【三井不動産の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2021年12月25日

三井不動産企業ロゴ

本記事では、三井不動産の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、三井不動産から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

また、三井不動産の採用資料・採用説明動画を見たい方・難易度が同じぐらいの企業を見つけたい方は、JOBTVを利用してみましょう。
JOBTVは大手PR企業の株式会社ベクトルが開発した就活版Netflixです。三井不動産も登録しており、特別な資料がJOBTVで見られます。


上記は掲載企業の一部ですが、上場企業を中心に大手企業の紹介動画から、選考ルートが用意されています。完全無料で、就活生は一度登録してみるべきサービスです。

企業概要

今回は、不動産界のリーディングカンパニーである三井不動産について紹介していきます。

「三井ビルディング」や「ミッドタウン」などの高層ビルの開発などは著名ですが、高層ビル事業以外にも「三井アウトレットパーク」や「ららぽーと」などの大型商業施設も三井不動産の事業の一環です。

また、コロナ禍では物流施設である「MELP」なども有力な財源になっています。

海外事業にも積極的で、マンハッタンにおいて大型オフィス開発を進行しています。

21年には東京ドームを子会社化するなど、国内外ともに業界トップとして停滞を見せず、新たな価値を不動産を通して創出しています。

また、23年8月の情報ですと、築地市場跡地の再開発に名乗りをあげ、宿泊レジャー、商業機能を備えた複合施設を計画しているとのことです。

そんな三井不動産の概要は以下のようになっております。

社名三井不動産
本社所在地 東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
設立 1941年7月15日
代表取締役社長 岩沙 弘道
事業内容  賃貸事業
分譲事業
マネジメント事業
新築請負、施設運営、などのその他の事業
資本金 341,000百万円(2023年7月28日現在)
従業員数1,973名(2023年3月31日現在)

就活ジョブジョブでは三井不動産が属する不動産デベロッパー業界の記事もご用意しております。

業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を理解するという意味で、就活において重要です。

ぜひご覧ください。

経営理念

都市に豊かさと潤いを

引用:三井不動産HP  ステートメント・ミッション・ビジョン

上記の企業理念は、次のようなことを伝えています。

不動産デベロッパーは、単に土地の売買や賃貸事業をするだけでなく、それらアセットを持つ地域、街そのものの持続性にも影響を持ちます。

三井不動産は、国内屈指の不動産デベロッパーであるゆえに、このデベロッパーとしての役割を重く受け止め、「都市」という建物、人、モノ、あるいはサービスが集う空間に、様々なアプローチを通じて「豊かさ」と「潤い」を創出できる存在でありたい、という想いが込められているのでしょう。

産業構造、社会環境の変化に対応し、責任を持って都市を開発していく三井不動産の経営の姿勢が表れています。

将来性

三井不動産の将来性を説明するにあたって、事業内容を少々紹介します。

三井不動産をはじめとするデベロッパーと呼ばれる企業は、皆さんが知っているだあろう賃貸事業や分譲事業の他にも、自社の建物(商業施設など)の運営や、これらを活かしたサービス提供にまで広く事業を展開しています。

最近では、国内から離れ東南アジアをはじめとする海外市場にその領域を広げているようです。

以上がざっくりとした事業内容ですが、この幅広さこそが三井不動産の将来性を担保していると言えます。

三井不動産は、他のデベロッパーと比較しても、その事業基盤のバランスの良さが強みとなっています。

21年度3月期の営業利益の内訳を見ると、賃貸事業が31%、分譲事業が35.6%、マネジメント事業が20.1%、その他事業が13.3%と綺麗に分かれています。

この事業収益のバランスの良さは、同時に周辺の環境や産業構造の変化が起こったとしても、容易く崩れない経営が可能であるということを意味します。

また、既存の事業に加え、社会環境の変化に対応した、「建物を活用したサービス」を実施しています。

今までの不動産の事業の幅からさらに拡大し、三井不動産だからこそ可能な、商業施設内で利用できるサービス、つまり建物以外の事業にも着手しています。

以上のように、収益基盤のバランスと先進的な取り組みという2つの理由から、三井不動産は今後十数年、就職先として大変優良なものであると言えます。

求めている人物像

三井不動産は「求めている人物像」は公開していませんが、ホームページに人事部の「採用への想い」というページで、これを読み解くことが出来ます。

当社は、世の中の変化や課題に対応する新しい街づくりをしてきました。

これからもその最前線を走り続けたいと考えています。

街にはあらゆる人々が訪れるからこそ、皆さん一人ひとりの唯一無二の想いを存分に生かしていくことができます。

その想いが形となったとき、たくさんの感動や、想像を越える未来が待っています。

街づくりというフィールドで、一緒に挑戦していきませんか。

引用:三井不動産 採用への想い

デベロッパーの最前線であるという自覚を持ち、先進的な取り組みをしてきた三井不動産では、社員にもその文化が根付いているものと考えられます。

挑戦する精神を持っているというのは、一つ求められているものと言えるでしょう。

また、「まちづくり」への想いも求められています。

個人の裁量権が大きいデベロッパーですが、そのため業務内容は本当に「まちづくり」に誇りを持ち、楽しめる人でないと少々キツイものと言えます。

ビジョンを持って、仕事に取り組める人物が求められています。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまで三井不動産の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、三井不動産の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
(大学名の横の数字は採用人数)

【文系】
(院) 京大1
(大) 慶大10 早大7 京大 上智大 立教大各3 一橋大 千葉大 横国大 北大 明大 青学大 ICU 武蔵野美大 イェール大 東京女大各1 *計15
(院) 東大 早大 東工大 東北大各3 京大 阪大各2名 九大 テキサス大各1
(大) 慶大 上智大 京大各1
(高専) 木更津 北九州 和歌山各1

参考:就職四季報2024年版

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(文系)大卒(理系)院卒(文系)院卒(理系)
20年36名7名2名14名
21年40名5名1名13名
22年33名2名1名20名
23年36名3名1名18名
参考:就職四季報2024年版

また、採用コース別の採用人数は以下のとおりです。

年度総合職業務職技術職
20年53名7名3名
21年51名8名3名
22年50名6名3名
23年50名8名3名
参考:就職四季報2024年版

また、男女別の採用人数は以下のとおりです。

年度男性女性
20年39名24名
21年37名25名
22年33名26名
23年33名28名
参考:就職四季報2024年版

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)

東京47、大阪3

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)

商品本部(事業・営業・運営)45、経理3、DX2、総務1、広報1、人事1

参考: 就職四季報2024年版

また、採用予定学科としては学科による採用制限をしていないようです。

多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

採用人数は例年、全職種合わせて60名強となっているようです。

採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

三井不動産の新卒採用の選考フロー

エントリーシート

WEBテスト
 ↓

1次面接
 ↓

2時面接

 ↓

最終面接

 ↓

内々定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

しかし、適性検査については、SPIが例年採用されています。
SPIはテストセンター、または自宅での受験が可能です。

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

無料で就活コンサルタントにESの添削や面接の対策を依頼することができます。

以下の記事では、各サービスの特徴とおすすめ点をまとめてありますので、こちらから自分に合ったサービスに登録してみましょう。

うまく使うことで志望企業への内定が近づくサービス


ジョブ兄が最もおすすめする就活エージェントです。上手く使用することで、就活を成功させることができます。大手やホワイト企業の紹介もあるので、登録しておくべきサービスです。

JobSpringを上手に使用する方法を解説しているので是非ご一読ください。

内定獲得のための必須対策

ここまで三井不動産の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、三井不動産から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

業界に対する理解を深める

三井不動産だけでなく、これは不動産デベロッパー業界全体的に言えることですが、デベロッパーがどのようなビジネスモデルを持っているかを理解しておく必要があります。

デベロッパーは学生から例年大変人気があります。

そのため、とりあえず受けてみるという人とそうでない人を区分するときに、企業側としては業界への理解度が、これを見分ける要素になるというわけです。

エントリーシートでは、「志望動機」が問われているようです。

デベロッパーという仕事をよく理解しておかなければ、この質問には答えられません

まず、三井不動産に限定せず、「デベロッパーとして何がしたいか」を明確にするために、そのビジネスモデルをよく理解しておきましょう。

下の記事では、総合不動産デベロッパーのビジネスモデルや将来性について説明しています。業界研究に是非使ってみて下さい。

三井不動産にマッチするエントリーシートを書く

三井不動産の選考フローを見ると、大変オーソドックスであることが分かると思います。

そして、オーソドックスな面接はエントリーシートの深掘りでほとんどが構成されます。
特に、1、2次面接はエントリーシートの内容を軸にすることがほとんどです。

つまり、三井不動産の面接官に、エントリーシートを読んでもらった時に、その時点で企業とのマッチ度が高いことを認識させることが重要です。

そして、三井不動産は「挑戦」を大事にしています
業界の最前線を走ってきた三井不動産だからこそ、他の企業と比較した時にこの言葉がキーワードになってくるでしょう。

もちろん、他にも不動産デベロッパーとして必要な「関係者を巻き込む力」「信頼関係構築」などの側面も表現する必要があります。

例年、三井不動産のエントリーシートは、いくつかのエピソードが書けるようになっているため、それぞれで1つずつ、各要素をアピールすることを念頭に置いておきましょう。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

OB・OG訪問を積極的にする

三井不動産をはじめとする、デベロッパーは例年就活生に大変人気を誇っています。
一方で、採用人数はそこまで多くないため、採用倍率が当然高くなります

そこで、他の就活生との差別化をしなければ、選考を勝ち抜くことは不可能でしょう。
その差別化のためにOB・OG訪問はしておくことを強くオススメします。

面接の各段階で、志望動機や三井不動産でやりたいことが聞かれます。

この質問は、単純に志望動機が知りたいわけではなく、あなたの本気度を測っていると考えられます。

ここで、具体性を持たない回答をしてしまうと、ミーハー受験だと思われても仕方ありません。

OB・OG訪問は一次情報として、三井不動産のことを知ることが出来ますし、志望動機としてそのまま使える場合もあります。

三井不動産採用ページに「社員訪問」がありますので、ぜひ活用しましょう。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ三井不動産を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が三井不動産で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

その他の気になる情報

三井不動産の年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和2年の平均年収は1269万円となります。

過去6年の平均年収は以下のようになります。

令和5年1269万円
令和4年1274万円
令和3年1274万円
令和2年1273.4万円
令和元年1263.4万円
平成30年1112.5万円

三井不動産の初任給

三井不動産の初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給25万5000円
修士卒・博士卒/月給29万円

厚生労働省の調査によると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、三井不動産の初任給は高いと言えます。

三井不動産の評価

実際に三井不動産で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

三井不動産は、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、三井不動産の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

また選考に向けて、「企業や採用情報を効率的に知りたい!」「オンライン選考の練習をしたい!」といった方には、JOBTVがオススメです。

スキマ時間に動画で情報収集できたり、オンライン選考は練習しているだけで、企業からの逆オファーもきちゃいます。

以下の記事で、JOBTVについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。