【東京建物の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2021年12月29日

本記事では、東京建物の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、東京建物から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、日本で最も歴史のある総合不動産会社です。

東京建物は旧安田財閥の歴史ある不動産企業でありながら、現在では、不動産の開発から賃貸、流通、そして自社の住宅ブランドを保有するという、大手総合不動産デベロッパー企業です。

東京建物は、東京にフォーカスしたエリア戦略を実施しており、東京に住んでいる人ならば、一度はその名前を聞いたことがあると思います。「Brillia」という分譲住宅のCMなどで有名ですね。

そんな東京建物の企業概要は以下のようになっています。

社名東京建物株式会社
本社所在地 東京都中央区八重洲一丁目4番16号 東京建物八重洲ビル
設立 明治29年(1896年)10月1日
代表取締役社長 野村 均
事業内容  オフィスビル・商業施設等の開発、賃貸及び管理
マンション・戸建住宅の開発、販売、賃貸及び管理
不動産の売買、仲介及びコンサルティング・駐車場の開発、運営
リゾート事業、物流施設開発事業、資産運用事業、海外事業、不動産鑑定業
資本金 924億円(2020年12月31日現在)
従業員数677名(2020年12月31日現在

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業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を理解するという意味で、就活において重要です。

ぜひご覧ください。

経営理念

「信頼を未来へ」

世紀を越えた信頼を誇りとし、企業の発展と豊かたな社会づくりに貢献します。

引用:東京建物「企業理念

東京建物は、日本で最も歴史のある不動産企業です。その創業は明治28年に遡ります。
そして現在に至るまで、あらゆる時代と環境、社会の変化に対応しながら競争を生き抜いてきました

現在まで、多くのステークホルダーとの関わりの中で信頼を得ながら経営をしてきた東京建物の、これを自社の一つの強みとしながら、デベロッパーとして街や社会の発展に貢献していこうとしている姿勢がこの企業理念から読み解くことができます。

将来性

東京建物の将来性を見る前に、まず収益構造を確認しておきましょう。

総合不動産デベロッパーと言われるだけあり、数種類の事業を持っているわけですが、東京建物は特にビル事業においての営業利益が多くを占めています。

コロナの影響により、東京におけるオフィスビルのテナントの低下傾向があり、需要も減少傾向にあるとされています。

つまり、コロナは東京建物にとってはかなりの向かい風となったと言えるでしょう。
では、東京建物の将来は暗いのでしょうか。

実際は、ビル事業以外にも住宅事業や海外事業に注力しており、将来的にもこちらに注力していくようです。

また、総合不動産デベロッパーは一般的に、保有する不動産の価値が高いため、中期的に見て潰れると言うことはないでしょう。

また、東京建物の強みはなんと言っても変化する環境や社会に対応してきた点です。

コロナの影響はかなり受けてしまった東京建物ですが、今回の山も超えてくれるでしょう。

求めている人物像

「信頼される」人

「未来を切り拓く」人

引用:東京建物 「人材育成

東京建物では、その強みでもある関係者との信頼構築を重視しています。

デベロッパーの業務内容には、多くの関係者との協働が必要になるものが多くあります。
企業として、そして社員として信頼されてはじめて、その職務が全うされていると言えます。

また、歴史があるだけなく未来に対してのビジョンも求められます。
未来を切り拓くには、まずビジョンがあり、これを最後まで諦めずにやり抜く力が必要です。

この求めている人物像は、東京建物が競争に残ってきた強みを受け継ぎながらも、将来を見据えたものであり、企業の色が出ている、就活生にもわかりやすいものになっています。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまで東京建物の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、東京建物の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

【文系】
(大)慶大7、早大7、東大1、阪大1、一橋大1、明大1、中大1、立命館大1、学習院大1

【理系】
(院)東大3、東工大3、九大2、京大1、東北大1
(大)東大1、慶大1

参考:就職四季報2024年版

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(文系)大卒(理系)院卒(文系)院卒(理系)
20年15名2名0名3名
21年18名5名0名10名
22年19名1名0名10名
23年21名2名0名10名
参考:就職四季報2024年版

また、男女別の採用人数は以下のとおりです。

年度男性女性
20年15名5名
21年23名10名
22年20名10名
23年18名15名
参考:就職四季報2024年版

採用予定学科

法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、水産系、畜産・酪農系、薬学系(4年制)、薬学系(6年制)、商船系、医学・歯学系、獣医系、衛生医療・介護系、その他理系

引用:リクナビ2024 東京建物

多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)

【総合職】
東京26

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)

【総合職】
ビル事業11、住宅事業11、アセットサー ビス事業2、コーポレート2

参考: 就職四季報2024年版

採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

東京建物の新卒採用の選考フロー

会社説明会
 ↓
ES提出・Webテスト・動画提出
 ↓
GD
 ↓
面接
 ↓
内々定

引用:野村不動産 採用情報 「選考フロー

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

WEBテストは、玉手箱を採用しているようです。ボーダー自体はそこまで高くないため、あらかじめ準備しておきましょう。

玉手箱は、多くの企業で採用されているWEBテストなので、しっかりと準備しておくことが大切です。

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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内定獲得のための必須対策

ここまで東京建物の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、東京建物から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

業界に対する理解を深める

東京建物だけでなく、これは不動産デベロッパー業界全体的に言えることですが、デベロッパーがどのようなビジネスモデルを持っているかを理解しておく必要があります。

デベロッパーは学生から例年大変人気があります。

そのため、とりあえず受けてみるという人とそうでない人を区分するときに、企業側としては業界への理解度が、これを見分ける要素になるというわけです。

また、不動産業は物理的なエリアによって競合とバッティングすることがあります。

日頃から、どの建物がどの企業のものかなどを意識しておくと、その企業のこだわりや特徴などが掴めて良いでしょう。

エントリーシートでは、「志望動機」が問われているようです。

デベロッパーという仕事をよく理解しておかなければ、この質問には答えられません
まず、東京建物に限定せず、「デベロッパーとして何がしたいか」を明確にするために、そのビジネスモデルをよく理解しておきましょう。

その上で、企業研究が必要になってきます。
東京建物には、今回紹介した住宅事業以外にも興味深い事業がたくさんあります

採用担当が面接で驚くほどニッチなものを志望動機にしても、評価されると考えて、できるだけ詳細に事業を整理しておきましょう。

本ブログの総合不動産デベロッパーの業界研究記事では、ビジネスモデルや将来性などの情報を掲載しています。

ぜひ読んでみてくださいね。

グループディスカッションの対策をする

東京建物では、選考フローにグループディスカッションが組み込まれています。

学生の数は5名前後で、テーマは例年ごとに変化しているようです。

形式は資料配布型で、事前に資料が配布され、意見をまとめ、互いに発信すると言うもので、このスタイルに慣れている人とそうでない人では、実践の場でかなりの差が出るものになります。

しかし、グループディスカッションの対策は容易ではありません。
一人でどうにかなるものでも、先輩に教えてもらうことも出来ないものだからです。

実践の場で訓練することが一番の近道ですが、それ以外にも対策の方法はあります。

当サイトでも、現役の外資系コンサルタントが実際に就活生時代に行っていたグループディスカッションの対策を解説している記事がありますので、ぜひ読んでみてくださいね。

OB・OG訪問を積極的にする

これまで、東京建物の選考フローのファーストステップである業界理解によるES、そしてグループディスカッションに関しての対策を説明しました。

次のステップである、面接ですが、ここから本格的にデベロッパーとして働けるか、熱意があるかなどが判断されることになります。

そこで、他の就活生との差別化をしなければ、選考を勝ち抜くことは不可能でしょう。
その差別化のためにOB・OG訪問はしておくことを強くオススメします。

面接では、志望動機や「東京建物でないがしたいか」などが聞かれます。

この質問は、単純に志望動機が知りたいわけではなく、あなたの本気度を測っていると考えられます。

ここで、具体性を持たない回答をしてしまうと、ミーハー受験だと思われても仕方ありません。

OB・OG訪問は一次情報として、東京建物のことを知ることが出来ますし、志望動機としてそのまま使える場合もあります。

志望度の高さをアピールする時に、訪問の話などを盛り込むことは、かなり有効かもしれません。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ東京建物を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が東京建物で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

その他の気になる情報

東京建物の年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和4年の平均年収は1008万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

令和4年1008万円
令和3年1009万円
令和2年1019万円
令和元年941万円
平成30年959万円

東京建物の初任給

東京建物の初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給25万0500円
大学院修士課程卒/ 月給26万6500円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、東京建物の初任給は平均より高めといえます。

東京建物の評価

実際に東京建物で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

東京建物は、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、東京建物の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。