【三菱総合研究所(MRI)の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!
本記事では、三菱総合研究所(以下MRI)の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。
また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、MRIから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。
就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
また、MRIのようなコンサル企業の採用資料・採用説明動画を見たい方・難易度が同じぐらいの企業を見つけたい方は、JOBTVを利用してみましょう。
JOBTVは大手PR企業の株式会社ベクトルが開発した就活版Netflixです。
上記は掲載企業の一部ですが、上場企業を中心に大手企業の紹介動画から、選考ルートが用意されています。完全無料で、就活生は一度登録してみるべきサービスです。
企業概要
三菱グループのシンクタンクであるMRIは、コンサルティングとITサービスの2軸で展開しています。
コンサルでは、環境、エネルギーなどの大型案件を有しています。
そんなMRIの企業概要は以下のとおりです。
社名 | 株式会社三菱総合研究所 |
本社所在地 | 東京都千代田区永田町二丁目10番3号 |
創立 | 1970年(昭和45年) |
代表取締役社長 | 籔田 健二 |
事業内容 | シンクタンク・コンサルティングサービス ITサービス |
資本金 | 63億3,624万円 |
従業員数 | 4,235名(2022年9月30日現在、単体1,093名) |
就活ジョブジョブでは三菱総合研究所が属するシンクタンク業界の記事もご用意しております。
業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を確認するという意味で、就活において重要です。
ぜひご覧ください。
企業理念
三菱総合研究所は、豊かで持続可能な未来の共創を使命として、
引用:MRIホームページ「経営理念」
世界と共に、あるべき未来を問い続け、社会課題を解決し、
社会の変革を先駆けます
20年に創業50年を迎え、経営理念が刷新されました。
この理念は、創業以来MRIが成した社会課題の解決、携わった変革を踏襲しています。
MRIは日本の経済力や社会変革の力が低下していることを鑑みて、
日本のこれらの力を引っ張っていく存在として、事業を展開していこうとしています。
この企業理念は、そんなMRIの社会に対する責任と使命が表れているといえるでしょう。
将来性
MRIの成長事業には、ストック型事業、海外事業、DX事業の3つがあります。
これら3つについてまとめていきます。
ストック型事業とは、「仕組みやインフラを作り、継続的な収益を上げる」ことが可能な全般的な事業を指します。
MRIはシンクタンクとして、政策や市場から受けた社会課題解決をする中で、システムやサービスを提供しています。
例えば、電力の卸について、政策起点でこれに着手し、MPXという卸電気取引のためのオンライン情報サービスを開発し実装しています。
MRIはこのサービスを通じて、収益を継続的に上げることが可能です。
このようなストック型事業を、MRIは今後も積極的に推進するとしており、各取引先やパートナー企業と共同して体制を整備している段階です。
そして、海外事業ではアジア・中東を中心とした市場を開拓しています。
海外でのエンジニア確保やIT開発だけなく、現地の社会課題解決にまで手をかけ、日本国内での知見や経験を活用したコンサル機能を発揮していこうとしています。
海外事業に向けた人材確保や育成も現在進行形で行なっており、現地の需要に即したシステムやサービス開発、社会課題解決のための準備も同時に進めています。
最後にDX事業です。
MRIを中心とした企業グループの強みを活かし、課題解決のためのDX事業に注力する姿勢を見せています。
MRI、三菱総研DCS、JBS、INESの4社で協働し、それぞれの得意分野を調和したDX事業を見据えています。
今後は、政府によるデジタル化の需要も増加するとみられるため、AIやビッグデータ、クラウドなどの重点的なテーマを中心に、需要に答える体制を整えています。
求めている人物像
お客様の課題解決を通じて、より良い未来社会を実現(未来共創)したいという思いを持った方に、是非ご応募いただきたいと考えています。
引用:三菱総合研究所23卒採用ページ「よくあるご質問」
(中略)
自ら学ぶ成長意欲、考えぬく思考力、そして何より、より良い未来社会の実現に向けた熱意をお持ちの方と、お会いできることを楽しみにしています。
まず、前提として重視されているのは、社会に対して課題解決をしてより良い未来を実現したい、という意志を持っているかどうか、のようです。
政府系の案件にも強いMRIは、つまりは日本という国の動きと直結する仕事が求められます。
この企業としての立ち位置から、社員一人ひとりに信念・熱意を求めていると考えられます。
また、他の要素として「成長意欲」、「考えぬく思考力」があげられています。
経営方針内の重点事業についての同社の説明では、事業改革の中での人材育成が随所で記されています。
つまり、新卒の社員に対しても同様に成長を望んでいるというわけです。
考えぬく思考力は、思考体力と論理的思考力という分け方が可能でしょう。
最後まで熱意を持って課題に向き合い、思考力を発揮することが、シンクタンクでは何より求められます。
就職難易度(採用・選考状況)
採用大学
22年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
(大学名の横にある数字は採用人数)
【文系】
参考:就職四季報2024
(院)東大、京大 各2 阪大 1
(大) 東大 6 早大 3 京大、一橋大 慶大各1*計8枚
(院) 東大、慶大、京大 各6 東工、大阪大 各4 東北大、名大 各3 筑波大、早大各2 東京農工大、横国大、德島大、九大 各1
(大)北大、東北大 各1*計15枚
採用人数
また、男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。
年度 | 大卒(男) | 大卒(女) | 修士(男) | 修士(女) |
20年 | 2名 | 1名 | 25名 | 7名 |
21年 | 3名 | 4名 | 25名 | 10名 |
22年 | 6名 | 2名 | 25名 | 7名 |
23年 | 7名 | 7名 | 36名 | 10名 |
なお、総合職の男女別採用人数は以下のとおりです。
年度 | 合計 | 男 | 女 |
20年 | 35名 | 27名 | 8名 |
21年 | 42名 | 28名 | 14名 |
22年 | 42名 | 33名 | 9名 |
23年 | 60名 | 43名 | 17名 |
採用予定学科
全学部・全学科
引用:野村総合研究所24卒採用ページ「総合職 募集要項」
多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。
配属勤務地
22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)
東京(永田町41)
参考:就職四季報2024年版
配属部署
22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)
研究員・コンサルタント41
引用: 就職四季報2024年版
採用大学を見る限り、偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。
しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。
自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。
当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
MRIの新卒採用の選考フロー
ES提出・WEBテスト
↓
グループディスカッション
↓
面接(3回ほど)
↓
内々定
WEBテストについて、昨年度はSPIが採用されたようです。
テストセンターでの実施が例年されているようなので、対策を進めましょう。
また、「面接対策をしたい!」「ESのクオリティをあげたい!」という方には、就活エージェントの利用がおすすめです。
就活コンサルタントによるES添削や模擬面接などのサービスをすべて無料で受けることができます。
また、「大手企業からの逆オファー」や「1週間での早期内定」など様々なメリットもあります。
以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。
こちらの記事を参考にして自分に合ったサービスに登録してみましょう。
うまく使うことで志望企業への内定が近づくサービス
ジョブ兄が最もおすすめする就活エージェントです。上手く使用することで、就活を成功させることができます。大手やホワイト企業の紹介もあるので、登録しておくべきサービスです。
JobSpringを上手に使用する方法を解説しているので是非ご一読ください。
内定獲得のための必須対策
ここまでMRIの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。
続いて本章では、MRIから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。
グループディスカッション対策をしよう
MRIの選考フローには、選考の序盤でグループディスカッションが設けられています。
選考フロー全体でみた時の、前半にグループディスカッションがある場合、一般的にはこの段階で多くの応募者をふるいにかけ、人数を絞る機能があるとされています。
つまり、グループディスカッションの対策をすることは、MRIの選考を突破する上で必須であると言えます。
グループディスカッションはESや一般的な面接対策などと比較して、対策がとりづらいものです。
だからこそ、ここで付け焼き刃の知識で臨んだ人と、しっかりと対策を立てた人では大きな差がつきます。
MRIのグループディスカッションはかなり一般的なものですが、役割分担は禁止されているようです。
役割分担がない理由としては、発言回数の公平性を保つためであると考えられますので、自身の「論理的思考力」と「コミュニケーション力」の双方を発揮していきましょう。
自分のどこの部分をディスカッションを通してアピールできるかどうかを考え、その後MRIに向けた対策をとりましょう。
当サイトでも、現役の外資系コンサルタントが実際に就活生時代に行っていたグループディスカッションの対策を解説している記事がありますので、ぜひ読んでみてくださいね。
自己分析を徹底する
MRIの最終面接では、長所や価値観についての質問が多くあるとされています。
これらの質問に、適切に回答するためには事前の準備が必要です。
また、シンクタンクに必要な素養として「論理的思考力」がありますが、考えたからそれで良いわけではなく、それなりの会話のテンポが求められます。
頭のキレが見られているからです。
もちろん、最初から各質問に適切な文量とスピードで回答できるのならば、問題はありませんが、ほとんどの人の場合、事前準備がものをいいます。
MRIの場合、かなり深いところまで価値観に関する質問がくると想定されますので、自己分析は徹底するべきです。
自己分析の方法は様々ありますが、どれが正解かわからない、時間がかかるから嫌だという人も多いと思います。
先ほど紹介した、自己分析の記事ではコスパを重視した自己分析の方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
MRIではなければダメだという理由を明確にする
業界最大手でないMRIは、志望動機に関する質問が重点的に聞かれます。
MRIに限らず、「志望動機」を考える際はまず
「業界>企業>企業でやりたい仕事」というように、段階を付けてそれぞれを考えていくことを推奨します。
まず「なぜシンクタンク業界を志望するのか」については、業界についての知見がどこまであるかを聞くことで、志望度を図っているとされています。
シンクタンク業界がどのようなビジネスモデルで、どのような職種があり、その職種でどのような素養が必要なのか、などを整理すると良いでしょう。
そして「なぜMRIを志望するのか」については、競合との比較をしていくことを推奨します。
最後の「MRIでやりたいこと」ですが、これは先ほどのMRIの志望理由と密接に絡んできます。
「MRIでなくともやれること」と面接官に映ってしまわないような、自分の経験などに基づいた理由を準備すると良いでしょう。
また、大きなビジョンを語るのも良いかもしれませんが、実務ベースでのやりたいことも考えておくと良いでしょう。
実務、職種などを明確に理解をするためには、会社説明会やOB訪問をすることをオススメします。
面接官からすれば、MRIの中の職種や業務の理解度が高く見えますし、この理解度は同時に志望度の高さのアピールにもなります。
以上のように、志望理由を準備することにより、エントリーシートや面接では優位に働くでしょう。
エントリーシートでは、直接的に「業界の志望理由」や「MRIの志望理由」という題目で聞かれていなくとも、これらを知るための質問が問われます。
それぞれの質問が、志望理由のどの階層に対する質問なのかを読み解き、整理したものをぶつけていきましょう。
OB訪問についてはどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。
「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。
その他の気になる情報
MRIの年収
就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。
有価証券報告書の調べによると、令和2年の平均年収は1111万円となります。
以下、4年間の平均年収となっております。
年度 | 平均年収 |
2018年 | 941.7万円 |
2019年 | 993.4万円 |
2020年 | 1010万円 |
2021年 | 1111万円 |
MRIの初任給
MRIの初任給は以下の通りです。
4年制大学卒/ 月給23万6500円
大学院修士課程卒/月給26万8500円
大学院博士課程卒/月給30万9600円
厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、MRIの初任給は平均的であると言えます。
MRIの評価
実際にMRIで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。
社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。
待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。
MRIは、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
今回は、MRIの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。
また選考に向けて、「企業や採用情報を効率的に知りたい!」「オンライン選考の練習をしたい!」といった方には、JOBTVがオススメです。
スキマ時間に動画で情報収集できたり、オンライン選考は練習しているだけで、企業からの逆オファーもきちゃいます。
以下の記事で、JOBTVについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。
皆さんの就職活動を応援しております。