【ENEOS(エネオス)の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2022年1月8日

ENEOSの就職難易度は?

東洋経済が発表した「入社が難しい有名企業ランキング」では、ENEOSの順位は36位/424位となりました。

入社難易度は62.0であり、平均よりも入社がかなり難しい企業といって差し支えないでしょう。

本記事では、ENEOSの経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学についてもまとめており、ENEOSから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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ENEOSの企業概要

今回は、石油製品の精製販売の国内トップシェアを誇る「ENEOS株式会社(以下 ENEOS)」について解説していきます。

ENEOSはガソリンスタンドのENEOSを展開し、石油販売の国内トップシェアを誇っております。

エネゴリ君のCMでも有名ですね。

ただその石油販売だけでなく、銅などの非鉄金属の開発や海外での石油・天然ガスの開発、東京電力と大阪ガスと提携し「ENEOS電力」や「ENEOS都市ガス」の拡販も行っております。

そんなENEOSの基本情報は以下のようになっています。

関連会社ENEOSホールディングス(株)(持株会社)
JX石油開発(株)
JX金属(株)
JXファイナンス(株)
鹿島石油(株)
ほか
資本金300億円(ENEOSホールディングス(株)100%出資)
設立 1888年5月
代表取締役会長齊藤 猛
事業内容  石油製品(ガソリン・灯油・潤滑油等)の精製および販売
ガス・石炭の輸入および販売
石油化学製品等の製造および販売
電気・水素の供給
本社東京都千代田区大手町1-1-2
初任給(修士)263,500円(大卒)246,400円

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ENEOSの経営理念

地球の力を、社会の力に、そして人々の暮らしの力に。

エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、 社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します。

引用:企業概要|ENEOS Recruiting 2024

上記の企業理念は、次のようなことを伝えています。

ENEOSは、人々の暮らしを支えるエネルギー・資源・素材を提供する企業として、お客様第一の精神のもと、時代と共に変化する多様なニーズに応えるために新たな価値の創出を目指すということ。

また、新たな価値の創出のために挑戦を続け、未来の課題解決に取り組むということです。

ENEOSの将来性

エネルギー業界では、コロナウィルスや気候変動に伴う大規模自然災害の発生など、社会の持続可能性にかかわる環境変化がより深刻な問題となっている現代に対応していくことが喫緊の課題となっています。

そんな時代に対応していくために、ENEOSは主要事業である石油・ガス開発や石油精製販売だけでなく、次世代型エネルギーの供給や環境対応型の地域サービスの展開などにも力を入れています。

多様化する社会のニーズをしっかりと捉え、デジタル技術も活用することで、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献することでアジアを代表するエネルギー・素材企業グループを目指しています。

そんなENEOSの具体的な取り組みをいくつか紹介します。

一つは、環境問題への挑戦が挙げられます。

ENEOSは、 CO₂排出削減 に貢献するために再生可能エネルギーの活用を積極的に推進しており、メガソーラー発電事業に力を入れています。

2013年2月の仙台メガソーラー発電所での商業運転開始を皮切りに、現在、全国18カ所でメガソーラー発電所が稼働中です。

また太陽光だけでなく、バイオマス、水力、風力、地熱といった再生可能エネルギー発電事業も積極的に推進しており、再生可能エネルギー発電容量の合計は2020年10月時点で約120MWとなっております。

加えて近年次世代エネルギーとして注目されている水素の普及にも貢献しています
2020年10月現在、水素ステーションは全国に133カ所あり、そのうちENEOSは43カ所を運営しています。

もう一つの取り組みとしては、エネルギーの安定供給化が挙げられます。

石油、石炭、天然ガスといった化石資源燃料には限りがあり、そもそも天然資源が少ない日本のエネルギー自給率は他OECD諸国と比較し、低い水準の約9.6%となっております。
石油についてはほぼ100%輸入に頼っている現状です。

そのため、化石資源燃料に頼らない新たなエネルギー源の確保と、世界の様々な地域から資源を調達することが、日本でのエネルギーの安定供給に必要となってきます。

ENEOSは、原油や石炭、天然ガス・LNGの調達ルートを、中東・ヨーロッパ・米州・アジア・オセアニアなど世界各国に広げることで、日本のエネルギーの安定供給に貢献しています。

ENEOSの求めている人物像

いま、エネルギー業界は歴史的な変革の時代を迎えています。世界的な脱炭素・循環型社会への加速、日本におけるエネルギー安全保障の強化、AIやIoTなどデジタル技術の急速な進展、ESGやSDGsなど企業の社会的責任に関する気運の高まりなど、事業を取り巻く環境も大きく変化しています。

ENEOSは創業以来、約130年にわたりエネルギーや素材の安全安定供給・品質管理を行ってきました。エネルギー業界のリーディングカンパニーとして、当社が今後も社会に価値を提供し貢献するためには、スピーディーかつ柔軟に、この世界的なエネルギートランジションに対応していく必要があります。グループ理念に、「地球の力を、社会の力に、そして人々の暮らしの力に。エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します。」と掲げているとおり、ENEOSはこれからも人々の暮らしに欠かせないエネルギーや素材を安定供給し、持続可能な社会の実現を目指すという社会的使命を果たしていきます。

引用:トップメッセージ|ENEOS Recruiting 2023

多様化する社会のニーズをしっかりと捉え、デジタル技術も活用することで、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献することで「アジアを代表するエネルギー・素材企業グループ」を目指しているENEOSでは、『 周囲のニーズに気づき、そのニーズに応えるために、自ら考え挑戦できる』人材が求められているようです。

様々な事柄にアンテナを持ち、ニーズを把握し自らしっかり考え、ニーズに応えるために挑戦をしてきた経験が活きてきそうです。

ENEOSの採用・選考状況

ここまでENEOSの経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、ENEOSの採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

【文系】
(院)東大1、早大1
(大)早大10、慶大6、明大5、同大4、中大2、立教大2、学習院大2、関西学大2、東大1、一橋大1、横国大1、上智大1、広島大1、神戸大1、津田塾大1、東理大1、東北大1、名大1、日大1

【理系】
(院)早大11、東理大10、京大5、九大4、埼玉大4、東工大4、横国大3、東京農工大3、東北大3、東大2、慶大2、広島大2、阪大2、茨城大1、熊本大1、群馬大1、新潟大1、神戸大1、成蹊大1、青学大1、静岡大1、千葉大1、大阪公大1、長岡技科大1、奈良女大1、法政大1、北大1、北里大1、明大1、東京都市大1、アデレード大1
(大)東理大1、明大1、中大1

引用:就職四季報2024年版

採用人数

また、男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(男)大卒(女)修士(男)修士(女)
20年36名31名69名16名
21年24名37名60名17名
22年25名30名64名16名
23年24名23名61名14名
参考:就職四季報2024年版

年度文系理系
20年度62名90名
21年度60名78名
22年度57名78名
23年度46名76名
参考:就職四季報2024年版

職種別の採用人数は以下のとおりです。

年度総合職
20年度152名
21年度138名
22年度136名
参考:就職四季報2024年版

採用予定学科

法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、水産系、畜産・酪農系、薬学系(4年制)、薬学系(6年制)、商船系、医学・歯学系、獣医系、衛生医療・介護系、その他理系

引用:リクナビ2024「ENEOS株式会社:採用情報」

多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

一方で採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

うまく使うことで志望企業への内定が近づくサービス


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採用倍率

〇 2022年度の採用人数:51〜100名

〇プレエントリー候補リスト登録人数:727名

引用:リクナビ2023「ENEOS株式会社:採用情報」

ENEOSの採用倍率は約7〜14倍と算出できます。

これはリクナビのプレエントリー人数だけのデータで算出した数字なので、実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。

ENEOSの新卒採用の選考フロー

エントリシート・WEBテスト
 ↓
リクルーター面談(複数回)
 ↓
面接(複数回)
 ↓
内々定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

WEBテストの形式は玉手箱で、内容は言語・計数・性格です。玉手箱は、様々な企業で採用されているテスト形式のためしっかりと対策をしておくと良いでしょう。

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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以下の記事では、各サービスの特徴とおすすめ点をまとめてありますので、こちらから自分に合ったサービスに登録してみましょう。

ENEOSの内定獲得のための必須対策

ここまでENEOSの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、ENEOSから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

ENEOSでなければダメだという明確な志望理由を示そう

他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。

そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。

志望理由を考える際は「なぜエネルギー業界なのか」「なぜENEOSなのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜENEOSを選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分がENEOSで働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

ENEOSでのキャリアパスについて考える

ENEOSの面接では、ENEOSで取り組みたい仕事を具体的に話すことが要求されます。

実際に面接では、「入社後にやりたいこと」「5・10・20年後のキャリア」などが質問されるようです。

このような質問は、職種をしっかり理解しているか、ENEOSの仕事を理解しているかを問うことで、志望度を図る目的があります。

前述した、OB訪問を活用して実際に働いている社員の方々のキャリアパスを聞くことで、取り組みたい仕事を具体化していくことの重要度は高いといえます。

また社員の方々に会った際には、部署、業務、年次ごとに取り組む仕事などの情報を収集し、ENEOSでの入社後10年のキャリアを明確に語れるようにしましょう。

入社後20年後のキャリアについても想像が出来ていると良いでしょう。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多いENEOSで内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、ENEOSの求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

ENEOSでは、『 周囲のニーズに気づき、そのニーズに応えるために、自ら考え挑戦できる』人材が求められて います。

様々な事柄にアンテナを持ち、ニーズを把握し自らしっかり考え、ニーズに応えるために挑戦をしてきた経験が活きてきそうです。

また、その挑戦をやり切ったことを伝えられると、さらにアピールできるかもしれません。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

ENEOSのその他の気になる情報

ENEOSの年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和3年の平均年収は1006万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

令和3年1006万円
令和2年1035万円
令和元年1130万円
平成30年1205万円

ENEOSの初任給

ENEOSの初任給は以下の通りです。

大学卒 月給24万6400円
修士了 月給26万3500円
博士了 月給29万2000円

厚生労働省の調査によると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、ENEOSの初任給は高いと言えます。

初任給と平均年収から、入社後数年での給与の伸びが大きいことがうかがえます。

ENEOSの評価

実際にENEOSで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

ENEOSは、福利厚生も充実しており、有給が採りやすいこと、女性も活躍しやすいことから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、ENEOSの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。