【KDDIの就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2022年2月2日

KDDI企業ロゴ

本記事では、KDDIの経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学についてもまとめており、KDDIから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、国内回線契約数2位であるKDDIを紹介していきます。

最近では、単価の高さから「au」は減少傾向にありますが、格安スマホの「UQ」やネット専用ブランドの「povo」に注力していることで知られています。

KDDI企業概要

そんなKDDIの基本情報は以下のようになっています。

社名KDDI株式会社 (英文名称: KDDI CORPORATION)
本社所在地 東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー
創業1984年 (昭和59年) 6月1日
代表取締役社長髙橋 誠
事業内容  電気通信事業
資本金 141,852百万円
従業員数47,320人 (連結ベース)

就活ジョブジョブではKDDIが属する通信業界の記事もご用意しております。

業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を理解するという意味で、就活において重要です。

ぜひご覧ください。

経営理念

KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。

引用:KDDI「企業理念

上記の企業理念は、次のようなことを伝えています。

まず、全社的に従業員の幸福追求を前提にしています。
従業員が幸福でなければ、いい仕事はできず、会社全体としての生産性も低下しかねますし、そうでなくとも自社の従業員を大切にしていることがうかがえます。

そして、顧客に対しては通信を通じた社会の改善にKDDIが貢献するとしています。
電気通信は現在の生活には欠かせないものとなっていますので、この事実を受け止めると同時に、事業に対する責任を持っていることが理解できます。

将来性

今や私たちのライフラインとして欠かせない携帯電話の普及率は96.1%に到達し、スマホの保有率も80%をこえています。

この数字からわかることは、携帯電話の市場は天井に到達しつつあるということです。

KDDIをはじめとする各社は、市場の成長ではなく、スマホをはじめとする通信技術を活用した、新しい市場に踏み込むことで、成長を図っています。

通信業界全体としての将来性については、以下の記事で詳細に解説していますのでご覧ください。

さて、KDDIはどのような事業を展開しているのでしょうか。
同社は7つの事業戦略を掲げ、飽和した携帯電話市場の枠の外へ踏み出しています。

7つの事業戦略は以下の通りです。

1 5G時代に向けたイノベーションの創出
2 通信とライフデザインの融合
3 グローバル事業の更なる拡大
4 ビックデータの活用
5 金融事業の拡大
6 グループとしての成長
7 サステイナビリティ

引用:KDDI「中期経営計画

ここでは、5Gとライフデザインの融合をメインに説明します。

5G時代の到来

5G時代の到来により、他業界の企業がこれを活用した事業の改善を見込んでいます。
KDDIはこれらのパートナー企業との連携によって、5Gを活用した新たな価値創出を目指しています。

例えば「空間自在プロジェクト」では、交通と通信をかけ合わせ、時間や空間に捉われない働き方、暮らし方を実現しようとする試みです。

5Gの使用を通して、最先端の通信インフラとサービスプラットフォーム構築を、JR東日本と共同で推進しています。

このプロジェクトには、およそ30のスタートアップを含む企業や自治体との連携が背景にあります。

5Gによるイノベーションの創出を、パートナー企業の技術やアイデアを取り入れることによって実現している良い例と言えるでしょう。

ライフデザインとの融合

ライフデザインとの融合は、大きく対象を個人と法人に分けて考えると分かりやすいです。

個人の顧客に対しての新しいサービスを開発していくことが一つ。
そして、法人の顧客に対しては、DX化サポートがもう一つです。

前者をもう少し具体的に説明す流ならば、通信を核として、コマース、金融、エネルギー、エンターテイメント、教育など、多様なサービスを展開し、顧客に対してワクワクする体験価値を付与する、ということになります。

面白い点は、顧客のライフバリューを最大化することは、KDDIにとってはビジネスチャンスであるということです。

一見「ワクワクする体験価値」とみると、これのどこにお金を生む余地があるのかと思うかもしれません。

しかし、誰もまだ知らない未知の体験を提示し、知ってもらうことができれば、人が集まりお金も集まります。

わかりやすい例がチームラボプラネットなどですよね。
これからの時代は、体験そのものに価値があり、この体験価値を通信を活用して新たに創出していく、というのがこの戦略です。

求めている人物像

「あるべき姿に目を向け具体的な目標を立ててやり抜く力のある人」「周囲と真摯に向き合い、思いを一つにし変革していく力のある人」の2つです。

引用:KDDI新卒採用サイト「新卒採用担当がお答えします!よく聞かれる質問10選

かなりすっきりとまとめられていますので、キーワードのみを挙げます。
最後までやり抜く力」そして「チームの力・成果を最大化できる」とできるでしょう。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまでKDDIの経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、KDDIの採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

22年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
(大学名の横にある数字は採用人数です)

早稲田大学、慶應義塾大学、京都大学、上智大学、一橋大学、横浜国立大学、電気通信大学、神戸大学、青山学院大学、明治大学 他

参考:DIAMOND online

採用人数

また、男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(男)大卒(女)修士(男)修士(女)
20年80名80名110名13名
21年61名75名114名23名
22年69名54名95名32名
23年63名63名139名23名
参考:就職四季報2024年版

なお、総合職の男女別採用人数は以下のとおりです。

年度合計
20年288名194名94名
21年278名179名99名
22年258名171名87名
23名295名209名86名
参考:就職四季報2024年版

採用予定学科

全学部・全学科

引用:リクナビ2024「KDDI:採用情報」

多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

一方で採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

KDDIの新卒採用の選考フロー

プレエントリー

本エントリー(エントリーシート・WEBテスト)

面接など(複数回)

内定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。
WEBテストは例年玉手箱が採用されているようです。

玉手箱は、多くの企業で採用されているWEBテストなので、しっかりと準備しておくことが大切です。

また、「面接対策をしたい!」「ESのクオリティをあげたい!」という方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

就活コンサルタントによるES添削や模擬面接などのサービスをすべて無料で受けることができます。

また、「大手企業からの逆オファー」「1週間での早期内定」など様々なメリットもあります。

以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。

こちらの記事を参考にして自分に合ったサービスに登録してみましょう。

うまく使うことで志望企業への内定が近づくサービス


ジョブ兄が最もおすすめする就活エージェントです。上手く使用することで、就活を成功させることができます。大手やホワイト企業の紹介もあるので、登録しておくべきサービスです。

JobSpringを上手に使用する方法を解説しているので是非ご一読ください。

内定獲得のための必須対策

ここまでKDDIの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、KDDIから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

KDDIでなければダメだという明確な志望理由を示そう

KDDIのエントリーシートから面接まで、かなり聞かれる項目が志望動機です。

大手電気通信企業と言われる、KDDI、ソフトバンク、ドコモは軒並みこの志望動機を重要視しています。

理由は、業界として事業が競合と似てしまうためです。皆さんは、各社の違いを明確に整理できていますでしょうか?

KDDIに限らず、志望動機を作成する際はまず「業界>企業>企業でやりたい仕事」というように、段階を付けてそれぞれを考えていくことを推奨します。

まず「なぜ通信業界を志望するのか」については、業界についての知見がどこまであるかを聞くことで、志望度を図っているとされています。

通信業界がどのようなビジネスモデルで、どのような職種があり、その職種でどのような素養が必要なのか、などを整理すると良いでしょう。

そして「なぜKDDIを志望するのか」については、競合との比較をしていくことを推奨します。

通信業界においては、各社のサービス自体にはそこまでがないうように見えますが、掘り下げてみると、少しずつ見えてくるものがあります。

各社が、今どの事業に力を入れているのか、どのような企業文化を持っているのか、などの切り口から調べると良いでしょう。

しかし、そういった情報をどうやって仕入れるのかわからない方が多いと思います。

そういった方々に向けて、実際に僕が就活生時代に活用していた方法を中心に、皆さんにおすすめの情報収集手段について紹介した記事を書いています。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

最後の「KDDIでやりたいこと」ですが、これは先ほどのKDDIの志望理由と密接に絡んできます。

「KDDIでなくともやれること」と面接官に映ってしまわないような、自分の経験などに基づいた理由を準備すると良いでしょう。

また、大きなビジョンを語るのも良いかもしれませんが、実務ベースでのやりたいことも考えておくと良いでしょう。

面接官からすれば、KDDIの中の職種や業務の理解度が高く見えますし、この理解度は同時に志望度の高さのアピールにもなります。

以上のように、志望理由を準備することにより、エントリーシートや面接では優位に働くでしょう。

エントリーシートでは、直接的に「業界の志望理由」や「KDDIの志望理由」という題目で聞かれていなくとも、これらを知るための質問が問われます。

それぞれの質問が、志望理由のどの階層に対する質問なのかを読み解き、整理したものをぶつけていきましょう。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多いKDDIで内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、KDDIの求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

KDDIでは、「最後までやり抜く力」そして「チームの力・成果を最大化できる」のある人材が求められています

KDDIは見たところ、競合他社のように成果主義的な要素を全面に出すというよりは、チームワークを重視しているようです。

アルバイトや研究室、インターンなどで主体的に物事に取り組み、周りをまきこんだエピソードがあると尚良いでしょう。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

リクルーターを味方に付けよう

KDDIの選考フローは一般的なものと、リクルーターが付いた学生に対しての優遇ルートがあるとされています。

このリクルーターは、インターンやイベントなどに参加した学生から選ばれた人たちに付くようです。

先ほどの選考フローの、WEBテストやESを免除される選考ルートに乗ったという事例もあるので、KDDIのしぼうどが高い場合は、インターンやイベントに積極的に参加することを強くお勧めします。

リクルーターについてもらうメリットは、何より一次情報を取得できるという点です。

企業研究にはさまざまな方法がありますが、これらの多くはKDDIで働いている人間からの情報ではなく、誰かが分析、あるいはまとめた二次情報です。

これらの情報も意味がない訳ではありませんが、やはり現場の社員からの情報は二次情報とはかなり質が違います

面接官からしても、ネットに乗っていそうな情報を志望理由などにされるよりも、実際の経験などに基づいたものの方が説得力があると感じるでしょう。

このように、リクルーターについてもらうことには、企業の一時情報が得られるという点でメリットがある上、面接練習にもなるため、かなり選考を有利に進められます。
KDDIの志望度が高い方は、是非早めに行動に移しましょう。

一方で、リクルーターがつかなくても一次情報を得られる手段としてOB訪問があります。

「リクルーターがつかなかったからダメだ」
「もうほかの就活生と差別化が図れない」

とあきらめるのではなく、OB訪問で先輩社員から「なぜKDDIを選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分がKDDIで働くイメージを持ち、魅力的な志望動機を作れるようにしましょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

その他の気になる情報

KDDIの年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和2年の平均年収は930万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

令和2年930万円
令和元年952.8万円
平成30年936.3万円

KDDIの初任給

KDDIの初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給27万円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、KDDIの初任給はかなり高いといえます。

初任給と平均年収から、入社後数年での給与の伸びが大きいことがうかがえます。

KDDIの評価

実際にKDDIで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

KDDIは、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、KDDIの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

また選考に向けて、「企業や採用情報を効率的に知りたい!」「オンライン選考の練習をしたい!」といった方には、JOBTVがオススメです。

スキマ時間に動画で情報収集できたり、オンライン選考は練習しているだけで、企業からの逆オファーもきちゃいます。

以下の記事で、JOBTVについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。