【NTTデータの就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2022年3月25日

NTTデータ企業ロゴ

本記事では、NTTデータの経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや配属勤務地・部署についてもまとめており、NTTデータから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

システム開発の企画提案から開発、保守管理まで手掛けるシステムインテーグレーター、NTTデータを紹介していきます。

NTTデータ企業概要

情報通信業界は、さまざまな分野に区分されます。

情報システムの管理、運用までを行うのがシステムインテグレーターであり、
NTTデータは、NTTグループにおいてこの分野を担当している会社です。

ITサービス事業を取り上げると、競合としては富士通や日立製作所などが挙げられます。

上記2社に対しては、売上高は劣り、国内第3位となっておりますが、世界では15位と、世界規模でも有数のインテグレーターと言えます。

そもそも、NTTデータはハードウェアの製造や販売をしていないのに比べ、
富士通などはこれらも含んでの売上高であるめ、単純なSlerとしての実績は、負けていないと言えます。

官公庁の金融システム開発を受注していたこともあり、金融分野においては同業他社に比較して実績という面で一歩進んでいると評価されます。

そんなNTTデータの基本情報は以下のようになっています。

商号株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(略称 NTTデータ)
NTT DATA Corporation
本社所在地東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル
設立 1988年
代表取締役社長本間 洋
資本金1,425億2千万円(2021年3月31日現在)
従業員数139,700(グループ全体/2021年3月末現在)
事業内容システムインテグレーション事業
ネットワークシステムサービス事業
その他これらに関する一切の事業

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業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を理解するという意味で、就活において重要です。

ぜひご覧ください。

経営理念

NTTデータグループは、情報技術で、新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する。

引用:NTTデータ「企業理念

上記の経営理念は、次のようなことを伝えています。

ITの技術革新は日々進歩する中で、NTTデータは業界を推進する企業であり続けてきました。

NTTグループの中で、システムインテグレーター事業をになっているNTTデータは、先進技術をいかに開発し、社会に提供できるかが、実績に直結します。

また、これからの技術革新は多くの人の生活を根本から変えてしまえるほどの可能性を秘めています。

以上のような、グループ内での立ち位置、そして技術革新で社会に貢献するという姿勢が、この経営理念に込められています。

将来性

システムインテグレーターは、国内市場においては顧客が固定化し、拡大規模はそこまで大きくないと考えられています。

これからは、国内だけでなく海外に視野を向けて顧客獲得をしていくことがNTTデータのような企業には求められます。

実績的にはNTTデータの海外進出は、国内競合企業と比較したときに、最も進んでいると評価できます。

NTTデータの総売上高に占める海外売上の割合は、およそ40%もあります。

では、実際どのような戦略を持って今後の海外事業を展開していくのでしょうか。

現時点でNTTデータは、海外に200以上の拠点を確保し、各地域にフィットするサービスを提供しています。

この各地域にフィットするという点が重要で、NTTデータ自体も戦略としてここに強みを持っていこうとしています。

国や地域によって、企業の強みやビジネスの状況は異なります。

例えば、日本においては既存領域の強みを活かした、新しい価値創造を、中国やアジア太平洋地域に対してはマーケット成長を活かした、飛躍的な事業拡大を支援できるようなサービスを、といったような具合です。

国内で培った技術やノウハウを、海外の各地域に合う形で提供することで、IBMやアクセンチュアのような外資の競合に負けないようなプレゼンスを発揮することが可能です。

そして、地域にフィットしたサービス提供を可能にするのはNTTデータのグローバル人材の獲得・育成です。

グローバル展開するNTTデータにとって、海外にいってもらい活躍できるような人材の獲得、あるいは育成は重要な施策です。

NTTデータは、自社人材が働きやすいような制度づくりはもちろん、彼らが成長できるようなエンゲージメントの形成を戦略として提言しています。

何より、NTTデータは創業以来30年以上、増収を継続している点で、将来性について問題があるとは考えづらいでしょう。

海外事業の展開も上手くいっているため、NTTデータは就職先としてかなり安定している企業です。

求めている人物像

社会のために自律的に考え、自ら動き周りを巻き込む「考導力」
最新の技術や仕組みに興味を持ち、変化を起こすことを楽しむ「変革力」
多様な仲間と共通の目標を創り成し遂げる「共創力」

そして、それらを突き動かす強い意志と情熱

引用:NTTデータ新卒採用ページ「求める人材像

NTTデータの仕事は、自社の技術を活かしたサービスを、顧客に対していかに寄り添い、満足してもらう形で提供できるか、が重要な側面の一つとしてあります。

そして、顧客に寄り添って、自社の強みを発揮する上で、必要になってくる人材とは、上記のような
「考導力」「変革力」「共創力」の三つに集約されると、NTTデータは考えている様です。

技術力が物を言うSlerにおいて、2つ目の「変革力」はもちろん必要になってきますし、顧客に対してのベストな解決策を提供する上で、1つ目の「考導力」も納得できますね。

また、特にNTTデータのような大企業と言われる会社において、仲間との連携の中で目標を達成する能力は意外と重要です。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまでNTTデータの経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、NTTデータの採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

採用実績校は以下のようになっております。

早大、慶大東理大、東大、阪大、同大、東工大、上智大、名大、京大、中大、東北大、北大、千葉大、明大、横国大、法政大、九大、神戸大、筑波大、立教大、駒澤大、学習院大、お茶女大、都立大、芝工大、東京農工大、一橋大、青学大、國學院大、関西学大、関大、津田塾大、東洋大、名工大、立命館大、横浜市大、大阪公大、電通大、東京海洋大、東京都市大、立命館APU、岡山大、新潟大、九州工大、広島大、ICU、小樽商、大信州大、東京女大、東京電機大、日大、日女大、南山大、徳島大、長崎大、中京大、創価大、佐賀大、金沢大、京都府、大、県立広島大、アーカンソー州立大、イリノイ大、ネブラス、カ大、カリフォルニア大他(理系含む)

引用:就職四季報2024年版

採用人数

また、男女別・職種別の採用人数は以下のとおりです。

年度女性男性合計
20卒162名308名470名
21年170名332名502名
22年193名361名524名
23年290名408名698名
※23年:予定人数
年度総合職
20年度476名
21年度505名
22年度556名
23年度706名
参考:就職四季報2024年版

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。

【総合職】
東京・豊洲8

【技術職】
東京(豊洲、大手町、品川、他)、神奈川(横浜、川崎、他)543

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。

【総合職】
コーポレートスタッフ8

【技術職】
SE・コンサル・営業コース540、ファシリティマネジメント3

参考:就職四季報2024年版

採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

NTTデータの新卒採用の選考フロー

エントリーシート
適性検査2種

書類選考

面接(複数回)

内々定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

適性検査は2種類あり、適性検査Aは言語・非言語のSPI、適性検査BはTALという性格診断です。

SPIは、様々な企業で採用されているテスト形式のためしっかりと対策をしておくと良いでしょう。

また、「面接対策をしたい!」「ESのクオリティをあげたい!」という方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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また、「大手企業からの逆オファー」「1週間での早期内定」など様々なメリットもあります。

以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。

こちらの記事を参考にして自分に合ったサービスに登録してみましょう。

うまく使うことで志望企業への内定が近づくサービス


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内定獲得のための必須対策

ここまでNTTデータの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、NTTデータから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

NTTデータではなければダメだという理由を明確にする

Slerのような事業をメインとする企業は競合他社もかなり多く、志望動機に関する質問が重点的に聞かれます。

NTTデータも例に漏れず、明確な志望動機を示すことが、何より必要になってきます。

NTTデータに限らず、「志望動機」を考える際はまず
業界>企業>企業でやりたい仕事」というように、段階を付けてそれぞれを考えていくことを推奨します。

まず「なぜSlerを志望するのか」については、業界についての知見がどこまであるかを聞くことで、志望度を図っているとされています。

Slerがどのようなビジネスモデルで、どのような職種があり、その職種でどのような素養が必要なのか、などを整理すると良いでしょう。

そして「なぜNTTデータを志望するのか」については、競合との比較をしていくことを推奨します。

よく比較されるのは富士通や日立製作所、あるいは野村総合研究所あたりです。

これら各企業のビジネスモデルや、具体的な事業内容を正確に把握し、同時にNTTデータのものと比較することで、「何が同じで、何が異なるか」が明確になってくるはずです。

最後の「NTTデータでやりたいこと」ですが、これは先ほどのNTTデータの志望理由と密接に絡んできます。
「日立製作所でもいいのでは?」と面接官に映ってしまわないような、自分の経験などに基づいた理由を準備すると良いでしょう。

また、大きなビジョンを語るのも良いかもしれませんが、その前に実務ベースでのやりたいこと、あるいは具体的なキャリアプランも考えておくと良いでしょう

実務ベースとは、実際に自分が志望した職種では何ができて、誰と関わり、どの様な仕事が求められるか、といった具合です。

NTTデータのようなSlerの場合、プロジェクトマネージャーになることが入社後からの一つの目標となるケースが多かったりします。

では、プロジェクトマネージャーになるというポイントまでに、入社後の自分は何を身につけ、どこに価値を発揮するのか、出来るのか、ここまで考えておくと、次第とキャリアプランに具体性が生まれます。

しかし、キャリアプランと言っても、実際に会社で働いていない人間にとっては想像上のものしか生み出すことはできません。

実務、職種などを明確に理解をするためには、会社説明会やOB訪問をすることをオススメします。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

面接官からすれば、NTTデータの中の職種や業務の理解度が高く見えますし、この理解度は同時に志望度の高さのアピールにもなります。

以上のように、志望理由を準備することにより、エントリーシートや面接では優位に働くでしょう。

エントリーシートでは、直接的に「業界の志望理由」や「NTTデータの志望理由」という題目で聞かれていなくとも、これらを知るための質問であることはあります。

それぞれの質問が、志望理由のどの階層に対する質問なのかを読み解き、整理したものをぶつけていきましょう。

グループディスカッション対策を徹底する

選考フローにもよりますが、例年NTTデータの選考フローにグループディスカッションが設けられているケースがあるようです。

先行フロー上では、一次面接に設定されているようですので、このディスカッションの意味としては、基本的な論理的思考力、そして何よりチーム内での価値の発揮が見定められているでしょう。

先にもありましたが、Slerはチームワークが実務上かなり重要な素養として絡んできます。

出されたお題に対して、答えを出すことに重きを置きすぎず、あくまでチームの力を最大限発揮するために、自分の役割や立ち回りを意識することを重要視しましょう。

しかし、グループディスカッションの対策は容易ではありません。
一人でどうにかなるものでも、先輩に教えてもらうことも出来ないものだからです。

実践の場で訓練することが一番の近道ですが、それ以外にも対策の方法はあります

当サイトでも、現役の外資系コンサルタントが実際に就活生時代に行っていたグループディスカッションの対策を解説している記事がありますので、ぜひ読んでみてくださいね。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業であり、選考フローがかなり一般的なNTTデータで内定を獲得するためには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、NTTデータの求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

NTTデータでは、

社会のために自律的に考え、自ら動き周りを巻き込む「考導力」
最新の技術や仕組みに興味を持ち、変化を起こすことを楽しむ「変革力」
多様な仲間と共通の目標を創り成し遂げる「共創力」

という素養が求められています。

ガクチカでは、自らが問題に対して課題を発見し、周囲との関係性の中でこれを解決、あるいは何かしらのアプローチをとったものが良いでしょう。

また、グローバル人材は将来性で確認した通り、NTTデータにとってはかなり嬉しい人材です。

もしも、あなたに留学経験や外国語を流暢に扱えるという証明ができるのであれば、惜しみなくエントリーシートでアピールすることをオススメします。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

その他の気になる情報

NTTデータの年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和4年度(2023年)の平均年収は867万円となります。

以下、3年間の平均年収となっております。

年度平均年収
2018年820.7万円
2019年828万円
2020年833.8万円
2021年842万円
2022年852万円
2023年867万円

NTTデータの初任給

NTTデータの初任給は以下の通りです。

4年生大学卒業/22万3130円
大学院修士課程卒/25万2630円
大学院博士課程卒/30万1310円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、NTTデータの初任給は平均的であるといえます。

NTTデータの評価

実際にNTTデータで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

NTTデータは、福利厚生も充実しており、有給が採りやすいことから働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、NTTデータの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。