【住友不動産の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2021年12月27日

本記事では、住友不動産の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、住友不動産から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、不動産業界でも例年就活生から高い人気を誇る、住友不動産を紹介していきます。

住友不動産企業概要

住友不動産は、オフィスビルや商業施設の運営や、分譲住宅、戸建の売買を行う、不動産デベロッパーに分類される企業です。

特にオフィスビル事業に力を入れ、これによる利益率が高いことが有名である住友不動産ですが、実際には分譲住宅や一戸建ての売買まで、建物に関するあらゆることをしています。

そんな住友不動産の基本情報は以下のようになっています。

社名住友不動産
本社所在地 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号(新宿NSビル)
設立 1949年12月1日
代表取締役社長 仁島 浩順
事業内容  ビルの開発・賃貸
マンション・戸建住宅の開発・分譲
宅地の造成・分譲
海外不動産の開発・分譲・賃貸
建築土木工事の請負・設計・監理
不動産の売買・仲介・鑑定 ほか
資本金 122,805百万円 (2023年3月31日現在)
従業員数12,957名(2023年3月31日現在・連結

就活ジョブジョブでは住友不動産が属する不動産デベロッパー業界の記事もご用意しております。

業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を理解するという意味で、就活において重要です。

ぜひご覧ください。

経営理念

「信用を重んじ、浮利を追わず」

引用:住友不動産HP 企業理念

上記の企業理念は、次のようなことを伝えています。

不動産という、人や街に対して大きな影響力を持つ商材を扱う企業である以上、その責任も大きいものとなります。一方で、企業は商売をしているわけですので、利益を出すことが求められます。

住友不動産は、社会に対する責任を認識つつ、信用を得ることこそが、結果的に利益になるということを理解しています。

責任が伴うような規模の大きい仕事である以上、ステークホルダーに信用してもらうことこそが、真に自社にとっての益であると考えているのでは何でしょうか。

もちろん、自社の利益だけでなく、信用してくれる人や街に好影響を与えるべきであることは前提にあります。

将来性

住友不動産の強みは、なんといっても「オフィスビル事業」です。オフィスビル保有数は、都内に230超棟であり、これは都内においてno.1です。

東京の中心に行ってみると、至る所に住友不動産のオフィスビルが建っています。高層マンションといえば、住友不動産と言っても過言ではないでしょう。

また、分譲住宅事業も同社の強みと言えます。
全国、および首都圏における供給戸数はなんと6年連続のno.1を誇っています。

コロナ禍で下火となったオフィス事業で痛手を負ったところを、需要が拡大している都市近郊の分譲住宅で保管できる経営が可能です。

また、住友不動産は三井、三菱の2財閥に負けまいと、新規事業に対して貪欲に挑戦しています。
この点でも、新しいビジネスモデルが生まれた際に、将来的には他社に売上、利益で遅れを取ることはないでしょう。

求めている人物像

歴史をつくれ。

エネルギーで溢れる人が輝ける舞台がここにあります。

引用:住友不動産HP 採用メッセージ

住友不動産は当初、他社のような広大な敷地を持っていませんでした。

そのため、小規模の敷地に対して魅力的なオフィスビルを建てることにより、オフィスビル事業で他社に対して引けを取らない企業になりました。

現在でこそ、オフィスビルといえば住友不動産と言われますが、この背景には少なくない挑戦があったということです。

住友不動産はこれからも、自社を大きくした根源でもある、「挑戦」とそれを可能にする「エネルギー」を持つ人材を求めています。

もちろん、デベロッパーとして必要な「リーダーシップ」「信頼関係構築能力」といった側面も前提として必要とされるでしょう。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまで住友不動産の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、住友不動産の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
(大学名の横の数字は採用人数)

【文系】
(大)慶大3 東大2 阪大 早大各1 計4校
【理系】
(院) 京大 東大 慶大筑波大各1
(大) 愛知産大4 神戸大放送大各1
(高専) 徳山 熊本各2 小山 豊田 米子 有明各1
(専) 日本工学院八王子4 宇都宮日建工科 筑波研究学園 国際理工カレッジ 大阪建設広 島工大各1 計19校

参考:就職四季報2024年版

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(文系)大卒(理系)院卒(文系)院卒(理系)
20年16名8名0名2名
21年18名7名0名1名
22年18名6名0名0名
23年7名6名0名4名
参考:就職四季報2024年版

また、男女別の採用人数は以下のとおりです。

年度男性女性
20年24名2名
21年26名0名
22年24名0名
23年17名1名
参考:就職四季報2024年版

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)

東京21

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)

マンション事業部門6、ビル事業部門4、都市開発事業部門4、用地開発事業部門4、企画部門2、人事部門1

参考: 就職四季報2024年版

採用大学を見る限り、一定の偏差値の基準があるようですが、一方で高専からの採用もあるため、そこまでの学歴フィルターはないようです。

つまり、誰にでも内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

住友不動産の新卒採用の選考フロー

エントリーシート
 ↓

WEBテスト
 ↓

面接(2、3回)
 ↓

内々定

引用:就職四季報2024

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

WEBテストの形式は、玉手箱が採用されています。
科目は言語、計数、英語、性格の4つで、一般的なものとなっているようです。

また、住友不動産のウェブテストはテストセンターでの受験が必要となるようです。

テストセンターとWEB版では出題傾向などが微妙に異なるため、テストセンター用の対策をしっかりしておきましょう。

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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内定獲得のための必須対策

ここまで住友不動産の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、住友不動産から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

住友不動産でなければダメだという明確な志望理由を示そう

他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。

そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。

志望理由を考える際は「なぜ不動産業界なのか」「なぜ住友不動産なのか」「志望する事業は何か」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

住友不動産は、採用人数が少ない不動産業界の中でも、例年20名前後ほどの採用と大変狭き門(総合職)となっています。

他の就活生との差別化を図る意味でも、一次情報としてのOB訪問は大変有効です

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ住友不動産を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が住友不動産で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

人気企業でありながら、採用が少ない住友不動産で内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

そして、住友不動産のエントリーシートでの通過率は低いと考えられています。

選考ステップが少ない点から、エントリーシートとテストの段階でかなりの就活生がここで姿を消してしまします。

逆にいえば、エントリーシートの準備はかなり内定に近づけるチャンスであるといえます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、住友不動産の求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

住友不動産では、「エネルギー」のアピールが何より重要です。

自分が主導して人を動かして目標を達成したエピソードや、困難に最後まで粘り強くやり抜いたエピソードなどは、有効なものであるといえます。

バイタリティを持って、周りの人を巻き込みながら行ったという旨のエピソードであれば、よりアピールできるでしょう。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

業界についての理解を深める

かなり人数が絞られたエントリーシートとテスト後の選考である面接を見据えるという意味でも、デベロッパーについての理解を深める必要があります。

理由は、不動産業界の業務は他業界に比較してかなり厳しく、本当に不動産という仕事が好きでいてくれないと、離職してしまう可能性があるからです。

採用する側としては、このような事態を避けなければならないため、本当に志望度の高い人を残したいと考えます

そして、就活生側としてはこれを見越して、志望度の高さをアピールする必要がありますよね。

このアピールには、やはり業界への深い理解が前提となります。

OB訪問でいかに一次情報を得られたとしても、業界についての知見がなければ、面接では必ず見破られてしまいます

事業が多く、ビジネスモデルが分かりにくい不動産業界での選考では、他の就活生との差別化がここで出来るという考え方もできます。

他の人が知らないようなところまで調べ尽くしておきましょう。以上から、業界への理解はかなり重要であるといえます。

下の記事では、デベロッパー業界のビジネスモデルや将来性について説明しています。
業界研究に是非使ってみて下さい。

その他の気になる情報

住友不動産の年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和2年の平均年収は679.4万円となります。

過去5年の平均年収は以下のようになります。

令和4年667.4万円
令和3年669万円
令和2年679.4万円
令和元年661.5万円
平成30年649.3万円

デベロッパーにしては平均年収が低いと感じたかもしれません。
これは、一般職も含めた平均年収となっているからです。

総合職・技術職の社員は、他競合と同様の年収と言われています。

住友不動産の初任給

住友不動産の初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給25万円
修士卒・博士卒/月給28万円

厚生労働省の調査によると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、住友不動産の初任給は高いと言えます。

住友不動産の評価

実際に住友不動産で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

住友不動産は、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、住友不動産の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

また選考に向けて、「企業や採用情報を効率的に知りたい!」「オンライン選考の練習をしたい!」といった方には、JOBTVがオススメです。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。