【キヤノンの就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2022年1月15日

本記事では、キヤノンの経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、キャノンから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、デジタルカメラや複合機でおなじみ「キヤノン株式会社(以下 キヤノン)」について解説していきます。

キヤノンは、複合機やプリンター、デジタルカメラのほかに医療機器を扱っている企業です。

ジタルカメラ、レーザープリンター、FPD露光装置で1位のシェアを誇っており、それ以外の製品でも、いずれも世界で上位のポジションを獲得しています。

そんなキヤノンの基本情報は以下のようになっています。

社名キヤノン株式会社
本社所在地 東京都港区港南2-16-6
設立 1968年2月1日
代表取締役社長 足立 正親
事業内容  ・オフィスビジネスユニット(複合機・レーザープリンター)
・イメージングシステムビジネスユニット(デジタルカメラ・インクジェットプリンター)
・メディカルシステムビジネスユニット(医療機器)
・産業機器その他ビジネスユニット(半導体露光装置等)
資本金 174,762百万円
従業員数15,973名

経営理念

キヤノンの企業理念は、『共生』です。私たちは、この理念のもと、文化、習慣、言語、民族などの違いを問わず、すべての人類が末永く共に生き、共に働き、幸せに暮らしていける社会をめざします。

しかし、経済、資源、環境など… 現在、地球上には共生を阻むさまざまな問題があります。キヤノンは、共生に根ざした企業活動を通じて、これらを解消するため、積極的に取り組んでいきます。

真のグローバル企業には、顧客、地域社会に対してはもちろん、国や地域、地球や自然に対してもよい関係をつくり、社会的な責任を全うすることが求められます。

キヤノンは、「世界の繁栄と人類の幸福のために貢献していくこと」をめざし、共生の実現に向けて努力を続けます。

引用:キヤノンHP 企業理念・キヤノンスピリット

上記の企業理念は、次のようなことを伝えています。

世界には、人々がともに暮らしていくにあたって様々な問題が存在しています。

キヤノンは、そうした問題を解決し、世界中の人々が共に幸せに暮らしていけるように努力を続けていきます。

将来性

キヤノンの製品といえば、やはりプリンターやデジタルカメラのイメージが強いのではないでしょうか。

キヤノンのプリンターやデジタルカメラは世界を代表する製品であり、レーザープリンター・デジタルカメラは世界シェア1位、オフィス複合機・インクジェットプリンターは世界2位のシェアを誇っています。

出典:キヤノンHP Q&A

しかし、現在この2つの事業はいずれも市場が縮小してきており、いずれも売上高が減少してきてしまっています。

デジタルカメラ市場は、スマートフォン保有率が増加してきたことにより市場を奪われ、ピーク時2010年から販売台数が80%を下回っている状況が続いています。

また、世界的にペーパーレス化が進んでいる中、コロナ禍でオフィスへの出社機会が激減した結果、プリンターや複合機の需要が激減しています。

こうした厳しい状況がありながらも、圧倒的なシェアを誇っているキヤノンはさまざまな分野への多角化や絶え間ない技術革新により、変化する市場に対応しようと試みています

2016年には東芝メディカルシステムズ(現キャノンメディカルシステムズ)を買収し、CTやMRIなど医療機器事業にも乗り出し、新たな成長の柱を立てています。

また、研究開発も積極的に行っており、開発した独自技術を特許として出願することで競争優位性を確保する試みもとられています。

実際には、2020年の米国特許件数では世界第3位に位置しており、主要事業が厳しいながらも、様々な戦略で生き残りを図っています。

求めている人物像

変化に立ち向かい、粘り強く挑戦を続けられる人、
そんな人たちと一緒に、
まだ見ぬ世界を切り開いていきたいと思っています!

キヤノンは、1937年に、志に燃える仲間が集まった町工場から始まりました。「自分たちの手で世界一のカメラをつくりたい」そんな大きな夢と熱き情熱を持った社員たちが、カメラ専業メーカーから、独自の技術で次々に新規事業を立上げ、会社を発展させてきました。いまやキヤノンは、世界初となる製品を数多く世に送り出し、世界中に多くのお客さまと従業員を持つ企業へと成長しました。

今日のキヤノンがあるのは、社内に「進取の気性」というDNAが息づいているから。「前例にとらわれず、常に新しい価値を求めていく」創業当時からのDNAが、グローバル企業になった今でも脈々と受け継がれ、社員一人ひとりが、まだ見ぬ世界を切り開くため、日々挑戦しつづけています。

引用:キヤノンHP 採用メッセージ

世界の課題に取り組み、世界の繁栄と共生を目指すキヤノンでは、『様々な視点や考え方、思いを持つ』人材が求められているようです。

キヤノンには、若手やベテラン関係なく、社員一人一人の自主性を尊重する、個々の挑戦を後押ししてくれる文化があります。

こうしたカルチャーがあるからこそ、「様々な視点や考え方・思い」が求められているのでしょう。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまでキヤノンの経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、キヤノンの採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

キヤノンの採用大学に関する情報はありませんでしたが、同じ総合電機業界に所属する他社では多種多様な大学の学生を採用しています。

そのため、キヤノンも同様に、多種多様な大学の学生が採用されると想定されます。

採用人数

また、文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度文系理系
20年度76名445名
21年度31名254名
22年度30名168名
23年度
参考:就職四季報2023年版

採用予定学科

法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、その他理系

引用:リクナビ2024「キヤノン株式会社:採用情報」

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。

本社(東京)および国内外事業所 他

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。

【総合職】
事業企画、経理、法務、知的財産法務、人事、広報、生産管理、ロジスティクス 他

【技術職】
研究・開発・設計、生産技術、製造技術、品質技術、生産管理、調達技術、特許技術、ファシリティ技術 他

参考: 就職四季報2024年版

多種多様な大学や学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

しかし、門が広いということは、全国の就活生の応募が予想されます。
採用倍率も相当のものになるでしょう。

採用倍率が高くなることは予想されますが、内定を獲得するチャンスは誰にでもあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

採用倍率

〇 昨年度の採用人数(見込):100〜200名

〇プレエントリー候補リスト登録人数:5128名

引用:リクナビ2024「キヤノン:採用情報」

キヤノンの採用倍率は約25〜50倍と算出できます。

これはリクナビのプレエントリー人数だけのデータで算出した数字なので、実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。

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キヤノンの新卒採用の選考フロー

エントリーシート
 ↓

WEBテスト
 ↓

面接(対面またはオンライン)
 ↓

内々定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

WEBテストの形式はTG-WEBで、内容は言語・非言語・性格です。
TG-WEBは、SPIや玉手箱よりも難易度の高いWEBテストのため、しっかりと対策をしておくと良いでしょう。

また、テストセンターでSPIを受ける必要もあります。
内容は言語・計数・性格です。
SPIは、様々な企業で採用されているテスト形式のためこちらもしっかりと対策をしておきましょう。

また、「面接対策をしたい!」「ESのクオリティをあげたい!」という方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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また、「大手企業からの逆オファー」「1週間での早期内定」など様々なメリットもあります。

以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。

こちらの記事を参考にして自分に合ったサービスに登録してみましょう。

内定獲得のための必須対策

ここまでキヤノンの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、キヤノンから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

キヤノンでなければダメだという明確な志望理由を示そう

他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。

そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。

志望理由を考える際は「なぜ電機業界なのか」「なぜキヤノンなのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜキヤノンを選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分がキヤノンで働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

TG-WEB対策をする

キヤノンの選考では、TG-WEBが課されます。

TG-WEBとはWebテストの1つで、テストセンターで受験する必要があります。

「言語」「計数」「英語」「性格」等の分野に分かれ、就活生の人となりや能力を図る目的のために実施されます。

TG-WEB対策の本を購入する等、事前にしっかりと対策をしておきましょう。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多いキヤノンで内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、キヤノンの求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

キヤノンでは、『 様々な視点や考え方、思いを持つ 』人材が求められています

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

その他の気になる情報

キヤノンの年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和4年の平均年収は807万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

令和4年807万円
令和3年759万円
令和2年744万円
令和元年760万円
平成30年778万円

キヤノンの初任給

キヤノンの初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給23万0000円
大学院修士課程卒/ 月給25万3000円
大学院博士課程卒 /月給30万6000円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、キヤノンの初任給は平均的といえます。

初任給と平均年収から、入社後数年での給与の伸びが大きいことがうかがえます。

キヤノンの評価

実際にキヤノンで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

キヤノンは、福利厚生も充実しており、ワークライフバランスが取りやすく、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、キヤノンの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

また選考に向けて、「企業や採用情報を効率的に知りたい!」「オンライン選考の練習をしたい!」といった方には、JOBTVがオススメです。

スキマ時間に動画で情報収集できたり、オンライン選考は練習しているだけで、企業からの逆オファーもきちゃいます。

以下の記事で、JOBTVについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。