【森ビルの就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2021年12月28日

本記事では、森ビルの経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、森ビルから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、不動産業界でも例年人気を誇る森ビルについて紹介していきます。

都市開発イメージ

森ビルは、オフィスビルや不動産賃貸、売買を行う不動産・総合デベロッパー企業です。

アークヒルズ、六本木ヒルズなどの高層ビルや、ラフォーレ原宿、表参道ヒルズなどの商業施設で有名な森ビルですが、実際の事業内容は多岐に渡ります。

そんな森ビルの企業概要は以下のようになっています。

社名森ビル株式会社
本社所在地 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー
設立 1959年6月2日
代表取締役社長 辻 慎吾
事業内容  総合ディベロッパー都市再開発事業
不動産賃貸・管理事業
オフィスビル・住宅・商業施設・ホテル・ゴルフ&リゾートなどの営業、運営管理
文化・芸術・タウンマネジメント事業
タウンマネジメント、美術館・ギャラリー・展望台・アカデミー・カンファレンス施設・   会員制クラブなどの企画、運営
資本金 895億円
従業員数1,639名

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業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を理解するという意味で、就活において重要です。

ぜひご覧ください。

経営理念

「都市を創り、都市を育む。」都市に広がる無限の可能性に挑戦する。

引用:森ビルHP トップメッセージ

上記の言葉は、森ビルの代表取締役社長である辻さんのメッセージの冒頭部分です。
森ビルは企業理念を公開してはいませんが、代表のメッセージから、経営に対する想いがわかる部分をピックアップしました。

このメッセージの真意は、森ビルの実践を見てみるとすっきりと理解できます。

「都市を創り、都市を育む。」という言葉は、森ビルが当初から一貫して行ってきたことです。

建物を竣工して終了ではなく、その後も街の魅力や、人への求心力を高める試みをしてきている点で、これが表れています。

ちなみに、このことを「タウンマネジメント」と称して、森ビルは六本木ヒルズを代表とする、ランドマーク的な建物を持つ土地においてこれを実践してきています。

壮大なことを成し遂げようとしてきていると、肌感でわかると思います。

つまり、森ビルの経営は、対象を街全体として、これに関わるすべてのステークホルダーやモノに対して、デベロッパーとしてさまざまなアプローチをしているということになります。

現在に至るまでの森ビルの事業が、この経営理念を表しているといえますね。

将来性

森ビルは、現在大きなプロジェクトを4つ持っています。

東京の六本木からアークヒルズ、虎ノ門ヒルズ、そして「虎ノ門・麻布台プロジェクト」です。今回は、直近特に力を入れている後ろの2つを紹介します。

「虎ノ門・麻布台プロジェクト」では ”ヒルズの未来形”として同区域において、あらゆる都市機能の揃った空間を創出するというものです。

具体的には、8.1haの土地に、オフィスビル、住宅、ホテル、インターナショナルスクール、商業施設から文化施設まで、これらを一つの場所に集約すると言ったものです。
2019年8月に竣工が開始し、現在でも進行中です。

まさに、夢のような空間を作ろうとしているわけですが、これだけではありません。

周辺の大学病院と連携したウェルネスプログラムを実施する試みをしていたり、ホテルは「アマン」とのパートナーシップで生まれた新ジャンルホテル「ジャヌ東京」を建てたりと、まさに革新的なまちづくりを構想しています。

このプロジェクトが完遂されたとすると、人はこのエリアに集まり、森ビル自体の収益も上がるでしょう。

また、このプロジェクトからもわかりますが、森ビルは地域の大学や企業と協働して、先進的な取り組みを実践しようとしています。

これからも、4つのプロジェクトを中心に、さらにその物理的領域も広げ、企業としての成長が期待されます。

求めている人物像

好奇心をもって街を歩き、さまざまな出来事に積極的に参加し、街の人々と会話を交わし、そのなかから自分の頭で考え、行動できる仲間と、都市の未来を創りたい。

引用:森ビル採用情報「トップメッセージ」

将来性で見えてきた、森ビルの先進的でクリエイティブな仕事ぶりをみると、とても納得感のある内容です。
デベロッパーとして持つべき要素の他に、好奇心積極性といったところがキーワードになってきます。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまで森ビルの経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、森ビルの採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

【文系】
(大) 東大 早大各4 慶大3 立教大 中大各2 京大 一橋大 北大 明大 青学大各1 計10校
【理系】
(院) 東大京大 東北大各2名 大横国大 神戸大 慶大 東理大 明大 法政大 各1
(大) 東工大日 大神奈川大 東京都市大 工学院大各1
(高専) 木更津2 *計16 校

参考:就職四季報2024年版

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(文系)大卒(理系)院卒(文系)院卒(理系)
20年20名0名6名9名
21年17名1名2名10名
22年13名0名8名16名
23年20名5名0名14名
参考:就職四季報2024年版

また、男女別の採用人数は以下のとおりです。

年度男性女性
20年22名13名
21年18名12名
22年26名11名
23年25名15名
参考:就職四季報2023年版

採用予定学科

全学科

引用:森ビルRECRUIT「募集要項」

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)

東京(港)31

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)

開発7、営業6、管理運営3、設計3、海外事業1、コーポレート(人事・広報・経理・総務他)11

参考: 就職四季報2024年版

多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

一方で採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

採用倍率

〇 昨年度の採用人数(見込):30名程度

〇リクナビ2022のプレエントリー数:4941名

引用:リクナビ2024「森ビル株式会社:採用情報」

森ビルの採用倍率は約165倍と算出できます。

これはリクナビのプレエントリー人数だけのデータで算出した数字なので、実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。

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森ビルの新卒採用の選考フロー

WEBエントリー 
 ↓
WEBエントリーシート提出
WEB試験
 ↓
グループディスカッション
 ↓
面接(複数回)
 ↓
最終面接
 ↓
内々定

引用:森ビルRECRUIT2023「募集要項」

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

WEBテストは、一般的なTG-WEB形式が採用されているようです。ボーダー自体はそこまで高くはないため、確実にここは突破したいところです。

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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以下の記事では、各サービスの特徴とおすすめ点をまとめてありますので、こちらから自分に合ったサービスに登録してみましょう。

内定獲得のための必須対策

ここまで森ビルの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、森ビルから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

グループディスカッション対策

森ビルでは、インターンと本選考どちらにもグループディスカッションが選考フローに設けられています。

そして、採用倍率が非常に高い森ビルにおいて、この選考段階で志願者のほとんどが落とされてしまいます。

例年、1グループ10名弱であらゆるお題について少ない時間が設けられ、ディスカッションしているようです。

内容は事前に送られてくるようですが、小手先の準備ではなく、グループディスカッション自体に対する対策をとったほうが本質的でしょう。

しかし、グループディスカッションの対策は容易ではありません。
一人でどうにかなるものでも、先輩に教えてもらうことも出来ないものだからです。

実践の場で訓練することが一番の近道ですが、それ以外にも対策の方法はあります

当サイトでも、現役の外資系コンサルタントが実際に就活生時代に行っていたグループディスカッションの対策を解説している記事がありますので、ぜひ読んでみてくださいね。

業界に対する理解を深める

森ビルだけでなく、これは不動産デベロッパー業界全体的に言えることですが、デベロッパーがどのようなビジネスモデルを持っているかを理解しておく必要があります。

デベロッパーは学生から例年大変人気があります。

そのため、とりあえず受けてみるという人とそうでない人を区分するときに、企業側としては業界への理解度が、これを見分ける要素になるというわけです。

エントリーシートでは、「志望動機」が問われているようです。
デベロッパーという仕事をよく理解しておかなければ、この質問には答えられません

まず、森ビルに限定せず、「デベロッパーとして何がしたいか」を明確にするために、そのビジネスモデルをよく理解しておきましょう。

下の記事では、総合不動産デベロッパーのビジネスモデルや将来性などについて説明しています。

総合不動産デベロッパーは他の業界と比べて、かなりビジネスモデルが複雑です。
しっかりと、理解をしておきましょう。

OB・OG訪問を積極的にする

これまで、森ビルの選考フローのファーストステップであるエントリーシートと、グループディスカッションに関しての対策を紹介しました。

次のステップである、面接ですが、ここから本格的にデベロッパーとして働けるか、熱意があるかなどが判断されることになります。

そして、森ビルは採用倍率がとても高いことから、ディスカッションを突破した後についても十分な対策をしなければなりません。

そこで、他の就活生との差別化をしなければ、選考を勝ち抜くことは不可能でしょう。
その差別化のためにOB・OG訪問はしておくことを強くオススメします。

面接では、志望動機や「森ビルでないがしたいか」などが聞かれます。

この質問は、単純に志望動機が知りたいわけではなく、あなたの本気度を測っていると考えられます。

ここで、具体性を持たない回答をしてしまうと、ミーハー受験だと思われても仕方ありません。

OB・OG訪問は一次情報として、森ビルのことを知ることが出来ますし、志望動機としてそのまま使える場合もあります。

志望度の高さをアピールする時に、訪問の話などを盛り込むことは、かなり有効かもしれません。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ森ビルを選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が森ビルで働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

その他の気になる情報

森ビルの年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和4年の平均年収は887万円となります。

過去5年の平均年収は以下のようになります。

令和4年887万円
令和3年878万円
令和2年866.9万円
令和元年888.9万円
平成30年871.8万円

森ビルの初任給

森ビルの初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給26万円
修士卒・博士卒/月給27万5000円

厚生労働省の調査によると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、森ビルの初任給は高いと言えます。

森ビルの評価

実際に森ビルで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

森ビルは、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、森ビルの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。