【大林組の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

本記事では、大林組の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。
また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、大林組から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。
就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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企業概要
今回は、5大ゼネコンに名を連ねる、大林組につい手紹介していきます。

1892年に創業した大林組は、関西発祥のスーパーゼネコンです。
現在では本社を東京に置き、六本木ヒルズや東京スカイツリーをはじめとする、都内のオフィス街の建物を多く竣工しています。
品川では、リニア新幹線の新駅建設工事にも着手しています。海外における、太陽光やバイオマス、風力による売電事業なども行う大林組ですが、企業概要は下の通りです。
社名 | 大林組株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区港南2丁目15番2号 |
設立 | 1936(昭和11)年12月 |
代表取締役社長 | 蓮輪 賢治 |
事業内容 | 国内外建設工事、地域開発・都市開発・その他建設に関する事業、及びこれらに関するエンジニアリング・マネージメント・コンサルティング業務の受託、不動産事業ほか |
資本金 | 577.52億円 |
従業員数 | 9,026名(男性7,542名、女性1,484名) (2022年3月末時点) |
就活ジョブジョブでは大林組が属するゼネコン業界の記事もご用意しております。
業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を確認するという意味で、就活において重要です。
ぜひご覧ください。
経営理念
「地球に優しい」リーディングカンパニー
1 優れた技術による誠実なものづくりを通じて、空間に新たな価値を創造します。
2 地球環境に配慮し、良き企業市民として社会の課題解決に取り組みます。
3 事業に関わるすべての人々を大切にします。これらによって、大林組は、持続可能な社会の実現に貢献します。
引用:大林組HP「大林組基本理念」
大林組は東京あるいは日本だけでなく、世界にも事業の幅を広げています。
そして、その事業の規模はとても大きく、計画のスパンも長期的です。
そんな大林組の仕事は、技術による裏付けと、社員の誠実さの上に成立しています。
そして、規模の大きい会社だからこそ地球環境も視野に入れてこれに配慮し、関係者の幸福を実現しようとしております。
環境以外の側面からも「地球に優しい」企業を目指し、実践しようとしていることが、この経営理念から理解できます。
将来性

そんな大林組の将来性はどうでしょうか。
大林組は、スーパーゼネコンの枠組みを超えた取り組みを実施しています。
建築、土木、開発、新事業領域の4つの事業を携え、それぞれについて事業の拡大、グローバル化を推進しています。
ここでは、海外事業と新事業領域の2つについて説明していきます。
海外事業では、進出エリアにおけるローカル化の推進、ICT活用した品質の向上から、ローカルパートナーとの協働と、グローバル人材による収益力の向上をしています。
また、新事業領域ではエンジニアリングや再生エネルギーなどに従事しています。
エンジニアリングとは、建築や土木で立てたインフラ設備に対してプラスアルファの価値を付与することで、高度な技術力を要します。
工場などの生産管理部門や環境施設分野、土壌・水質汚染の調査、工事などを行なっています。
再生エネルギー領域は、建築、土木、開発の3本柱に加えて4つ目の柱として力を入れています。
具体的には、風力や太陽光、バイオマスなどのによる発電所を持ち、今後も地熱や小水力などの事業も開発するようです。
海外事業の拡大と新事業領域の開発により、大林組は今後も成長領域を多分に持っている企業であるといえるでしょう。
求めている人物像
ものづくりが好きな人、さまざまな業務にチャレンジし自らの可能性を切り拓きたい人
引用:就活四季報」
大林組は、ゼネコンという枠組みを超えた事業内容を持っています。
建築では開発・生産・研究から設計、そして土木や設備、エンジニアリングの各部門で、それぞれにさまざまな業務があります。
そして、何より世界に進出して事業を展開しており、日々の業務がチャレンジであると考えられます。
責任と規模の大きさから、本当にものづくりが好きな人でないと業務内容は少々厳しいものであるかもしれません。
だからこそ、ものづくりが好きで、チャレンジ精神のある人材を求めているのでしょう。
就職難易度(採用・選考状況)
ここまで大林組の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。
続いて本章では、大林組の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。
採用大学
23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
(大学名の横の数字は採用人数)
【文系】
(大)慶大4、上智大3、中大3、明大3、京大2、阪大2、神戸大2、名大2、同大2、立命館大2、青学大2、立教大2、成蹊大2、創価大2、横国大1、筑波大1、埼玉大1、早大1、関大1、関西学大1、津田塾大1、法政大1日大1、小樽商大1、 東北学大1、安田女大1、駒澤大1、城西国際大1、大阪教大1、日女大1、西南学大1、学習院大1
(短大)創価女子大学1【理系】
参考:就職四季報2024年版
(院)阪大10、東工大10、京大7、早大7 、東大6、九大6、関大6、神戸大5、立命館大5、明大5、芝工大5、名工大4、慶大4、東大 他
採用人数
男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。
年度 | 大卒(文系) | 大卒(理系) | 院卒(文系) | 院卒(理系) |
20年 | 51名 | 132名 | 1名 | 108名 |
21年 | 49名 | 127名 | 1名 | 113名 |
22年 | 50名 | 139名 | 0名 | 111名 |
23年 | 51名 | 129名 | 0名 | 145名 |
また、男女別の採用人数は以下のとおりです。
年度 | 男性 | 女性 |
20年 | 224名 | 54名 |
21年 | 229名 | 61名 |
22年 | 236名 | 64名 |
23年 | 241名 | 83名 |
採用予定学科
事務系:法、経済、商、経営、社会、外国語、総合政策 など
引用:マイナビ2024 大林組
技術系:土木、建築、機械、電気、都市工学、化学 など
事務職と技術職では、文系と理系学科それぞれが採用予定学科として設置されているようです。
おそらく、能力を認められれば学科問わず、各職の専攻に参加できるでしょう。
配属勤務地
22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)
【総合職】
首都圈28、関西9、東海4、九州3、東北1、札幌1、広島2、四国1、北陸1【技術】
参考:就職四季報2024年版
首都圈168、関西41、東海25、九州5、東北4、札幌3、広島4、四国2、北陸3
配属部署
22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)
【総合職】
総務・人事・法務20、経理・財7、営業企画推進14、不動產開発4、生産支援4、情報1【技術職】
参考: 就職四季報2024年版
不動産開発3、生產支援10、施工管理197、設計29、研究開発12、情報4
採用大学を見る限り、採用枠での学歴フィルターはそこまでないと言えます。
ですが、やはり採用人数が多い大学は、ある程度偏差値が高い大学がほとんどです。
しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。
自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。
当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
大林組の新卒採用の選考フロー

大林組のようなゼネコンでは、職種によってかなりの専門性が求められますので、それぞれで選考フローが分かれています。
大林組の場合、凝縮区分は7つです。
建築(生産・開発・研究)/建築(設計)、情報、土木、設備、エンジニアリング、機電、事務に区分され、それぞれの選考フローは業種によって異なります。
ここでは、建築の選考フローを記しておきますが、他の職種を希望する人は、HPの選考フローを確認しみましょう。
プレエントリー・会社説明会・リクルーター面談
引用:大林組「採用情報」
↓
応募書類提出
適性検査
専門試験
面接(+グループワーク)
↓
最終面接
↓
内々定
大林組の建築の選考フローはかなり特殊なものになっています。
これは、理系就職の場合、ゼミや研究室の教授等に推薦状というものを書いてもらい、事前にコネクションが形成されているケースが多いためのようです。
大林組では、職種の選考フローにおいてウェブテストを実施していますが、これは例年、テストセンターでのSPI試験が採用されているようです。
ボーダー自体はそこまで高くないとされていますが、だからこそしっかり準備をして臨みたいところです。
SPIは、多くの企業で採用されているWEBテストなので、しっかりと準備しておくことが大切です。
また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。
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内定獲得のための必須対策

ここまで大林組の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。
続いて本章では、大林組から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。
競合のスーパーゼネコンとの相違を理解しておく
ゼネコン志望者は、基本的に大林組だけでなく競合他社の選考にも参加することになると思います。
大林組や他のスーパーゼネコンでは、面接において、本当に就活生がその企業に入りたいかを確認しようとします。
これを確認するときに聞かれるのが志望動機です。
志望動機は、その企業のことだけを述べても良いのですが、ここで他社との比較ができていなければ、曖昧で説得力のない志望動機とみなされてしまう恐れがあります。
例年、職種を問わず「なぜゼネコンなのか」「なぜ他社ではなく大林組なのか」という質問を徹底的にされるようです。
この質問に対して、説得力を持って答えるには業界における大林組の強みや将来性などをよく理解して覚えておかなければなりません。
また、同時に他社の強み・弱み、そして将来性なども確認することで、説得力があり、面接官も納得のいく回答が可能になります。
そういった情報を集めるには業界研究がおすすめです。
業界研究をおこなうことで、業界の強みや弱みを知れるだけでなく、大成建設のまだ足りない部分なども見えてくるので、より大成建設について詳しくなることができます。
業界研究のやり方について、全くわからない人でも簡単4ステップで完璧な業界研究ができるようになる記事を書いています。
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求められる人材とマッチするエントリーシートを書く
人気企業で、受ける人の多い大林組で内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。
ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。
自己分析を行い自分の強みを明確にし、大林組の求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。
大林組では、「ものづくりが好き」で「チャレンジ精神のある人」が求められていると考えられます。
ものづくりを実際にした経験がなくとも、クリエイティビティを発揮した経験や、大きな挑戦をした経験を出していくとなお良いものになると思います。
また、他にも行動力や課題解決力がアピールできるであると、ゼネコンの社員としての素養があると見做される可能性があります。
また別に、「未来に向けた」話も用意しておくと良いでしょう。
大林組は、広い領域で規模の大きいものづくりをしている会社であるので、今までの経験を踏まえた上で、「そこでの学びを活かして大林組でしたいこと」なども考えておくと、面接などでの一貫性が生まれるでしょう。
就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。
簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。
【技術職】自分の研究内容と大林組の課題を結ぶ
大林組は、採用人数の大多数が理系採用、つまり技術職です。
つまり、この企業は技術を売っている会社であるという事になりますが、そんな技術職採用ではやはり、「自分の研究内容」について深ぼられることがほとんどです。
自分でどれだけ内容を理解していても、(面接官によっては専門の可能性もありますが)その分野の専門でない人に対して、伝わる説明をしなければ、面接という場においては意味がありません。
つまり、人に伝えることを前提として、研究内容をわかりやすく説明する準備をしておきましょう。
学科・専攻・研究室の選定理由をまず整理するところから始めましょう。
そして、その粒度を上げて、「研究理由」「どのように取り組んだか」、「方法」、「研究の結果がどうなったか」、「研究で身についたこと」を整理すると良いでしょう。
これらの項目で説明が整理できたら、あとは大林組の持つ課題を、自分の持つ能力・技術を持って将来的には解決に貢献できる、対応が可能である、ということをアピールしましょう。
その他の気になる情報
大林組の年収
就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。
有価証券報告書の調べによると、令和4年の平均年収は1025万円となります。
過去3年の平均年収は以下のようになります。
令和4年 | 1025万円 |
令和3年 | 1032万円 |
令和2年 | 1057万円 |
令和元年 | 1052万円 |
平成30年 | 1046万円 |
大林組の初任給
大林組の初任給は以下の通りです。
4年制大学卒/ 月給25万円
大学院修士課程卒/ 月給27万円
大学院博士課程卒/月給30万円
厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、大林組の初任給は平均より高めといえます。
大林組の評価
実際に大林組で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。
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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。
大林組は、福利厚生も充実しており、高収入であること、規模の大きさからやりがいを感じられる企業であると言えます。
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
今回は、大林組の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。
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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。
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