【花王の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2022年2月27日

花王企業ロゴ

本記事では、花王の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地についてもまとめており、花王から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、日用品国内首位を誇る花王についてご紹介します。

日用品メーカーとして国内首位を誇る花王は、世界でも人気を誇っており、独自の物流システムを用いて海外での売上も好調です。

また、2006年には化粧品メーカー「カネボウ化粧品」を買収しており、化粧品業界にも参入しています。

近年ではESG経営に経営方針を転換させており、プラスチック削減などにも積極的です

そんな花王の基本情報は以下のようになっています。

社名花王株式会社
本社所在地 東京都中央区日本橋茅場町一丁目14番10号
設立1940年5月
代表取締役 社長長谷部 佳宏
事業内容  「ハイジーン&リビングケア」「ヘルス&ビューティケア」「ライフケア」「化粧品」の4つの事業分野で、生活者に向けたコンシューマープロダクツ事業を展開
資本金 845億円
従業員数8,112名
参考:花王HP 会社概要

経営理念

『豊かな共存世界の実現』〜正道を歩む、よきモノづくり、絶えざる革新〜

引用:就職四季報2024版

上記の企業理念は、次のようなことを伝えています。

日用品を扱う花王は生活を豊かにする商品を作らなければなりません。

このような背景があり、
多様化するニーズに合わせて、革新を起こし続けて、よきモノを作り続けいていくという理念を掲げています。

将来性

日本国内における人口減少は、日用品業界にも大きな影響を与えています。

加えて、コロナウィルスの影響により急激に増えた衛生用品の売上が昨年度は落ち込んでしまっています。

しかし、花王にはたくさんのブランドを確立している商品が存在します。

消臭剤の「リセッシュ」や食器用洗剤の「キュキュット」や洗顔料の「ビオレ」は皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

これらの商品は、安定的に利益を上げる花王の重要な収益源です。

そして、これらの「リセッシュ」や「キュキュット」、「ビオレ」のハイジーン&リビングケア事業とヘルス&ビューティケア事業の売上は、花王全体の売上の約半分以上を占めています

2006年には化粧品メーカーである「カネボウ化粧品」を買収して傘下に収めており、従来持っていた「ソフィーナ」というブランドと合わせて化粧品事業でも国内首位級を誇っています。

生活必需品や化粧品で大きな売上を上げており、国内外問わずブランドを確立している花王は将来も安泰でしょう。

また、多様な価値観を大切にしている花王では、女性の社会進出に大きく貢献しています。

2021年には、経済産業省・東京証券所が選定する「準なでしこ」という、女性活躍推進企業に選ばれています。

国内グループ企業における女性管理職の割合が約19%を誇っており、男性社員の育児休暇取得率も約42%を誇っています。

これは、多様化する価値観・働き方に合わせて経営されている大きな証拠です。

国内外問わずブランドを確立した商品を提供しながら、社会の変化に対応して従業員を大切にしている花王は、しっかりとした経営を行いながら、働きやすい環境と言えるでしょう。

求めている人物像

・「大志」 花王を舞台にして、実現させたい夢がある人

・「挑戦」 自ら高い目標を掲げ、果敢に挑み続けられる人

・「共生」 「Kirei」な未来を創るべく、多様な価値観を尊重して協働できる人

・「正道」 高い倫理観をもって行動できる人

・「探求」 変化する環境下で本質を見極め、絶えず価値創造に努める人

引用:花王 採用ページ 求める人財

2021年から、「豊かな共存世界の実現」を使命としている花王は、上記の5つの求める人物像に合う人を求めています。

簡潔にまとめると、「高い倫理観を持ち、多様性を持って、価値創造を挑み続けられる人」ということです

就職難易度(採用・選考状況)

ここまで花王の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、花王の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

【文系】
(院)東大1、同大1
(大)慶大2、早大2、関大2、一橋大1、東京外大1、京大1、神戸大1、上智大1、東理大1 他

【理系】
(院)阪大7、東工大5、京大5東大4、東北大4、名大3、東理大3、千葉大2、大阪公大2、奈良先端科技院大2、神戸大2、九大2
(大)立命館大2、東大1、北大1、筑波大1、横国大1、早大1 他

参考:就職四季報2024版

採用人数

また、男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(男)大卒(女)修士(男)修士(女)
20年14名15名64名33名
21年12名19名52名34名
22年9名11名27名9名
23年10名17名32名23名
参考:就職四季報2024年版

なお、総合職の男女別採用人数は以下のとおりです。

年度合計
20年132名83名49名
21年122名68名54名
22年58名37名21名
23年82名42名40名
参考:就職四季報2024版

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)

【総合職】
東京(茅場町8、すみだ14)、川崎1、栃木1、茨城・鹿島1、和歌山1

【技術職】
東京・すみだ7、神奈川、(小田原3、川崎1)、栃木5、茨城・鹿島1、和歌山14

引用: 就職四季報2024年版

採用大学を見る限り、高いレベルの大学に通っていないと内定を獲得するのは難しいと考えられます。

しかし、どんな方にも内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

花王の新卒採用の選考フロー

ES

適性検査

複数回面接(対面orオンライン)

内定

引用:就職四季報2024版

例年の選考フロは一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

しかし、適性検査はTG-WEB形式、SPI、eF-1Gといった様々な形式の複合型が採用されていると考えられます。

人気企業である花王は、適性検査のボーダーラインも非常に高いことが予想されるため、しっかりと対策をしてからのぞみましょう。

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以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。

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内定獲得のための必須対策

ここまで花王の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、花王から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

花王でなければダメだという明確な志望理由を示そう

他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。

そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。

志望理由を考える際は「なぜ日用品業界なのか」「なぜ花王なのか」「興味のある事業はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ花王を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が花王で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多い花王で内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、花王の求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

花王では、「高い倫理観を持ち、多様性を持って、価値創造を挑み続けられる人」が求められています。

アルバイトやサークル、インターンなどの具体的な体験をもとに、多様性を受け入れながらも、新たな価値を見出すことのできた経験などをかけると好印象を与えることができるでしょう。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

入社後にやりたいことを明確にする

日用品メーカーで確固たる地位を築いている花王は、商品の親しみやすさからか、毎年数多くの志望者が存在します。

その中で数少ない内定の枠を獲得するためには、他の就活生との差別化が必要不可欠となってきます。

他の就活生との差別化には、採用・選考情報の中でも述べましたが、自己分析が非常に重要となります。

自己分析を行う中で、花王の商品を使った経験などを掘り起こしてみましょう。

そして、自分の使った商品から感じたことを書き出してみましょう。

その過程で見えてくる「もし、花王に内定をいただけたら、成し遂げたいこと」をできるだけ具体的に話せるようにしておくと良いと思います。

また、過去には面接の中で具体的な花王の商品の特徴などを聞かれたという話を聞きました。

そのため、商品紹介をおこなっているHPの製品カタログを一度は目を通しておきましょう。

ドラッグストアなどに行って、実際の商品に触れてみることも大切です。

その他の気になる情報

花王の平均年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

就職四季報2024版の調べによると、令和2年の平均年収は838万円となります。

花王の初任給

花王の初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給223,100円

大学院修士課程卒/ 月給243,100円

大学院博士課程卒/月給 263,500円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、花王の初任給は平均的といえます。

初任給と平均年収から、入社後数年での給与の伸びが大きいことがうかがえます。

花王の評価

実際に花王で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

花王は、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、花王の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。