【株式会社Mizkan Holdeings(ミツカン)の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2022年4月23日

ミツカン ロゴ

本記事では、ミツカンの経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、ミツカンから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、「味ぽん」などの調味料や加工食品などを手掛ける「株式会社Mizkan Holdings(以下ミツカン)」について解説していきます。

ミツカンは、1804年に創業された歴史ある企業で、創業時の酒粕酢醸造事業から、現在は調味料や加工食品、納豆などの製造販売を手掛ける日本を代表するメーカーの一つです。

また、ミツカンは食酢業界では世界トップの売上を誇っています。

加えて、ホワイト企業としても有名で、平均年収が高い割に有給取得年平均11.9日かつ3年後離職率も8.7%ととてワークライフバランスの取れる職場です。

そんなミツカンの基本情報は以下のようになっています。

商号株式会社Mizkan Holdings
本社所在地〒475-8585 愛知県半田市中村町2-6
設立 文化元年(1804年)
代表取締役社長中埜 和英
資本金1000万円
従業員数約 3,700名 内 国内社員数 2,097名(男 1,530名、女 567名、平均年齢 約43歳)
※2021年4月1日時点
事業内容家庭用/業務用 調味料・加工食品、納豆の製造販売(グループ全体)
ミツカンHP 企業概要

経営理念

ミツカンらしい経営による永続的な成長

限りない品質向上による業績向上

Mission

2つの原点・心得

Vision

未来ビジョン宣言・やがていのちに変わるもの。

Value

共通規範・SENOBIの考え方

引用:ミツカンHP グループ企業理念・ビジョン

上記の経営理念は、次のようなことを伝えています。

「買う身になって まごころこめて よい品を」「脚下照顧に基づく現状否認の実行」というふたつの原点が存在します。

この2つの原点を大切にしながら、「Mission」「Vision」「Value」の3つを守りつげることで、伝統と変革の共存を目指すということです。

将来性

ミツカンは、酒粕酢醸造から始まった企業ですが、近年のグループの中核事業としては食酢だけでなく、ポン酢、めんつゆ、鍋つゆにおいても国内市場シェアNo.1を獲得しています。

No.1商品の多くは、発売から数十年経っているロングセラー商品も多く、「2つの原点」にもとづいた絶え間ない品質改良創業210年を超える企業ノウハウがしっかりと反映されている結果でしょう。

また、ミツカンの売上比率は国内と国外どちらが多いと思いますか?

意外かもしれませんが、2021年2月末時点では、海外事業の売上比が50.8%と国内売上比を上回っています

ミツカンは「食」における地域性を非常に大切にしており、現地の人に愛されるブランドを展開し続けています。

その結果として、「欧州事業」「北米事業」「アジア事業」と3つの地域で事業展開を成功させています。

欧州では、食酢の提供だけでなく、日本食ビジネスを展開しています。

北米では、食酢だけでなく、パスタソースの提供でも成功を納めています。

おいしさと健康が一致した商品開発を心がけており、全米の家庭でも親しまれている商品の一つとなっております。

日本を含むアジアでは、日本に水炊きを普及させるきっかけとなった「味ぽん」や、「飲む」という新しい形での酢の提供など、おいしさと健康の両立がなされた商品を数多く提供し成功をし続けています。

国内だけでなく、国外においても「地域性」を非常に大切にしながら、おいしさと健康を両立させた商品の提供をしているミツカンは将来も安泰でしょう。

ミツカン 商品一覧

求めている人物像

自ら考えて行動し、挑戦を続ける方をお待ちしています


当社は創業からずっと変わらず、大切にしてきた想いがあります。それは「買う身になって まごころこめて よい品を」「脚下照顧に基づく現状否認の実行」の2つの原点です。この想いのもと、“ピンチをチャンスに”変え、“両立しにくいものを両立させ”て、常に「変革と挑戦」を繰り返してきました。ミツカンで働く社員はこの2つの原点を行動の指針とし仕事に臨んでいます。指示をただ待つのではなく、理念を踏まえ、自ら考え行動し、変化を恐れずにチャレンジしていける人。また、周りの人と自らの仕事内容を日々語り合い、意見交換を通じて互いに知見を深め合い、より良い仕事ができるように工夫を続けることができる人。そんな人がミツカンで活躍しています。

ミツカンでは10年先の未来を見据え、「人と社会と地球の健康」「新しいおいしさで変えてゆく社会」を目指し「未来ビジョン宣言」を公開しました。同じ価値観を持ち、苦境や困難にあっても常に原点を忘れず、前向きに取り組み、周りの人の意見を積極的に取り入れ工夫することで、実現する。そんな行動力がある方と一緒にこれからのミツカンを作っていきたいと考えています。

引用:ミツカン 採用担当メッセージ

「2つの原点」を大切にしながら、未来を見据えて挑戦を続けるミツカンでは2つの原点を大切にしつつ、未来やお客様のことを自ら考え行動できる』人材が求められているようです。

伝統を重んじつつ、自ら考えて何かに挑戦した経験が良く評価されそうです。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまでミツカンの経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、ミツカンの採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

22年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

(大学名の右の数字は採用人数)

【文系】
(大)早稲田大学(2)、上智大学(1)、千葉大学(1)、兵庫県立大学(1)、法政大学(1)、南山大学(1)、学習院大学(1)、駒沢大学(1)
【理系】
(院)京都大学(3)、大阪府立大学(3)、東京海洋大学(2)、岐阜大学(2)、立命館大学(2)、北海道大学(1)、筑波大学(1)、東北大学(1)、神戸大学(1)、岡山大学(1)、群馬大学(1)、三重大学(1)、東京農工大学(1)、信州大学(1)

(大)東洋大学(1)、滋賀大学(1)、中央大学(1)、近畿大学(1)、ヴィリニュス・ケディミナス工科大学(1)

参考:就職四季報2023年版

採用人数

また、男女別・文理別・職種別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(男)大卒(女)修士(男)修士(女)
20年9名12名12名15名
21年7名8名12名14名
22年3名11名9名12名
参考:就職四季報2023年版

年度文系理系
20年度21名27名
21年度12名29名
22年度9名26名
参考:就職四季報2023年版

配属勤務地

21年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。

愛知県半田市・名古屋市、東京、大阪、石川、福岡、群馬、他

参考:就職四季報2023年版

配属部署

21年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。

【総合職】
営業、経理、人事、マーケティング、仕入れ 他

【技術職】
開発、研究、品質、生産、デジタル 他

参考:就職四季報2023年版

採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

採用倍率

〇 2023年度の採用予定人数:36〜40名

〇プレエントリー候補リスト登録人数:45684名

引用:リクナビ2023「株式会社Mizkan J plus Holdings:採用情報」

ミツカンの採用倍率は約1142倍と算出できます。

これはリクナビのプレエントリー人数だけのデータで算出した数字なので、実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。

うまく使うことで志望企業への内定が近づくサービス


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JobSpringを上手に使用する方法を解説しているので是非ご一読ください。

ミツカンの新卒採用の選考フロー

プレエントリー
 ↓
ES・適性検査


面接(複数回)、GD、適性検査
 ↓
内々定

引用:ミツカン 採用HP

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

しかし、グループディスカッションの倍率はとても高いとのことなので、重点的に対策をしておくと良いと思います。

当サイトでも、現役の外資系コンサルタントが実際に就活生時代に行っていたグループディスカッションの対策を解説している記事がありますので、ぜひ読んでみてくださいね。

WEBテストの形式はTG‐WEBです。
TG -WEBは初見で解くのは大変危険なテストです。
他企業で採用しているものを探し、事前に練習しておくことをオススメします。

また、「面接対策をしたい!」「ESのクオリティをあげたい!」という方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

就活コンサルタントによるES添削や模擬面接などのサービスをすべて無料で受けることができます。

また、「大手企業からの逆オファー」「1週間での早期内定」など様々なメリットもあります。

以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。

こちらの記事を参考にして自分に合ったサービスに登録してみましょう。

内定獲得のための必須対策

ここまでミツカンの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、ミツカンから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

提出したESをしっかりと見直す

ミツカンの面接では、ESに書いた内容が一貫して深掘りされるようです。

特に「学生時代に頑張ったこと」、いわゆるガクチカです。

内容は人それぞれですが、しっかりと論理的に説得力を持って伝えることができるかが重要になってきます

緊張してうまく話すことができなくても、自分の言葉で面接官に自分の考えを伝えることができれば内定を獲得できたという声もあります。

一次面接も最終面接でも志望度を見られることが多いのですが、ガクチカなどでミツカンに合った人物であることをアピールできると好印象です。

しっかりと、面接の前には提出したESを見直して、提出した内容と齟齬がないようにしましょう!

ミツカンでなければダメだという明確な志望理由を示そう

他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。

そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。

志望理由を考える際は「なぜ食品業界なのか」「なぜミツカンなのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また志望度合いを測るために、ミツカンでは就職活動の軸を面接で聞かれます。

面接の前にしっかりと自分の軸を見直しましょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜミツカンを選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分がミツカンで働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多いミツカンで内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、ミツカンの求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

ミツカンでは、『 2つの原点を大切にしつつ、未来やお客様のことを自ら考え行動できる』人材が求められています。

伝統を重んじつつ、自ら考えて何かに挑戦した経験が良く評価されそうです。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

その他の気になる情報

ミツカンの年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

就職四季報の調べによると、令和2年の平均年収は825万円となります。

ミツカンの初任給

ミツカンの初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給21万6000円
大学院修士課程卒/ 月給23万0800円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、ミツカンの初任給は平均よりも少し低いといえます。

しかし、平均年収が高いことから、入社後の給与の伸び幅が大きいことが考えられます。

ミツカンの評価

実際にミツカンで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

ミツカンは、お客さまのことを考えながら、やりがいのある仕事ができ、海外での活躍も可能です。
福利厚生が充実しており、有給が採りやすいことから働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、ミツカンの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。