【関西電力の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2022年1月3日

関西電力の企業ロゴ

本記事では、関西電力の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、関西電力から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

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企業概要

今回は、東京電力に次いで国内2位の売り上げを誇る国内大手の電力会社「関西電力株式会社(以下 関西電力)」について解説していきます。

関西電力は、近畿圏を中心に電気事業、ガス・その他エネルギー事業、情報通信事業等を行っている電力会社です。

売上高は未だ主力の電気事業が中心となっていますが、総合的な情報通信サービスを行う「情報通信」や、エネルギー・ソリューションを提供する「総合エネルギー」、不動産サービスを行う「生活アメニティ」等の新しい事業の成長も著しいです。

そんな関西電力の基本情報は以下のようになっています。

社名関西電力株式会社
本社所在地 大阪市北区中之島3丁目6番16号
設立 1951年5月1日
代表取締役会長榊?原 定征
事業内容  電気事業、熱供給事業、電気通信事業、ガス供給事業 等
資本金 4,893億円
従業員数8,770名

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経営理念

「あたりまえ」を守り、創る

引用:経営理念|関西電力

上記の企業理念は、次のようなことを伝えています。

関西電力は、人々の快適で安心な暮らしに必要不可欠である電力や情報通信、生活アメニティなどを提供することで、人々の「あたりまえ」を守ること

そして、そんな企業活動を通じて新しい時代にも対応していく中で、新たな「あたりまえ」を創っていくということです。

将来性

2017年に施行されたガス小売全面自由化。そして、電力小売全面自由化や再生可能エネルギーの導入拡大などにより、ガスを含めた本格競争時代が到来しております。

そんな時代に対応していくために、関西電力はLNG(液化天然ガス)の調達と販売の強化に動き出しています。

世界における主要なLNGマーケットのうち、アジアを含める太平洋エリアでは近年、シンガポールが取り引きの中心拠点になっています。

そんなシンガポールでのLNGの調達・販売力の強化を図るために関西電力は、BPシンガポール社との間で、LNG購入に関する売買契約およびLNG事業における戦略的事業協力の関係構築に向けた協定を締結しました。

この協定では、LNGポートフォリオの充実化を図るほか、LNGトレーディングLNG船の最適な運用などにおける幅広い協力関係を構築することに成功しました。

さらに関西電力はこのBPシンガポールとの契約から約2年後、シンガポールに関西トレーディングシンガポール社を設立しました。
現地で情報収集のためのネットワークを拡げ、直接やりとりをすることでニーズに合った契約を確保していくのが狙ってのものでした。

関電トレーディングシンガポール社を中心としたネットワーク拡大に伴い、これまで以上のスピード・精度で情報を獲得することが可能になりました。

LNGは環境特性や経済合理性に優れたエネルギーであり、今後のエネルギー業界の競争力にも大きな影響を与えていくと考えられます。

そんなLNG調達の更なる調達・販売力の確保に向け、本店の燃料トレーディンググループと関電トレーディングシンガポール社と密に連携することで国内外のエネルギー事業者との協力関係の深化や、欧州等の新たなLNG取引ハブへの拠点設立も検討されております。

そのため、関西電力の事業フィールドは、世界中へ拡大していき、競争力もますます強化されていくことが予想されます。

求めている人物像

明るい未来を照らし続けるために
ひとりひとりの挑戦で、電力会社という枠を超えよう
関西電力だからこそ、できることがある
さぁ、君にしかできない挑戦を

引用:採用メッセージ|総合職採用|関西電力

エネルギー事業領域に捉われない新たな価値づくりを目指している関西電力では、『目標に向かって挑戦を続け、自ら考え様々な人々を巻き込んで新たな価値創造に取り組める』人材が求められているようです。

自らしっかり考え、周囲の人々を巻き込みながら挑戦をしてきた経験が活きてきそうです。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまで関西電力の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、関西電力の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

【文系】
(大)関西学大、同大、神戸大、立命館大、関大、阪大、大阪公大、近大、京大、武庫川女大、中京大、京都女大、大阪国際大、京大、慶大、広島大、東京都市大、甲南大,岐阜協大、ICU、関西外大、南山大、名大、追手門学大、神戸学大,同女大、神戸市外大、奈良女大、京都橘大、京都教大、阪南大、信州大、龍谷大

【理系】
(大)阪大、神戸大、京大、大阪公大、大阪工大、近大、同大、大阪電通大、兵庫県大、福井大、関大、立命館大、名大、東大,岡山大、三重大、豊橋技科大、静岡大、広島大、中部大、富山大、愛媛大、九大、北大、名城大、京都工繊大、大分大、福岡工大、横国大、滋賀県大、信州大、福井工大、高知工科大、熊本大、中京大、滋賀大、山口大早大、長岡技科大、山口東理大、島根大、福岡大、東京工科大、金沢工大、東工大、龍谷大、摂南大、東北大、関西学大、大同大、大阪産大院を含む
(高専)福井、岐阜、津山、宇部、香川、近大弓削商船、呉明石都城、鹿児島、米子、松江、和歌山、神戸豊田、鳥羽商船、大分、熊本、沖縄、新居浜、北九州、富山、有明、舞鶴、鈴鹿、阿南、石川

参考:就職四季報2024年版

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(男)大卒(女)修士(男)修士(女)
20年84名32名93名9名
21年106名57名114名16名
22年91名57名114名15名
23年90名57名106名19名
参考:就職四季報2024年版

年度文系理系
20年度70名148名
21年度103名190名
22年度92名185名
23年度91名181名
参考:就職四季報2024年版

また、職種別の採用人数は以下のとおりです。

年度総合職プロフェッショナル職エリア総合職
20年度141名102名26名
21年度176名118名51名
22年度161名120名48名
23年度162名112名47名
参考:就職四季報2024年版

採用予定学科

法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、水産系、畜産・酪農系、薬学系(4年制)、薬学系(6年制)、商船系、医学・歯学系、獣医系、衛生医療・介護系、その他理系

引用:リクナビ2023「関西電力株式会社:採用情報」

配属勤務地

21年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。

【総合職】
近畿2府4県

【技術職】
近畿2府4県、福井、富山、岐阜、長野

参考:就職四季報2024年版

配属部署

21年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)

【総合職】
ソリューション25、国際8、エネルギー需給5、経営、企画5、人財・安全推進3、法務3、経理3、総務2、広報2、調達2、再生可能エネルギー2、エネルギー環境企画2、原子燃料サイクル2、立地1、ガス事業1、送配電6、

【技術職】
原子力17、情報通信15、配電13、火力13、変電6、建築5、送電5、土木4、水力3、給電2、制御2

参考: 就職四季報2024年版

多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

また、「関西」電力という名称から関西圏の大学からの採用ばかりと想像していた方も多いと思いますが、他地域の大学からもしっかりと採用があることが分かります。

採用HPでも、関西の学生だからといって優遇するわけではないと明言しております。

一方で採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

採用倍率

〇 2023年度の採用人数:272名

〇プレエントリー候補リスト登録人数:-

関西電力の採用倍率は算出できませんが、エネルギー業界トップクラスの企業であるため、倍率は決して低くないでしょう。

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関西電力の新卒採用の選考フロー

エントリシート・WEBテスト
 ↓
1次面接
 ↓
最終面接
 ↓
内々定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

WEBテストは、企業オリジナルのもので内容は、言語・非言語です。
難易度はSPI程度のため、基本的なWEBテスト対策をしておけば問題ないでしょう。

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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以下の記事では、各サービスの特徴とおすすめ点をまとめてありますので、こちらから自分に合ったサービスに登録してみましょう。

内定獲得のための必須対策

ここまで関西電力の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、関西電力から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

関西電力でなければダメだという明確な志望理由を示そう

他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。

そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。

志望理由を考える際は「なぜエネルギー業界なのか」「なぜ関西電力なのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ関西電力を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が関西電力で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

関西電力でのキャリアパスについて考える

関西電力の面接では、関西電力で取り組みたい仕事を具体的に話すことが要求されます。

関西電力の最終面接では、志望動機や入社後どういった仕事をしていきたいかを深堀されるそうです。

実際に、最終面接で多くの人が落選していることから、関西電力でのキャリアパスをしっかり答えられるように対策をしておく必要があります。

このような質問は、職種をしっかり理解しているか、関西電力の仕事を理解しているかを問うことで、志望度を図る目的があります。

前述した、OB訪問を活用して、実際に働いている社員の方々のキャリアパスを聞くことで、取り組みたい仕事を具体化していくことの重要度は高いといえます。

また社員の方々に会った際には、部署、業務、年次ごとに取り組む仕事などの情報を収集し、関西電力での入社後10年のキャリアを明確に語れるようにしましょう。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多い関西電力で内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、関西電力の求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

関西電力では、『目標に向かって挑戦を続け、自ら考え様々な人々を巻き込んで新たな価値創造に取り組める』人材 が求められています。

自らしっかり考え、周囲の人々を巻き込みながら挑戦をしてきた経験が活きてきそうです。

また、その解決の際に今まで誰もしてこなかった新たな取り組みをしていると、さらにアピールできるかもしれません。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

その他の気になる情報

関西電力の年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和2年の平均年収は837万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

令和3年820万円
令和2年837万円
令和元年800万円
平成30年792万円

関西電力の初任給

関西電力の初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給21万6000円
大学院卒/ 月給24万3800円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、関西電力の初任給は平均より低めといえます。

関西電力の評価

実際に関西電力で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

関西電力は、福利厚生も充実しており、フレックス制度の活用が進んでいることからワークライフバランスがとりやすく、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、関西電力の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。