【凸版印刷(とっぱんいんさつ)の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2022年3月2日

凸版印刷企業ロゴ

本記事では、凸版印刷の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、凸版印刷から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、日本の印刷業界のリーディングカンパニーである「凸版印刷株式会社(以下 凸版印刷)」について解説していきます。

凸版印刷企業概要

凸版印刷は、1900年創業の歴史がある企業で、120年以上にわたるビジネスの中で培ってきたさまざまな業界のクライアントとの強固な関係性が強みの一つといえます。

また、凸版印刷の売上高14,860億円は、印刷業界No.1です。

加えて、ホワイト企業としても有名で、年次有給休暇は1年につき最大20日間付与され、誕生日などの記念日にあわせて取得する「メモリアル休暇」などもあります。

産前産後・育児休業も取りやすい体制が整えられており、育児取得者数は342名(男性155名)と、男性でも取りやすい環境であることが分かります。

そんな凸版印刷の基本情報は以下のようになっています。

商号凸版印刷株式会社
本社所在地〒112-8531 東京都文京区水道1-3-3(本社事務所)
設立 明治33年(1900年)
代表取締役社長麿 秀晴 (まろ ひではる)
資本金104,986 (百万円) (2021年3月末現在)
従業員数52,401名 (2021年3月末現在)
事業内容「情報コミュニケーション事業分野」・「生活・産業事業分野」・「エレクトロニクス事業分野」および「DXデザイン」の4つ。
各事業分野を組み合わせ、”DX(デジタルトランスフォーメーション)”を推進しながら、国内外の様々な顧客や社会の課題解決を行っている。

経営理念

私たちは、当社に働く「私たち」一人ひとりに共通する価値観であるという姿勢を示しています。当社が大切にしてきた、人間尊重の考えをここに表しています。

常にお客さまの信頼にこたえ日々の業務を行っていくうえで、お客さまの満足や喜びを第一に考え、お客さまとの強い信頼関係を築いていきます。「顧客第一主義」として、これまで大切にしてきたこの考えは、今後もすべての事業活動の基盤としていきます。そして私たちの「お客さま」として、企業だけでなく広く生活者の皆さまとも、信頼関係を築いていきます。

・彩りの知と技をもとに「印刷」の持つ再現性や創造性、精緻さを「彩り」と表しています。それを引き出す企画力やマーケティング力を「知」、技術力を「技」とし、この二つの強みを組み合わせることでお客さまのさまざまな思いを実現していきます。

こころをこめた作品を創りだし私たちがお客さまにおくりだすものはすべてすぐれた品質の「作品」です。「作品」とは、一人ひとりが、責任と情熱と工夫をもって創りあげる製品やサービスであり、私たちの培ったノウハウや知力をそそぎ込んだソフトです。私たちは、これからも「こころをこめた作品」を創り続けていきます。

情報・文化の担い手として私たちは印刷を通して情報・文化の発展に多大なる貢献をしてきたという自負があります。これからも時代の変化を先取りしたさまざまな技術を展開し、誇りと気概をもってこの役割を果たしていきます。

ふれあい豊かなくらしに貢献します私たちは、人と人、人と企業、企業と企業をつなぎ、コミュニケーションを活性化していきます。それにより、こころ豊かで満ち足りたくらしの実現に積極的に貢献していきます。

引用:経営理念|凸版印刷

上記の経営理念は、次のようなことを伝えています。

お客さま第一の精神のもと、企画力・マーケティング力と技術力をかけあわせ、社員一人ひとりが高いプロ意識を持って、「こころをこめた作品」を創り続けるということ。

また情報・文化の担い手として、時代の変化を先取りし、情報・文化の発展に貢献していくということです。

将来性

皆さんは、印刷業界と聞いてどのような仕事を思い浮かべるでしょうか。

書籍や包装紙のパッケージ、ポスターの印刷を思い浮かべる方が多いと思います。

そして、そういった仕事を想像すると少し古臭い感じがして

「デジタル化が進んできて需要が減ってくるのでは」
「印刷するだけの仕事は面白くなさそう」

と考えるかもしれません。

しかし、凸版印刷の主要事業は、時代と共に変化しており、発展を続けています。

事業分野別の売上高のデータを見てみると、現在の凸版印刷の主要事業は、売上高9,080億円で全体の61%を占めている情報コミュニケーションであることが分かります。

情報コミュニケーションとは、ビックデータやデジタルメディアを活用してマーケティング支援などを指します。

実際の凸版印刷の事業としては、デジタル化をしたい企業に対して、その企業に適したデジタルの活用法から、デジタル化に必要な設備・人材の整備まで行っています。

またDXの導入にも積極的で、例えば食品を包んでいるパッケージに、ICタグやQRコードなどを付けることで、製造から消費までの一連の流れの中での動きを把握できるように。

その結果を活用して、消費者のニーズを的確に捉えて新サービスを生み出したり、効率的な在庫管理ができるようにしています。

凸版印刷は他にもさまざまな事業に取り組んでいます。

例えば、地方創生の分野では、全国の地域それぞれの魅力を発信し、観光客との接点拡大を目指し多様なサービスを提供しています。

このように、凸版印刷はただ印刷を行っているだけでなく、むしろ印刷は一つの手段として、お客様や社会の課題解決のためにさまざまな提案をしている企業と言えます。

時代の変化に合わせて、柔軟に事業形態を変化させている凸版印刷は今後も成長していく企業と考えられます。

凸版印刷が他にどのような事業を行っているのか、またプロジェクトの内容を紹介している、凸版印刷の公式ページのURLを貼っておきますので、興味のある方はぜひ見てみてくださいね。

凸版印刷 プロジェクトストーリー

凸版印刷 製品やサービスの一例紹介

求めている人物像

想いや夢は、大事にしてほしい。けれど、可能性をただ1つに絞る必要はない。今はまだ見えていない可能性が世の中にはたくさんあるから。

それは僕らも同じだ。あらゆる業種の顧客と仕事をし、今までにないモノやコトを創り出す。新しい可能性をデザインし、広げ続けていく。

君たちも、僕らも、可能性を絞るにはまだまだ早い。

引用:採用担当者メッセージ/凸版印刷

時代の変化にあわせて様々な事業に挑戦している凸版印刷では多様な価値観を持つひと達と力を合わせて、課題解決のために自ら考え挑戦しつづける』人材が求められているようです。

課題解決のために自らしっかり考え、周囲の人々と協力しながら挑戦をしてきた経験が活きてきそうです。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまで凸版印刷の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、凸版印刷の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

【文系】
(大)早大、明大、慶大、立命館大、立教大、上智大、青学大、京大、神戸大、横国大、同大、阪大、一橋大、他
【理系】
(大)東京電機大、日大、芝工大、東工大、東都大、東理大、阪大、青学大、関大、成蹊大、明大、千葉大、早大、他

参考:就職四季報2024年版

採用人数

また、男女別・文理別・職種別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(男)大卒(女)修士(男)修士(女)
20年度137名115名87名36名
21年度122名129名101名37名
22年度117名133名101名40名
23年度120名120名120名60名
参考:就職四季報2024年版

年度文系理系
20年度210名165名
21年度201名188名
22年度185名206名
23年度207名213名
参考:就職四季報2024年版

年度総合職
20年度379名
21年度390名
22年度395名
23年度431名
参考:就職四季報2024年版

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。

【総合職】
東京(秋葉原、小石川、他)、埼玉・朝霞、大阪市、名古屋、福岡市、札幌、仙台他

【技術職】
東京(秋葉原、小石川、他)、埼玉、(杉戸、朝霞他)、大阪市、名古屋、福岡市、札幌、仙台、他

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。

【総合職】
営業、企画、販売促進、経営企画、法務、財務、総務、他

【技術職】
研究開発、商品開発、生産技術、設備技術、品質保証、情報処理、SE、生産システム開発、技術企画、特許業務、他

参考:就職四季報2024年版

採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

採用倍率

〇 2022年度の採用人数:100〜200名

〇プレエントリー候補リスト登録人数:13741名

引用:リクナビ2024「凸版印刷株式会社:採用情報」

凸版印刷の採用倍率は約68〜137倍と算出できます。

これはリクナビのプレエントリー人数だけのデータで算出した数字なので、実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。

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JobSpringを上手に使用する方法を解説しているので是非ご一読ください。

凸版印刷の新卒採用の選考フロー

エントリシート・適性検査
 ↓
グループディスカッション
 ↓
面接(複数回)
 ↓
内々定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

しかし、グループディスカッションの倍率はとても高いとのことなので、重点的に対策をしておくと良いと思います。

当サイトでも、現役の外資系コンサルタントが実際に就活生時代に行っていたグループディスカッションの対策を解説している記事がありますので、ぜひ読んでみてくださいね。

WEBテストの形式はSPIで、内容は言語・計数・性格です。
SPIは、様々な企業で採用されているテスト形式のためしっかりと対策をしておくと良いでしょう。

また、「面接対策をしたい!」「ESのクオリティをあげたい!」という方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

就活コンサルタントによるES添削や模擬面接などのサービスをすべて無料で受けることができます。

また、「大手企業からの逆オファー」「1週間での早期内定」など様々なメリットもあります。

以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。

こちらの記事を参考にして自分に合ったサービスに登録してみましょう。

内定獲得のための必須対策

ここまで凸版印刷の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、凸版印刷から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

凸版印刷でのキャリアパスについて考える

凸版印刷の面接では、凸版印刷で取り組みたい仕事を具体的に話すことや、凸版印刷の未来の可能性について自分の考えを伝えることが要求されます。

凸版印刷の面接では、志望動機や入社後どういった仕事をしていきたいかを深堀されるそうです。
また、凸版印刷で活かせる自分自身の強みについても聞かれるそうです。

このような質問は、職種をしっかり理解しているか、凸版印刷の仕事を理解しているかを問うことで、志望度を図る目的があります。

前述した、OB訪問を活用して、実際に働いている社員の方々のキャリアパスを聞くことで、取り組みたい仕事を具体化していくことの重要度は高いといえます。

OB訪問をした際には、社員さんにも凸版印刷の未来について聞いてみるといいと思います。
実際に働いている方の視点から見た、凸版印刷の可能性について知れるいい機会です。

また社員の方々に会った際には、部署、業務、年次ごとに取り組む仕事などの情報を収集し、凸版印刷での入社後10年のキャリアを明確に語れるようにしましょう。

凸版印刷でなければダメだという明確な志望理由を示そう

他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。

そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。

志望理由を考える際は「なぜ印刷業界なのか」「なぜ凸版印刷なのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ凸版印刷を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が凸版印刷で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多い凸版印刷で内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、凸版印刷の求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

凸版印刷では、『 多様な価値観を持つひと達と力を合わせて、課題解決のために自ら考え挑戦しつづける』人材が求められています。

課題解決のために自らしっかり考え、周囲の人々と協力しながら挑戦をしてきた経験が活きてきそうです。

また、課題解決が自分がいる間だけのものでなく、その後も継続できるような仕組みを作っていると更にアピールになるでしょう。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

その他の気になる情報

凸版印刷の年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和2年の平均年収は678万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

令和4年706万円
令和3年700万円
令和2年678万円
令和元年681万円
平成30年664万円

凸版印刷の初任給

凸版印刷の初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給22万5000円
大学院修士課程卒/ 月給24万3500円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、凸版印刷の初任給は平均よりも少し低いといえます。

凸版印刷の評価

実際に凸版印刷で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

凸版印刷は、新しいことに挑戦でき、やりがいのある仕事ができる。
福利厚生が充実しており、有給が採りやすいことから働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、凸版印刷の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。

企業研究

Posted by paulowmigaki