【NHK(日本放送協会)の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2021年12月15日

NHK企業ロゴ

本記事では、NHKの経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学についてもまとめており、NHKから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、公共放送を全国に届けている「日本放送協会(以下NHK)」について解説していきます。

NHKは、全国にあまねく放送を普及させ、豊かで良い番組による放送を行うことなどを目的として、放送法の規定により設立された法人です。

そんなNHKの基本情報は以下のようになっています。

社名日本放送協会
本社所在地 東京都渋谷区神南2-2-1
設立 1950年(昭和25年)6月
会長 前田 晃伸
事業内容  ・国内放送
・国際放送
・WEBコンテンツの発信
・放送と受信の進歩発達に必要な調査
・その他、放送法に定められた業務
資本金 なし
従業員数10,334人

経営理念

豊かで、かつ、良い番組の放送を行うこと。

それにより文化水準の向上に寄与すること。

引用元:NHKの基本理念

上記の企業理念は、次のようなことを伝えています。

これは、放送法第81条で規定されたものであり、“いつでも どこでも 誰にでも” 必要としている人へ確かな情報や豊かな文化を届ける“公共メディア”を目指しているということです。

将来性

最近は若者のTV離れが騒がれているために、将来性に不安を抱く方もいるかもしれません。

しかし、国民から徴収する受信料により安定した収入基盤のもと、次世代メディアなどにも挑戦し続けており、将来性も安心です。

また、NHKは国営放送であるためにTVを所持している世帯がなくならない限り、安定した受信料を得ることができるために民間放送局に比べて安定性があります。

将来性や成長性というよりは、安定性に就職活動の軸を置いている方にはおすすめです。

求めている人物像

公共メディアへの進化を目指すNHKでは、常に視聴者と真摯に向き合い、幅広い視野で専門性を磨きながら、「新しいNHKらしさ」を一緒に創り出していけるプロフェッショナル集団の一員=「公共メディア プロ人財」となれる人財を募集します

引用:NHK新卒採用サイト

NHKでは、「お客様のニーズを捉え、幅広い視野を持ちながら自らの専門性を磨き、新しいことに挑戦できる」人材を求めているといえます。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまでNHKの経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、NHKの採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

22年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

【大学院】
情報セキュリティ大学院大学、総合研究大学院大学、奈良先端科学技術大学院大学、北陸先端科学技術大学院大学

【大学】
早稲田大学、慶應義塾大学、東京大学、京都大学、上智大学、一橋大学、明治大学、中央大学、東北大学、北海道大学、東京工業大学、大阪大学、立教大学、東京外国語大学、筑波大学、同志社大学、日本大学、法政大学、名古屋大学、電気通信大学、立命館大学、九州大学、広島大学、神戸大学、青山学院大学、横浜国立大学、東京理科大学、関西大学、千葉大学、関西学院大学、国際基督教大学、学習院大学、愛媛大学、熊本大学、お茶の水女子大学、東京電機大学、芝浦工業大学、東京芸術大学、津田塾大学、東京農工大学、金沢大学、専修大学、明治学院大学、鹿児島大学、東北学院大学、東京都市大学、西南学院大学、南山大学、名古屋工業大学、新潟大学、大阪市立大学、東京学芸大学、東洋大学、福岡大学、成城大学、聖心女子大学、東海大学、成蹊大学、武蔵野美術大学、岡山大学、横浜市立大学、松山大学、九州工業大学、埼玉大学、室蘭工業大学、徳島大学、首都大学東京、日本女子大学、福島大学、山口大学、京都工芸繊維大学、國學院大學、静岡大学、山形大学、小樽商科大学、神奈川大学、愛知大学、東京女子大学、琉球大学、駒澤大学、佐賀大学、信州大学、豊橋技術科学大学、近畿大学、多摩美術大学、大阪芸術大学、宇都宮大学、香川大学、高知大学、三重大学、大阪府立大学、東京経済大学、獨協大学、北海学園大学、岩手大学、弘前大学、滋賀大学、長崎大学、帝京大学、富山大学、放送大学、龍谷大学、広島修道大学、神戸市外国語大学、大阪工業大学、同志社女子大学、奈良女子大学、茨城大学、宮城教育大学、中京大学、武蔵大学、福井大学、愛知教育大学、関西外国語大学、岐阜大学、高崎経済大学、山梨大学、神戸女学院大学、静岡県立大学、大分大学、島根大学、文教大学、北九州市立大学、亜細亜大学、久留米大学、宮崎大学、京都外国語大学、京都産業大学、釧路公立大学、広島経済大学、広島市立大学、甲南大学、国士舘大学、札幌大学、駿河台大学、大阪教育大学、大東文化大学、東京海洋大学、東京工芸大学、福岡工業大学、北見工業大学、北星学園大学、立命館アジア太平洋大学、流通科学大学、愛知学院大学、愛知県立大学、下関市立大学、学習院女子大学、関東学院大学、宮崎公立大学、京都府立大学、九州国際大学、九州産業大学、熊本県立大学、熊本学園大学、広島工業大学、桜美林大学、産業能率大学、城西大学、大妻女子大学、拓殖大学、鳥取大学、都留文科大学、東京造形大学、東京農業大学、東洋英和女学院大学、奈良県立大学、北海道教育大学、北里大学、公立はこだて未来大学、愛知県立芸術大学、愛知淑徳大学、旭川大学、沖縄国際大学、京都市立芸術大学、群馬大学、兵庫県立大学、長崎県立大学、甲南女子大学、高千穂大学、国際教養大学、国立音楽大学、山口県立大学、山梨学院大学、ノースアジア大学、秋田大学、上越教育大学、城西国際大学、神戸学院大学、椙山女学園大学、大阪経済大学、長岡技術科学大学、島根県立大学、東京工科大学、富山県立大学、福岡女子大学、宝塚大学、名古屋芸術大学、名城大学、明海大学

【短大・高専・専門学校】
青山学院女子短期大学、秋田工業高等専門学校、旭川工業高等専門学校、阿南工業高等専門学校、石川工業高等専門学校、一関工業高等専門学校、茨城工業高等専門学校、岩国短期大学、宇部工業高等専門学校、大分工業高等専門学校、大阪府立大学工業高等専門学校、大島商船高等専門学校、大妻女子大学短期大学部、帯広大谷短期大学、小山工業高等専門学校、香川高等専門学校、函館工業高等専門学校、鹿児島県立短期大学、鹿児島工業高等専門学校、国際高等専門学校、木更津工業高等専門学校、共立女子短期大学、岐阜工業高等専門学校、釧路工業高等専門学校、熊本高等専門学校、北九州工業高等専門学校、久留米工業高等専門学校、呉工業高等専門学校、群馬工業高等専門学校、高知工業高等専門学校、神戸市立工業高等専門学校、国際短期大学、北星学園大学短期大学部、別府大学短期大学部、浜松学院大学短期大学部、佐世保工業高等専門学校、サレジオ工業高等専門学校、尚絅大学短期大学部、自由が丘産能短期大学、上智大学短期大学部、女子美術大学短期大学部、鈴鹿工業高等専門学校、聖カタリナ大学短期大学部、仙台高等専門学校、高山自動車短期大学、津山工業高等専門学校、鶴岡工業高等専門学校、東京工業高等専門学校、東京都立産業技術高等専門学校、徳山工業高等専門学校、鳥取短期大学、鳥羽商船高等専門学校、富山高等専門学校、徳島工業短期大学、豊田工業高等専門学校、長岡工業高等専門学校、長野工業高等専門学校、奈良工業高等専門学校、新居浜工業高等専門学校、沼津工業高等専門学校、八戸工業高等専門学校、福井工業高等専門学校、福島工業高等専門学校、舞鶴工業高等専門学校、松江工業高等専門学校、有明工業高等専門学校、明石工業高等専門学校、松山短期大学、三重短期大学、都城工業高等専門学校、盛岡大学短期大学部、弓削商船高等専門学校、米子工業高等専門学校、和歌山工業高等専門学校、苫小牧工業高等専門学校

参考:マイナビ2024「日本放送協会(NHK)」

採用人数

男女別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(男)大卒(女)修士(男)修士(女)
20年187名167名0名0名
21年
22年
参考:就職四季報2024年版

また文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度文系理系
20年度244名110名
21年度
22年度
参考:就職四季報2024年版

また、職種別の採用人数は以下のとおりです。

年度総合職
20年度354名
21年度312名
22年度
参考:就職四季報2023年版

採用大学を見る限り、大学院・大学・短大・専門学校などさまざまな学校から採用しており、学歴フィルターがないことがわかります。

一方で、さまざまな学生がエントリーすることから、自分の色を出していく必要があります。

そのために自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図りましょう

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

NHKの新卒採用の選考フロー

エントリーシート
 ↓

一次面接(面接と適性検査)
 ↓

二次面接(面接等と論述試験)
 ↓

三次面接(対面またはオンライン)
 ↓

内々定

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

WEBテストの形式はSPIで、内容は言語・計数・性格です。
SPIは、様々な企業で採用されているテスト形式のためしっかりと対策をしておくと良いでしょう。

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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以下の記事では、各サービスの特徴とおすすめ点をまとめてありますので、こちらから自分に合ったサービスに登録してみましょう。

うまく使うことで志望企業への内定が近づくサービス


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内定獲得のための必須対策

ここまでNHKの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、NHKから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

なぜ公共放送なのかを明確に答えられるようにする

NHKを受けようと考えている方は他の民放を受ける方も多いのではないのでしょうか?

民間放送はスポンサーからの広告収入で大きな利益をあげることを目的とした営利組織です。

しかしNHKは公共放送局であり「非営利」を追及している組織です。

そのため、「他の民放ではなく公共放送局なのか「なぜNHKに入りたいのか」という理由を明確にして論理的に話せるようにしておきましょう。

1次面接からもここの深堀はされることもあるようなので、たくさん面接練習をしておくのが望ましいです。

また、このような明確な志望理由を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜNHKを選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分がNHKで働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

二次面接

内定者によると倍率8倍を超える選考における大きな難関です。

NHKの二次面接は面接官と学生の1対1で30分程度の面接を2回行います。
また同時に論述問題も出されるそうです。

この選考を突破するカギは、「情報をどのように切り取り、視聴者に伝えるか」という視点と、「なぜ公共放送なのか」を論理的に回答できるようにしておくことです。

この論述問題の対策のために、普段からさまざまなニュースにアンテナを張り、自分自身で考える癖をつけましょう。

しかし、さまざまなニュースにアンテナを張ることが大切と言われても

「エンタメやスポーツニュースはよく見るけど、業界の知識はどこで仕入れるのか」
「面接や設問で問われるような経済の知識は分からない」

といった方が多いと思います。

そういった方々に向けて、実際に僕が就活生時代に活用していた方法を中心に、皆さんにおすすめの情報収集手段について紹介した記事を書いています。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業で、受ける人の多いNHKで内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、NHKの求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

NHKでは、「お客様のニーズを捉え、幅広い視野を持ちながら自らの専門性を磨き、新しいことに挑戦できる」人材が求められています。

課題解決のために自らしっかり考え、周囲の人々と協力しながら挑戦し、やり抜いた経験が活きてきそうです。

その取り組みの際に、「自分がどのような想いで取り組んでいたか」「どれだけ努力をしたか」まで話せると、さらにアピールできるでしょう。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

その他の気になる情報

NHKの年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

大卒モデル年収では、30歳で530万円35歳で661万円(2020年度)です。 管理職については年俸制となっており、2020年度の基本年俸は、全国職員の場合、913.6万円(D1(課長クラス))、1,173万円(D5(部長クラス))、1,428万円(D8(局長クラス))などとなっています。

引用:NHK よくある質問集より

ちなみに、初任給は以下を参考にしてください。

NHKの初任給

NHKの初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給21万8360円
大学院修士課程卒/ 月給23万1360円

厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、NHKの初任給は平均よりやや低めといえます。

初任給と平均年収から、入社後数年での給与の伸びが大きいことがうかがえます。

NHKの評価

実際にNHKで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。

待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

NHKは、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、NHKの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

また選考に向けて、「企業や採用情報を効率的に知りたい!」「オンライン選考の練習をしたい!」といった方には、JOBTVがオススメです。

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以下の記事で、JOBTVについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。