【カゴメの就職難易度は?】企業研究から内定獲得のための必須対策まで徹底解説!!

2022年4月3日

カゴメ ロゴ

本記事では、カゴメの経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、カゴメから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、トマト加工品の国内最大手の食品メーカー「カゴメ株式会社(以下 カゴメ)」について解説していきます。

カゴメといえば、カゴメトマトケチャップや野菜生活など皆さんも普段から聞いたことがあるような野菜加工商品を多く展開しています。

1899年、当時日本ではなじみのなかった西洋野菜「トマト」の栽培に挑戦し、のちに加工に取り組んだのが、カゴメの歴史のはじまりであり、今年124年目をむかえる大手企業になります。

カゴメの代表的な商品を展開している「トマトケチャップ」「野菜果実ミックスジュース」「トマトジュース」では、それぞれ60%を超えるシェアを獲得して、国内№1となっております。

また商品開発だけでなく、約7,500種ものトマト種子をはじめとする豊富な遺伝資源を保管してある独自のデータベースを活用し、加工用と生鮮用トマトの品種開発も行っております。

加えて、子供たちの「食」への興味を育み、健やかな成長を応援する食育支援活動も行っており、小学校や幼稚園、保育園にカゴメトマトジュース用トマト「凛々子」などの苗を無償で提供しています。

そんなカゴメの基本情報は以下のようになっています。

商号カゴメ株式会社
本社所在地愛知県名古屋市中区錦3丁目14番15号
創業1899年(明治32年)
設立 1949年(昭和24年)
代表取締役社長山口 聡
資本金19,985百万円
事業内容調味食品、保存食品、飲料、その他の食品の製造・販売
種苗、青果物の仕入れ・生産・販売

経営理念

『感謝』
私たちは、自然の恵みと多くの人々との出会いに感謝し、自然生態系と人間性を尊重します。

『自然』
私たちは、自然の恵みを活かして、時代に先がけた深みのある価値を創造し、お客様の健康に貢献します。

『開かれた企業』
私たちは、おたがいの個性・能力を認め合い、公正・透明な企業活動につとめ、開かれた企業を目指します。

引用:企業理念|カゴメ

上記の経営理念は、次のようなことを伝えています。

自然の恵みがもつ抗酸化力や免疫力を活用して、食と健康を深く追求し、体にやさしいおいしさを実現すること。

また、地球環境と体内環境に十分配慮をして新しい商品を創造していくということです。

将来性

世界的に健康への意識が高まる中で、健康配慮した商品のニーズがますます高まると予想されます。

そんな中カゴメは、「トマトの会社」から「野菜の会社」になることを目指し、トマトから野菜へと事業領域を拡げ、モノだけでなく、コトも提供する会社へとさらなる成長を図っています。

社会的なニーズに応えるためのカゴメの取り組みをいくつか紹介していきます。

垂直統合型ビジネス

1つ目は、世界的にもユニークな「垂直統合型ビジネス」が挙げられます。

カゴメは約7,500種ものトマト種子をはじめとする豊富な遺伝資源を保管してある独自のデータベースを持っています。

その種子から、土づくり、栽培、収穫、製造、そして最終商品に至るまで、安全かつ安心という価値を確実にお届けするためのビジネスモデルを展開。

自然の恵みの農産物の価値を最大化し、健康寿命の延伸に貢献するための「研究開発」や、農業指導とハイテク菜園での「栽培」、高品質の原料のみを調達し、おいしさを損なわないための「加工」など、カゴメの取り組みのすべてが、「お客さまの健康のため」に行われています。

食による健康寿命の延伸

2つ目は、「商品を通じた野菜のおいしい食べ方や手軽に摂取できる方法の提案」が挙げられます。

長年取り組んでいる野菜に関するさまざまな研究を活かして、野菜が持つ機能価値を商品で届けています。

例えば、リコピンに善玉(HDL)コレステロールを増やす働きを発見し、リコピンを含む「カゴメトマトジュース」と「リコピン コレステファイン」を2016年機能性表示食品として発売しています。

カゴメの商品一覧が見れる、公式HPのリンクを貼っておきます。

面接で、商品について聞かれた際に答えられるように、カゴメの商品知識をつけておきましょう。

カゴメ/商品一覧

グローバル展開

3つ目は、「グローバル展開」が挙げられます。

2050年には90億人に達するともいわれる人口の増加と世界的な健康志向の高まりに伴い、世界の食糧やトマトの需要も大幅な伸びが予測されます。

そんな世界情勢をうまく利用し、カゴメはトマトをはじめとした食を通じて、世界が抱えるさまざまな課題の解決に貢献し、世界No.1のグローバルトマトサプライヤーを目指しています。

例えば、グローバルに展開する大手フードサービス企業に対して、主にトマト加工品を販売したり、アジア・南米・中東などの地域での顧客開拓や事業機会の創出にも積極的に取り組んでいます。

また「BtoC事業」においては、アジアへの野菜飲料の輸出販売に注力しています。

日本商品への関心や健康志向の高まりを背景に、アジアへの輸出販売は、香港、中国、モンゴル、シンガポールなど7地域に拡大しており、確かな成長を見せています。

このように、「国内の確かなシェア」と「グローバル展開」を通じて、近年の健康ニーズに応えていくカゴメは今後も成長を続けていく企業といえます。

求めている人物像

『理念やビジョンに共感して、新しいことにチャレンジできる人』
企業理念「感謝」「自然」「開かれた企業」という私たちの原点に共感してくれる人。
加工飲料や加工食品だけでなく、生の野菜にもチャレンジする。
家庭用や業務用中心から、海外も含めた新たな市場を開拓していく。
こうした試みに対して共感し、ともに挑戦してくれる人。

『カゴメの挑戦に必要な多様性を歓迎』
他の人が気づいていないようなビジネスモデルを見つけ行動していかないと、
ビジョンの実現は難しいかもしれません。
とはいえ、変化の激しい環境・消費者の多様な価値観の中、
スピーディーにお客様へ商品やサービスをお届けするには、
同じような力・強みを持った人だけでは到底実現できません。

引用:人事部からのメッセージ

健康志向や海外市場開拓のために新たな試みを続けているカゴメでは、『たくさんチャレンジをして、失敗しても立ち向かい続けられる。また個性を大事にし、多様な人物と協力できる』人材が求められています。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまでカゴメの経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、カゴメの採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
(大学名の右の数字は採用人数)

【文系】
青学大 立教大 明大 東京学芸大 名大 滋賀大 関西学大 同大 神戸市外大 多摩美大各1*計10枚
【理系】
(院) 京大3 北大 慶大 東京農工大各2 東京海洋大 東理大 明大 石川県大 信州大 広島大 徳島大各1
(大) 東京農業大2 明大 工学院大 名古屋市大 神戸大 徳島大 女子栄養大 長岡造形大各1
(高専) 鈴鹿2 福井1 計21校

参考:就職四季報2024年版

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(男)大卒(女)修士(男)修士(女)
20年8名23名6名6名
21年8名16名7名6名
22年4名14名5名10名
23年8名11名8名8名
参考:就職四季報2024年版

年度文系理系
20年度17名26名
21年度12名25名
22年度12名21名
23年度10名25名
参考:就職四季報2024年版

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)

【総合職】
北海道1 宮城 1 岩手1 東 京1 埼玉1 静岡1 愛知2 石川1 大阪2 広島1 岡山1 福岡2
【技術職】
栃木8 茨城3 長野2 愛知2

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)

【総合職】
営業15

【技術職】
研究6、工場9

参考: 就職四季報2024年版

採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

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採用倍率

〇 2023年度の採用人数:35名

〇プレエントリー候補リスト登録人数:ー名

プレエントリーの人数が公表されておらず、採用倍率を算出ができませんでした。

しかし、誰もが知っている食品メーカーのため倍率は高いことが予想されます。

カゴメの新卒採用の選考フロー

エントリシート
 ↓
筆記テスト
 ↓
1次面接
 ↓
グループディスカッション
 ↓
面接(複数回)
 ↓
内々定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

しかし、グループディスカッションの倍率はとても高いとのことなので、重点的に対策をしておくと良いと思います。

テーマは毎年「新入社員に必要な能力」についてです。

当サイトでも、現役の外資系コンサルタントが実際に就活生時代に行っていたグループディスカッションの対策を解説している記事がありますので、ぜひ読んでみてくださいね。

筆記テストの形式はSPIで、内容は言語・計数・性格です。
SPIは、様々な企業で採用されているテスト形式のためしっかりと対策をしておくと良いでしょう。

また、「面接対策をしたい!」「ESのクオリティをあげたい!」という方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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また、「大手企業からの逆オファー」「1週間での早期内定」など様々なメリットもあります。

以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。

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内定獲得のための必須対策

ここまでカゴメの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、カゴメから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

カゴメでなければダメだという明確な志望理由を示そう

他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。

そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。

志望理由を考える際は「なぜカゴメなのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜカゴメを選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分がカゴメで働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

カゴメでのキャリアパスについて考える

カゴメの面接では、カゴメで取り組みたい仕事を具体的に話すことが要求されます。

志望動機や入社後どういった仕事をしていきたいかを深堀されるそうです。

このような質問は、職種をしっかり理解しているか、カゴメの仕事を理解しているかを問うことで、志望度を図る目的があります。

明確なキャリアパスを持って、堂々と話すことが大きなポイントとなってきます。

前述した、OB訪問を活用して、実際に働いている社員の方々のキャリアパスを聞くことで、取り組みたい仕事を具体化していくことの重要度は高いといえます。

OB訪問をした際には、社員さんにも現在関わっている事業について詳しく聞いてみるといいと思います。

また社員の方々に会った際には、部署、業務、年次ごとに取り組む仕事などの情報を収集し、カゴメでの入社後10年のキャリアを明確に語れるようにしましょう。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多いカゴメで内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、カゴメの求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

カゴメでは、『たくさんチャレンジをして、失敗しても立ち向かい続けられる。また個性を大事にし、多様な人物と協力できる』人材が求められています。

周囲の人々と協力しながら挑戦してきた経験が活きてきそうです。

挑戦が、失敗したか成功したかではなく、挑戦したこと自体を評価してくれる企業のため「自身が挑戦した経験」を堂々と話すようにしましょう。

もし失敗したエピソードの場合は、なぜ失敗したのかその理由まで話せるようにしておくとさらにアピールできるでしょう。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

その他の気になる情報

カゴメの年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和3年の平均年収は766万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

令和3年766万円
令和2年774万円
令和元年767万円
平成30年774万円

カゴメの初任給

カゴメの初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給20万7500円
大学院修士課程卒/ 月給22万円
大学院博士課程卒/ 月給24万6320円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、カゴメの初任給は平均よりも低いといえます。

カゴメの評価

実際にカゴメで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

カゴメは、福利厚生が充実しており、有給採りやすいこと、またニッチなカテゴリーでトップシェアを獲得しているため安定していることから働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、カゴメの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。