【日本総合研究所の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2022年2月26日

日本総合研究所企業ロゴ

本記事では、日本総合研究所(JRI)の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、日本総合研究所から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、三井住友グループの総合情報サービス企業「株式会社日本総合研究所(以下JRI)」について解説します。

日本総合研究所企業概要

JRIは、シンクタンク・コンサルティング・ITソリューションの3つの機能を持つ企業です。

シンクタンクの機能としては、経済の調査分析や政府への政策提言を行い、コンサルティングの機能としては、経営戦略や行政へのコンサルティングを行い、ITソリューションの機能としては、情報システムの企画・構築などを行っています。

また仕事内容だけでなく、勤務地が東京のみであり、給与が高いことからも就活生からの人気が高い企業です。

そんなJRIの企業概要は以下のとおりです。

社名株式会社日本総合研究所
The Japan Research Institute, Limited
本社所在地 東京本社
東京都品川区東五反田2丁目18番1号
大崎フォレストビルディング
大阪本社
大阪市西区土佐堀2丁目2番4号
創立1969年2月20日
代表取締役社長谷崎 勝教
事業内容  シンクタンク
コンサルティング
ITソリューション
資本金 100億円
従業員数2,768名

就活ジョブジョブでは日本総研が属するシンクタンク業界の記事もご用意しております。

業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を確認するという意味で、就活において重要です。

ぜひご覧ください。

企業理念

未来を洞察し、デザインする

引用:日本総研「理念

今経営理念では、未来を「洞察」するとしています。
洞察とは「本質を捉え新たな観点を獲得する」という意味です。

つまり、不確定な未来に対して、本質的な価値を創出するために事業を展開していくということを指しています。

そして、「デザインする」という言葉では、「未来の問題を具体的に先取り解決する」という意味を表しています。

つまり、以上の企業理念は本質的な問題を、深く分析・研究して見えてきた潜在的な課題を先取りして解決していくという、JRIの姿勢を表しています。

将来性

JRIは、グローバルな視点から「次世代の国づくり」をスローガンに社会・産業を分析しあるべき方向性を示し、世界と共に発展する日本の発展に貢献しています。

実際に、民間の事業でなく、政策提言や産業創造、官公庁の経営支援など国に関わる事業も行っています。

JRIが行っているプロジェクトの一つとして、「地方創生の再構築」が挙げられます。

人口減少が本格化しており、さまざまな問題が発生している地方の問題を分析し、いかに対処していくか検討し、持続可能な地域モデルの構築を目指しています。

日本政府も地方創生を主要政策の一つに位置付けており、JRIはただ地方の人口を増やす施策だけではなく、人材のシェアやコンパクトシティなどさまざまな視点から地方創生実現のための提言をしております。

このように、日本政府の政策に直接関わっていることから、JRIの事業はとても安定しており、将来性も安心と言えます。

また、JRIはグローバル展開も積極的に行っています。

日本は、近年少子化の影響で市場が小さくなっていることから、多くの日本企業は世界進出を課題としています。

JRIはニューヨーク、ロンドン、上海、シンガーポールの海外拠点を活かして、そんな日本企業の海外進出をサポートしています。

SMBCが世界展開していく中で整えた金融インフラと、JRIのノウハウを活かして多くの企業にさまざまなソリューションを提供しています。

日本企業の海外進出需要はこれからも高まっていくことが考えられるため、JRIの事業への需要も高まることが考えられます。

求めている人物像

自分らしい「リーダーシップ」を発揮して、社会に変革をもたらせる人

引用:就活四季報2023

リーダーシップの形は一つではありません。
自分の性質に合った周りの人の動かし方があります。
JRIでは、このような個性を持った多様なリーダーシップが求められています。

そして、社会に変革をもたらすということは、仕事に対する「熱意」や「行動力」または「主体性」という素養が必要であると考えられます。

政策提言などもするJRIにおいて、社員一人一人の仕事は、今度の日本の未来に直結するものであると言えます。
このような裁量のある仕事をする上で、以上の素養は必要になってくるでしょう。

また、シンクタンクですのでやはり「論理的思考力」は欠かせないでしょう。

就職難易度(採用・選考状況)

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
(大学名の横にある数字は採用人数です)

文系
早稲田大学、慶應義塾大学、青山学院大学、上智大学、立教大学、明治大学、中央大学、東京大学、同志社大学、一橋大学、東北大学、名古屋大学、神戸大学、お茶の水大学、学習院大学、横浜国立大学、千葉大学、新潟大学、岡山大学、東京理科大学、立命館大学、日本女子大学 他
理系
東京理科大学、青山学院大学、芝浦工業大学、東京大学、大阪大学、筑波大学、早稲田大学、慶應義塾大学、中央大学、京都大学、明治大学、法政大学、関西大学、東北大学、東京工業大学、電通通信大学、都立大学、大阪府立大学、関西学院大学、立命館大学、上智大学、名古屋大学、神戸大学、横浜国立大学、名古屋工業大学、東京農工大学、千葉大学、茨城大学、富山大学、静岡大学、岡山大学、立教大学 他

参考:就職四季報2024

採用人数

また、男女別・文理別・職種別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(男)大卒(女)修士(男)修士(女)
20年48名31名36名4名
21年36名32名51名7名
22年52名44名40名8名
23年81名44名42名11名
参考:就職四季報2024年版

なお、総合職の男女別採用人数は以下のとおりです。

年度合計
20年119名84名35名
21年126名87名39名
22年144名92名52名
23年178名123名55名
参考:就職四季報2024年版

採用予定学科

全学部・全学科

引用:日本総合研究所24卒採用ページ「募集要項」

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)

東京142 大阪1

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)

ITソリューション135、コンサルティング・インキュベーション7、リサーチ1

引用: 就職四季報2024年版

多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

一方で採用大学を見る限り、偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

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JRIの新卒採用の選考フロー

ES提出・WEBテスト

面接

内々定

WEBテストの形式は玉手箱で、内容は言語・計数・性格です。
玉手箱は、様々な企業で採用されているテスト形式のためしっかりと対策をしておくと良いでしょう。

ボーダーはそこまで高くないとされていますので、落ち着いて解いていきましょう。

また、「面接対策をしたい!」「ESのクオリティをあげたい!」という方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

就活コンサルタントによるES添削や模擬面接などのサービスをすべて無料で受けることができます。

また、「大手企業からの逆オファー」「1週間での早期内定」など様々なメリットもあります。

以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。

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内定獲得のための必須対策

ここまでJRIの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、JRIから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多いJRIで内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、JRIの求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

JRIでは、「リーダーシップ」、「論理的思考力」、「主体性」のある人材が求められています

特に「リーダーシップ」を発揮したエピソードは必須であると言えます。

自分が主体的に動くことで、周囲の人を動かし挑戦・成果を出したエピソードを出すと良いでしょう。

また、求めている人物像にもある通り、個性のあるリーダーシップが尊重されています。

自分の性質が相手に伝わるような文章構成を推奨します。なお、就活ジョブジョブではガクチカ作成の記事もご用意していますので、是非参考になさって下さい。

自己分析を徹底する

JRIの選考フローは、面接が2回で内容は一般的なものです。

つまり、徹底的なESと面接対策が、合否に直結するということです。

JRIの場合、かなり深いところまで価値観に関する質問がくると想定されますので、自己分析は徹底するべきです。

自己分析の方法は様々ありますが、どれが正解かわからない、時間がかかるから嫌だという人も多いと思います。

先ほど紹介した、自己分析の記事ではコスパを重視した自己分析の方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

JRIではなければダメだという理由を明確にする

業界最大手でないJRIは、志望動機に関する質問が重点的に聞かれます。

JRIに限らず、「志望動機」を考える際はまず

業界>企業>企業でやりたい仕事」というように、段階を付けてそれぞれを考えていくことを推奨します。

まず「なぜシンクタンク業界を志望するのか」については、業界についての知見がどこまであるかを聞くことで、志望度を図っているとされています。

出版業界がどのようなビジネスモデルで、どのような職種があり、その職種でどのような素養が必要なのか、などを整理すると良いでしょう。

そして「なぜJRIを志望するのか」については、競合との比較をしていくことを推奨します。

最後の「JRIでやりたいこと」ですが、これは先ほどのJRIの志望理由と密接に絡んできます。

「JRIでなくともやれること」と面接官に映ってしまわないような、自分の経験などに基づいた理由を準備すると良いでしょう。

また、大きなビジョンを語るのも良いかもしれませんが、実務ベースでのやりたいことも考えておくと良いでしょう。

実務、職種などを明確に理解をするためには、会社説明会やOB訪問をすることをオススメします。

面接官からすれば、JRIの中の職種や業務の理解度が高く見えますし、この理解度は同時に志望度の高さのアピールにもなります。

以上のように、志望理由を準備することにより、エントリーシートや面接では優位に働くでしょう。

エントリーシートでは、直接的に「業界の志望理由」や「JRIの志望理由」という題目で聞かれていなくとも、これらを知るための質問であることはあります。

それぞれの質問が、志望理由のどの階層に対する質問なのかを読み解き、整理したものをぶつけていきましょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

JRIの年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

コンサル/インキュベーション職の平均年収は1,000万円〜1,200万円

経済調査などのリサーチ部門は750万円〜850万円

ITソリューション部門は780万円〜880万円

となっています。

花形であるコンサル/インキュベーション職は、他2部門と比較して高給ですが、他2部門も国内企業の平均年収を大幅に上回っています。

JRIの初任給

JRIの初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給22万1000円

大学院修士課程卒/月給24万7000円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、JRIの初任給は平均的であると言えます。

JRIの評価

実際にJRIで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

JRIは、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、JRIの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

また選考に向けて、「企業や採用情報を効率的に知りたい!」「オンライン選考の練習をしたい!」といった方には、JOBTVがオススメです。

スキマ時間に動画で情報収集できたり、オンライン選考は練習しているだけで、企業からの逆オファーもきちゃいます。

以下の記事で、JOBTVについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。