【野村不動産の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2021年12月28日

本記事では、野村不動産の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地についてもまとめており、野村不動産から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、日本における5大デベロッパーに名を連ねる野村不動産について紹介していきます。

野村不動産グループの賃貸マンション - 高級賃貸、デザイナーズマンションも充実

野村不動産は、オフィスビルや不動産賃貸、売買を行う不動産・総合デベロッパー企業です。

野村證券系の総合不動産企業である同社は、分譲マンションのPROUDシリーズで有名ですが、実際の事業内容はオフィスビルの運営や商業施設の竣工、運営など、意外と知られていないものが多くあります。

そんな野村不動産の企業概要は以下のようになっています。

社名野村不動産株式会社
本社所在地 東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ
設立 1957年4月15日
代表取締役社長 松尾 大作
事業内容  マンション分譲事業
戸建分譲事業
投資・開発事業
ビルディング事業
建築・設計事業
資産運用事業 など
資本金 20億円(2021年4月1日現在)
従業員数2,088名(2021年4月1日現在)

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業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を理解するという意味で、就活において重要です。

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経営理念

あしたを、つなぐ

私たちは、人、街が大切にしているものを活かし
未来あしたにつながる街づくりとともに
豊かな時を人びとと共に育み
社会に向けて、新たな価値を創造し続けます。

引用:野村不動産 「グループ企業理念・行動指針

野村不動産の事業やサービスを通じて、街全体とそこに住む人に対して責任を持ち、新しい価値を創造するという、志の高い理念であると言えます。

分譲住宅の領域に強い野村不動産は、住まいという観点からこれを実現しようとしています。

そして、住まいを作ることは同時に、その生活者に向けての「あした」を提供することになります。

自社の強みをより良いものにするという意味が、「あしたを、つなぐ」という言葉から理解できます。

将来性

野村不動産の強みは何と言っても住宅部門です。売上高の約46.9%を住宅部門が占めていることから、他の競合企業と比較すると、その収益構造の偏りが強いと言えます。

では、今後の事業はどのように進んでいくのでしょうか。

野村不動産では、中期経営計画において「価値創造のテーマ」として、①豊かなライスワークスタイルの実現、②「利便性」「快適性」「安心・安全」に優れた多機能な街づくり、③地球環境・地域社会の未来を見据えた街づくりとコミュニティ形成、④良質な商品・サービスのグローバル展開、を掲げています。

ここでは、①豊かなライフワークスタイルの実現、についてみていきます。

コロナ禍で野村不動産は、競合に比較したときに、オフィスビル事業や商業施設におけるテナントの減少による痛手を回避できたと言えます。

しかし、今後中長期的に住宅事業で存在感を発揮するには、コロナに変容した生活・仕事の様式に対応しなければなりません。

野村不動産では、「PROUD」や「Pmo」、シニア住宅の「OUKAS」などの多様なコンセプトの建物を、有効的なマーケティングを行うことでこれを販売し、収益を上げることができています。

住宅分譲で約5,000億円超、賃貸事業で約32万㎡の事業量を確保をしており、これらが正常に機能すれば、今後の成長にも期待できます。

他のテーマについても、HPなどで見てみるとより深い企業理解が得られます。

また、住宅の他にも海外事業が拡大しています。

既存の進出国であるタイやフィリピン、ベトナムに加え新しい国にも進出するようです。

海外事業比率も例年伸びていますので、ここにも成長の余地を含んでいると言えるでしょう。

求めている人物像

それぞれの自分らしい価値提供がこれまでの成長の原動力であり、

今後の野村不動産を創りあげるのです。

引用:野村不動産 採用情報「採用メッセージ」

業界の中では歴史が浅い会社ながらも顧客、市場の動向と徹底的に向き合うことで新たな価値を提供し、5大総合デベロッパーとして価値を向上した野村不動産では、その「自分らしさ」という言葉をキーワードに据えています。

歴史がないからこそ、社員一人ひとりが考え行動することができなければ、ここまでの成長はなかったと自社で捉えているからこそ、「自分らしさ」を大切にして主体性を持って仕事ができる人を求めているものだと考えられます。

もちろん、デベロッパーとして求められる素養である「リーダーシップ」「最後までやり抜く力」、「信頼関係の構築能力」なども前提にあることを忘れてはなりません。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまで野村不動産の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、野村不動産の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
(大学名の横の数字は採用人数)

【文系】
(大)早大9、慶大6、立教大5、同大4、法政大4、明大3、一橋大3、立命館大2、上智大1、中大1、関西学1、阪大1、日大1、神戸大1、学習院大1、東大1、青学大1、横浜市大1

【理系】
(院)九大3、明大3、京大2、横国大2、阪大1、信州大1、北大1、千葉大1、大阪公大1、早大1、東大1、名大1
(大)慶大2、立命館大1、阪大1、明大1、千葉大1、九大1、横国大1

参考:就職四季報2024年版

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(文系)大卒(理系)院卒(文系)院卒(理系)
20年49名4名1名11名
21年46名3名0名7名
22年35名3名0名12名
23年46名8名0名18名
参考:就職四季報2024年版

また、男女別の採用人数は以下のとおりです。

年度男性女性
20年42名23名
21年35名21名
22年33名17名
23年44名28名
参考:就職四季報2024年版

採用予定学科

法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、水産系、畜産・酪農系、薬学系(4年制)、薬学系(6年制)、商船系、医学・歯学系、獣医系、衛生医療・介護系、その他理系

引用:リクナビ2024

多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)

東京46、大阪3、名古屋1

参考:就職四季報2024年版

採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

野村不動産の新卒採用の選考フロー

プレエントリー 
 ↓
会社説明会
 ↓
ES提出・適性検査・PR動画提出
 ↓
1次面接
 ↓
2次面接
 ↓
最終面接
 ↓
内々定

引用:野村不動産 採用情報 「選考フロー

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

WEBテストは、テストセンターでのSPI試験が採用されているようです。
科目は「言語」「非言語」「構造把握問題」です。

テストセンターで受験した成績は、他の企業で使い回しが可能です。
野村不動産の志望度の高い場合は、テストセンターでの試験を実施している他の企業で練習しておくのも一つの手でしょう。

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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以下の記事では、各サービスの特徴とおすすめ点をまとめてありますので、こちらから自分に合ったサービスに登録してみましょう。

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内定獲得のための必須対策

ここまで野村不動産の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、野村不動産から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

業界に対する理解を深める

野村不動産だけでなく、これは不動産デベロッパー業界全体的に言えることですが、デベロッパーがどのようなビジネスモデルを持っているかを理解しておく必要があります。

デベロッパーは学生から例年大変人気があります。

そのため、とりあえず受けてみるという人とそうでない人を区分するときに、企業側としては業界への理解度が、これを見分ける要素になるというわけです。

また、不動産業は物理的なエリアによって競合とバッティングすることがあります。
日頃から、どの建物がどの企業のものかなどを意識しておくと、その企業のこだわりや特徴などが掴めて良いでしょう。

エントリーシートでは、「志望動機」が問われているようです。
デベロッパーという仕事をよく理解しておかなければ、この質問には答えられません

まず、野村不動産に限定せず、「デベロッパーとして何がしたいか」を明確にするために、そのビジネスモデルをよく理解しておきましょう。

その上で、企業研究が必要になってきます。
野村不動産には、今回紹介した住宅事業以外にも興味深い事業がたくさんあります

採用担当が面接で驚くほどニッチなものを志望動機にしても、評価されると考えて、できるだけ詳細に事業を整理しておきましょう。

下の記事では、総合不動産デベロッパーのビジネスモデルや将来性などについて説明しています。

業界研究の手助けになるような内容になっていますので、是非参考にしてみましょう。

SPIの「構造把握問題」

野村不動産では、選考の最初の段階の適性検査にテストセンターで受験するSPIを例年設置しているようです。「構造把握問題」を採用している企業は他にもありますが、テストセンターで受験しなければならないため練習が難しくなっています

本屋などで売られている参考書でも、構造把握問題の練習問題の掲載量は少ないようですので、この問題がどのような形式であるか、時間配分などを事前に把握しておく必要があるでしょう。

他の構造把握問題を採用している、志望度の低い企業で一度練習しておくことをオススメします。

他の科目について、SPIは、多くの企業で採用されているWEBテストなので、しっかりと準備しておくことが大切です。

OB・OG訪問を積極的にする

これまで、野村不動産の選考フローのファーストステップである業界理解によるES、そしてWEBテスト関しての対策を説明しました。

次のステップである、面接ですが、ここから本格的にデベロッパーとして働けるか、熱意があるかなどが判断されることになります。

そして、野村不動産は採用倍率がとても高いことと、選考フローが比較的短いことから、一次面接、二次面接で多くの就活生が姿を消すことになります。

そこで、他の就活生との差別化をしなければ、選考を勝ち抜くことは不可能でしょう。
その差別化のためにOB・OG訪問はしておくことを強くオススメします。

面接では、志望動機や「野村不動産でないがしたいか」などが聞かれます。

この質問は、単純に志望動機が知りたいわけではなく、あなたの本気度を測っていると考えられます。

ここで、具体性を持たない回答をしてしまうと、ミーハー受験だと思われても仕方ありません。

OB・OG訪問は一次情報として、野村不動産のことを知ることが出来ますし、志望動機としてそのまま使える場合もあります。

志望度の高さをアピールする時に、訪問の話などを盛り込むことは、かなり有効かもしれません。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ野村不動産を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が野村不動産で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

その他の気になる情報

野村不動産の年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和2年の平均年収は946万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

令和2年946万円
令和元年1022万円
平成30年1041万円

野村不動産の初任給

野村不動産の初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給24万円
修士卒/月給25万4000円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、野村不動産の初任給は平均より高いと言えます。

初任給と平均年収から、入社後数年での給与の伸びが大きいことがうかがえます。

野村不動産の評価

実際に野村不動産で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

野村不動産は、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、野村不動産の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

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