会インフラグループ18、食品産業グループ9、電力ソリューショングループ9

参考： 就職四季報2026/2027年版

採用倍率

〇24年度の採用人数：139名

〇推定ES提出者数：13,441名

三菱商事の採用倍率は約96.7倍~と算出できます。

これは、就活サイトにおけるプレエントリー人数の推移データと、全国求人情報協会のデータをもとに、独自に推定したES提出者数を参考に算出した数値です。

実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。

三菱商事の新卒採用の選考フロー

エントリーシート
　↓

WEBテスト
　↓

面接（対面またはオンライン）
　↓

内々定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

WEBテストの形式はSPIで、内容は言語・計数・性格です。
SPIは、様々な企業で採用されているテスト形式のためしっかりと対策をしておくと良いでしょう。

また、面接の内容など各選考ごとのより詳細な情報を知りたい人は「ワンキャリア」がおすすめです。

ワンキャリアでは、実際に選考を受けた人の就活体験記を読むことができます。

選考の詳細や、実際に書いたエントリーシートの内容も知ることができます。

無料のサイトですし、情報戦である就活において、選考を少しでも有利に進めたいのなら登録をおすすめします。

内定獲得のための必須対策

ここまで、三菱商事の採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、三菱商事から内定を得るためにすべき３つの対策事項を紹介します。

詳細な自己分析をしよう

自らの成功経験を定量的・定性的に分析・言語化し、明確に話すことが必要とされます。
三菱商事の選考では、特殊なものが目立ちません。

ただ、王道の就活というものをどれぐらい精巧にできるかどうかです。

なので、自己分析についても、自らの長所・短所を正確に把握し、言語化するだけでなく、そこから導ける自らの適正を把握し伝えることまでが重要になります。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

「三菱商事」を選ぶ理由を明確にしよう

大手商社がいくつかある中で（5大商社）、なぜ三菱商事を選ぶのかを明確にすることが必要です。

三菱商事の面接はオーソドックスであるが故に、深堀がしっかりできているかどうかで差がつきます。

志望理由を考える際は「なぜ三菱商事なのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ三菱商事を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が三菱商事で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

ケース面接

外コンレベルのケース面接は行われないものの、基本を押さえて、論理的かつ定量的に問題分析・課題設定を行う力が必要です。

ケース面接とは何かわからないというかたのために【外資コンサルタントが語る】ケース面接対策を用意してあります。

「ケース面接の流れ」「評価基準」「頻出の問題の例とその対策方法」について、現役の外資系コンサルタントが、一から丁寧に解説しています。

内定の可能性を少しでも上げたい方はぜひ読んでみてくださいね。

その他の気になる情報

三菱商事の年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和6年度(2024年4月1日～2025年3月31日)の平均年収は2,033万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

三菱商事の初任給

令和7年(2025年)における三菱商事の初任給は以下のとおりです。

・4年生大学卒：【総合職】月給32万5,000円
・修士卒：【総合職】月給36万円
・博士卒：【総合職】月給36万円

令和5年賃金構造基本統計調査によると、新規学卒者の平均初任給は「大卒：23万7300円、大学院卒：27万6000円」となっています。

そのため、三菱商事の初任給はかなり高いといえます。

三菱商事の評価

実際に三菱商事で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

三菱商事は、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました！

今回は、三菱商事の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

また選考に向けて、「企業や採用情報を効率的に知りたい！」「オンライン選考の練習をしたい！」といった方には、JOBTVがオススメです。

スキマ時間に動画で情報収集できたり、オンライン選考は練習しているだけで、企業からの逆オファーもきちゃいます。

以下の記事で、JOBTVについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。